チャコちゃん先生のつれづれ日記

きものエッセイスト 中谷比佐子の私的日記

日本人の資質

2020年03月15日 09時21分12秒 | 日記
昨日早朝雨の中、近くのドラッグストアに人の列「何?」とと若いお嬢さんに聞くと「マスクの入荷です」
いやはや、自分で作れないのかなあ?当方でもマスク売ってるけどね!と独り言言いながらその場を通り過ぎ電車の乗る
みーーんなマスク、ますく。チャ子ちゃん先生だけがマスクをしていない車両だ
「安心だわみんながマスクしていて」と思う横着なチャ子ちゃん先生

今ヨーロッパでは急激にコロナ旋風が吹き荒れているという、死者も何人か。二週間ほど前までは「日本人怖い」と飛行機や電車で日本人と同席になると、すくっと立ち去っていた国の人々も今は「日本が一番安全」と言っているらしい
外国に住んでいる友人からのはなし

全世界を巻き込んだコロナ様、正しく戦争状態
これからもっとでんぐり変わるほどに世の中が変わりそう

敗戦前後の母たちの過ごし方を思い出す。家を焼かれ親戚の家を巡回し、海軍の宿舎((敗戦後は軍人はいない)に家族6人がやっと一つの家で暮らせるようになったのは敗戦一年後、狭いから家族の顔がいつもまじかにあってうれしい。

生活の苦を全く子供に感じさせない親たちの胸襟、これが日本の親の子育ての基本だったのだろうか
男はそうはいかない。兄は鍛えられていたらしい。男として生まれたからには、家族の長となるべく責任感を植え付けていたようだ。姉たちは家族の健康を守るための料理や繕いなどの家事を他人の家のものまでやらされていたという(後で姉たちに聞いた)年端もいかない末っ子は遊び惚けているのが親孝行。だから子供たちは元気だ。

幸い父の生業のおかげで食料には事欠かず、それを母は近所の人たちに配っていた。備蓄するという考えはなく、家族の分があればそれ以外の物は必要としている人にすべて配る

これって日本人の根底にある「おもてなし」なのではないか

いまマスクをするのは「自分が助かりたい」というのではなく「相手にうつさないようにしよう」という気持ちの方が強い気がする。これもおもてなしだ

先人たちが敗戦の後に残した、助け合いや、おもてなし、子供たちを元気に遊ばせるという姿が、今一番求められているのかもしれないなと感じる

日本人はあの未曽有の敗戦後をくぐり抜けた民族だ
そのころを知らない国民の方が多いが遺伝子として残っている

日本人としての誇りをもって日々暮らすことが求められていると思う(と自分に言い聞かせている)


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