秋櫻舎ご用達のカラヤンことカラス
「おはよう」
「かー」
「元気?」
「かあー」
少し鳴き声替えて返事をする
スカイガーデンのペンスがお気に入りでよく止まっている
ある時玄関先に来て
「カーカーカー」とうるさく鳴く
「何がそんなに悲しいわけ?」
「かーかーかーかーかー」
「お願い日本語で言ってよ」
「かーかーかー」
遠くのマンションの屋根にもカラスが集合し鳴き叫んでいる
「何か起きるんかしら、鎮まったね」
と話し合ってしばらくしたらいきなり揺れた
そうあの大震災の日
それからカラヤンの鳴き声に注意をするようになった
「かーかー明日は雨だよ」
「カーカー何か事故が起きるよ」
どこでどんな事故か言ってちょうだい
「カーカー人が死ぬよ」
誰なのか言ってちょうだい
こんな会話?をしているうちカラヤンはお相手を見つけて連れてきた
そして目の前で愛の接吻を見せつける
「良かったねお相手見つけられて、そうだ名前はマリアカラスにしようマリア夫人ようこそ」
「がー-がーかあー」
二人はハモッテお返事して飛び立った
実はカラスは4000語の言葉があるらしい、鳥の中では一番賢く、その土地の浄化もするし、死者を送り届けるということも、神代の時代から神の使いとして君臨しているという
明治神宮の杜ではカラスが集団で右にまったり左に転回したりしている姿をよく見かける、それは神事なのだそうだ
そういえば京都の廓育ちの安藤孝子の喪服には下前にカラスの刺繍がしてあった。聞くと
「昔からの言い伝えで八掛に縫いをしたのもあるえ」
死者を送る儀式だそうな
カラヤンのことば習わなあかんわ
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