チャコちゃん先生のつれづれ日記

きものエッセイスト 中谷比佐子の私的日記

ほんとうは問題などない

2024年01月29日 10時27分43秒 | 日記
「誰にも問題がない」という時代がついそこまできていると感じる
令和の大嘗祭のが近づいたとき、大麻の研究家そして舞台演出家でもある「長吉秀夫」さんが
「チャ子ちゃん先生大嘗祭に使う大麻のあらたえと絹のにぎたえについての本を出版しませんか?」
と声かけてくださった
「願ってもないことよやるわ」
と三年がかりで取材

その前に大麻についての様々な取材を長吉さんとしていたので、この提案は嬉しかった。私とは違った角度から大麻と絹の研究をしていた安間信裕さんとの共著(電波社)

大麻を追求していくと古事記になり、そのとき瑞穂の国に降りてきたニニギノミコトに付き添った忌部と中臣(のちの藤原家)の理解が必須、とくに忌部一族の働きがこの大嘗祭に深く関係している

忌部といえば徳島阿波が本拠地、海の忌部山の忌部がありそのどちらも大嘗祭に中心的働きを古代からしていた

チャ子ちゃん先生はまずどうして、大麻で織った「あらたえ」がこの徳島阿波の国から出ていくのかが不思議で、それを解明するうち、古事記の舞台は阿波だったという物的証拠をいくつも持つ徳島の三村隆範と出会い取材をした

そして分かった、激しく理解した、この地で大麻を栽培しモノと高天原のエネルギーを宮中に届けることが何より大嘗祭に必要なのだ

そして日本の神々たちは毎日が生産の喜び、それぞれが常に楽しみを生み出し、あなたのし、あなうれし、あなおかしと苦のない生活を編み出していた
本来苦はない

天の岩戸に隠れた天照大神が、外の神々たちがあまりにも楽しそうに踊り飲み食いしながら歌っているのに「あらたのしそう」と戸を少し開けて覗いたら、
待ってましたとさーと戸はあけられた
「まさしく踊る阿呆に見る阿呆ね、踊らなソンソン、阿波踊りはこれから来てるのかしら」
この岩戸開きから「問題」はなくなったのだ

問題があっても、苦と感じていても、本来は何もない

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