チャコちゃん先生のつれづれ日記

きものエッセイスト 中谷比佐子の私的日記

1万1千歩

2022年06月14日 08時45分40秒 | 日記
やったね!
ここ何十年1万歩など歩いたことがない
その昔日曜日の朝早く明治神宮を友人と歩いていた時は、この杜をくまなく歩くと軽く一万ぽは越えた。大体一時間30分
一年この習慣が続き私達は心身共に丈夫になった
にもかかわらず、その後はすぐタクシーに手を上げたり、シルバーパスをもらったのがよくてバスに乗る、ほんのひと駅でもだ
そして現在チャコちゃん先生にとって一万ぽは夢の夢だった

ああそれが出来た!

事の発端は神宮の杜に「ソーラー設置」という話を小耳に挟んだ
どこに設置するのかその予定を聞いたところ、神宮内苑だという
ここは加藤清正の下屋敷、のちに井伊直弼の下屋敷、その後皇室ご料地となったところ
そこには清正が堀ったという伝説の井戸がある。名水としてつい最近まではのむことも自由だったし、茶室の水としても使われていいた
更にはこの地下水は、湿地を作り池を作ったので、皇居の女性たちが田んぼを作り米を育てていたところでもある。然もこの水は渋谷川の源流にもなっていて、大川に流れ込み太平洋に出ていく

こういうありがたい水源を止めて、何故にソーラを設置する
肚からの怒りに駆られ、ついでに1万ぽを歩いてみようという野望も持って神宮内苑に到着
この時すでに3000歩

さて久しぶりの苑内は緑の香りいっぱい、一気に空気に味が出る
まず隔雲亭の茶室を覗く、昔着物の撮影に使わせてもらったところだから、隅々まで記憶がある。姉の主宰のお茶会もここで開いた
小高い所に建っていて、蓮池が一望できる、昭憲皇太后に明治天皇が進呈した茶室。昭和の空襲で焼けたあと再建築

楢の木などの照葉樹が多く、鬱蒼としていて守られている感じ、湿地帯に出ると今や満開の花しょうぶ、1800株あるという。この花が終わると水連が咲く、ほとんどの人がマスクを外してニコニコ顔で散策している

ここにソーラー?
冗談でしょ
ここの樹木1900本の内1000本伐採してソーラを据える計画

怒りに任せて歩き始めたが、緑に包まれ足も軽く1万歩、芝生で寝っ転がり疲れをとった


コメント
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