60歳 還暦
70歳 古希
80歳 傘寿
88歳 米寿
90歳 卒寿
99歳、またが100歳 白寿
生まれてから成人するまで、とくに一通りの十二支が回る13歳まで、子供の祝いは数々ある。大人たちが温かい目で子供を見守り、その成長を神に感謝するため氏神様にお参りする
国を作るには人が必要、子供は特に国の宝としての存在だから、両親に限らず、親戚だけでなく、周りにいる大人たちもかかわって見守る。みんなが子供を大事にしてきた
それと同じように、我が国の人々は還暦を過ぎた年配者たちを敬愛の意味を込めて祝ってきた。
三十年近く前「婦人公論」に冠婚葬祭マナー百科というぺージをもっていて三年間毎月連載していた。
さいきんその記事を読み直してみると、とくに長寿の祝いについての認識が全く違う。50代から見た長寿、どういう祝いをしたら喜んでもらえるかなどのマナーを書いているが、その頃の長寿の方々に取材した。戦争で苦労なさった方々がおおかったので、やりたい事が出来なかった、行きたいところに行けなかった、見たいものが見られない生活だった、聞きたいことがいっぱいある。などの話が取れた
その話をもとにして、こんな音楽会にお連れするといいとか、少女が着るような雰囲気のパジャマプをレゼントしてみては?一流の料亭での宴会の提案などしている
現在には全く通用しない
それは私自身が長寿の祝いの真っただ中にいるから、自分自身がやりたいことがその当時の方と違う、また同級生などに聞いてみると、行く、とか見るとか知る、遊ぶというより、自分の話にしっかり耳を傾けてほしいという人が圧倒的だった
それも話を押し付けるのではなく、淡々と自分の体験を伝えたい、自分自身のことではなく、自分が生きた社会を語りたい
いろいろ考えさせられる長寿の祝い
冠婚葬祭の中で「長寿のことが抜けている」ほんまや。チャ子ちゃん先生が長寿の仲間なのに、その項目がすっ飛んでいて、昨夜慌てて書き下ろした
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