「きもの解体新書」の最後の校正を昨日終えた
著者が面白いと思うものってあまり当たらないらしい、つまり世の中のニーズに合っていないのだそうだ
確かにいままでも「書きたいことを書いてきた」という姿勢だったので、古い本も今読み返しても面白いけど、その当時のニーズにはあわなかった
ニーズってな――に??
「人が欲しがってるものをよく調査してそこに向けた内容で書いた本は売れる」
となんとか経済学を研究している人にアドバイスされた
「では今どういうものが求められているの?」
「着物関係でしょう?」
「ですね」
ややあって
「着付けの手順とか、組み合わせ、着物を着ての作法、古着の活かし方などが上位だったよ」
「無理ね、そういう内容だったら書ける方はたくさんいらっしゃる、そういう方に任せればいい」
彼は両手を挙げて
「好きにするしかないね」
自分がこういう内容の本を書きたいと思ったときは
とにかく今次の世代に知らせておかないと、日本の技術や文化が消えていくという想いが強くなったとき
だからニーズなど関係ない、とにかく今書いておかないとーーーと突き動かされるの誰の為かと言われればおこがましいが地球未来に向けて(キャー言ったね!)
昨日も「参考文献も最後の書いておいてください」と編集者のメモがあったが、チャ子ちゃん先生現場取材で書いているので、参考文献というのはほとんどない。研究資料を使わせていただいたりした団体や、大学の教授の本を挙げておいた
そういえば
今行われている「オンラインスクール」でも借りてくる資料無し、だってみんな取材をしそれによって感じたことをまとめている。着物の着方だってそうだ、チャ子ちゃん先生自身の着物の着方の工夫をお話しするしかない
それにしても
全編をしっかり読み返してみてやはりおもろいよ
そして次に書きたいたいことがもうわいている。そちらの取材に向けて動き始めた。死んでなんていられないな、もう少し書くことが在るもの、ニーズは無視
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます