チャコちゃん先生のつれづれ日記

きものエッセイスト 中谷比佐子の私的日記

捨てる

2024年08月19日 09時40分25秒 | 日記
捨てるということができない世代のチャ子ちゃん先生
それでも
「あんたはよく捨てるね」
と先輩たちにお小言を頂戴していた
原稿用紙をくしゃくしゃと丸めて捨てる
「消しゴムがあるだろう?消して使え」
「それより前にきちんと頭で考えて書けば書き直さないで済むでしょう」
などなど細かい注意を受けて育ててもらった
その時のトラウマがいまだにあって
「捨てたら叱られるんではないか?」

叱る人もいない今、まだその恐怖があり「モノ」を捨てられない
捨てられないのだから買わないことにしたらいい
そう思って買うときはよく吟味し本当に欲しいものを購入する
そうすると今度は愛着が出てなかなか捨てられない
結局捨てられないのでモノがたまる

断捨離という言葉は受け付けられないが、時として思い切り捨てる必要がある

引っ越しの時持ち物の70%は処分した
書籍のほとんどを引き受けてくれる人があり、「コスモスきもの図書館」を作るのが夢だったけど、それはあきらめた
什器も先般地震で亡くなった市中祐佳さんの輪島塗だけ残してあとは差し上げた、遺品になってしまった
きものも持っているタンスに入る数だけ残した

お茶道具は姉が亡くなり稽古をすることもなくまた場所もないのので、二人の茶道の先生にすべて引き取っていただいた

洋服も捨てがたいブランド物だけ、靴は何と4足
ああすっきり!
しかししかし捨てられないのが書きかけの原稿,写真や資料の累、これで倉庫を借りる羽目になってしまった

この夏休み多くを捨てるつもりだったが、あくまでつもりのまま休みが終わった




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