チャコちゃん先生のつれづれ日記

きものエッセイスト 中谷比佐子の私的日記

金と自由

2023年10月25日 16時27分54秒 | 日記

お金の世の中になって本当の「自由」は亡くなったと思う、そう死んだのだ

お金があれば何でもできるという時代になって

お金を得るためにみんな不自由になってしまった

 

日本人はというより、今の時代は金がすべてを牛耳っていることに気が付く

お金を稼ぐために伝統文化は消されている

最近電車に乗り田舎に行けばいくほど、昔の畑にソーラパネルが整然と置かれている

畑で作物を作る作業は消されてソーラーパネル設置のため畑を差し出している

畑で作物を作るより手間がかからずお金になるのだと聞いた

畑が無くなれば作物を育てる人がいなくなり、作物は消えるので輸出を余儀なくさせられる

 

日本には地産地消という美しい習慣があった、だがそれな今はほとんど見られない

遠い外国の作物を輸入し、近くの土地にはソーラパネルで現金収入をもくろむ

車で移動していると見えないものが、在来線での移動で見えてくる

 

こうして技術や思いまでもが次の世代につながらなければ、伝統や文化はこの国から消えていくだろう

農業ではその姿が著しいが、実は昭和の終わり、バブル真っただ中のころから、着物の世界にははっきりと伝統と文化の代わりに「金」が大手を振っていた

大東亜争敗戦から二年目大麻の栽培が禁止され、神社各地は一斉に石油繊維のしめ縄に代わった

大麻を育て、その茎から繊維を作り、残った芯は粉にして壁を作ったり紙を作る、大麻は夏は涼しく冬は暖かい繊維として庶民に愛されていたが、石油繊維に代わり、茎から繊維を作りそれを糸にする技術が絶えそうな気配だ、これを労働と決めつけて、機械が勝手に繊維を作る工場に人手は取られていく。こうして縄文時代から続いた技術が消えていく。

これは一例でこういう形で地球から文化や伝統が消えていけば「人」はいったい何をするのだろう?


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