昨日から毎晩の「チャ子ちゃん先生のお考えっ!」というYouTubeが再開
20時30分というゴールデンタイムに毎晩40人以上の方が集まってくださる
みなさん「日本が好き」「日本を誇りに思いたい」という方々ばかりなのだとひしひし感じる
着物が教えてくれる多くの日本の文化
当たり前だ、つい70年前までは日常着が着物だったのだから
明治生まれの母は毎日着物だった
寒いと着物を重ねてだるまさんのようになってた。現在のように暖房器具が発達していないので、人のいない部屋に行くと寒い。シンシンと冷える
ただいきなりお客様がいらっしゃるという家庭だったので、いつもだるまのようになっているわけにはいかず、そこで考えたのが真綿を入れた羽織や、背中に背負い真綿を入れたりしていた
カッコをつけたい年頃の娘はそういう母を見るのが嫌で、「もっときちんとしてくださいよ」とグー垂れていた
父に「あなたの奥さんにはもっとちゃんと装ってほしい」と言い付けたら
「暖かい格好してみんなのために立ち働いているのにどこが悪いんだ!」
「お父さんはすぐひいきする」ぶつぶつぶつと引き下がらざるを得ない
そして今思うに
年齢を重ねると寒さが堪える、ネルの下着をつけた母を嫌悪していたのに、今チャ子ちゃん先生ネルの湯文字や肌襦袢を作ったりしている
今ごろ母の気持ちがわかるのと同時に、着物の暖かさに恐れ入る
夏は身八つ口から入る風が涼しいのに、冬はそれが温かい。この不思議さは何だろうと思うことから、絹の尊さを知ったのだが、昨日「蚕を化学する」という学者たちの書いた本が届いた
やはり蚕の命のありがたさが着物のありがたさになることが分かる
時々こういう方がいらっしゃる
「蚕という動物を殺して作る絹の着物は着ません」
命を大切にするからこそ一ミリも捨てない裁断で着物が出来ているのだが、そういう説明にも耳かさない方がおられる
そういって大麻や苧麻、木綿の衣類に身を包んでいらっしゃるが、それもその方の生き方なのでジャッジはしない
しかしそうおっしゃって石油繊維の物を身に付けている方は、蚕の命は守っているけど、ご自分の命を粗雑にしていると思う
さあー
世の中の価値観が一気に変わるこの年、自分自身の命をしっかり整えるときが来たと感じる。知恵の詰まった着物はやはり日本の未来を作るな
今日も又こういう話を「チャ子ちゃん先生の考えっ!」YouTubeでお話しさせていただくつもり
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