チャコちゃん先生のつれづれ日記

きものエッセイスト 中谷比佐子の私的日記

未だ断水

2024年01月28日 08時46分42秒 | 日記
元旦地震の輪島では断水で電気も来ないということを受け、一月5日に生存確認できた知人のところに、体を温かくするものを送った
宅急便の方に聞いたら個人配達はできない、避難所にしか荷物は運べないということ
中越地震の時も、東北の時も、また前の能登地震の時もみんな個人配達はできた。なぜ?この度はいくつものなぜ?が多い
とくに東北の時は罹災者から
「個人に直接送ってください、避難所あてに送っても届かないケースがたくさん出ています」
という電話をもらっていた
今回は郵便の方は個人配達を引き受けてくれたので出荷、

なんと昨日3週間近くたってお相手に届き電話をいただいた
しかも郵便局まで取りに行くという面倒なことだったらしい

電話が通じたので長時間あれこれ様子をうかがった
特に朝市通りには一歩も入れないほど厳戒で、生存者の安否はもちろん、瓦礫に埋もれた家の中のものを取り出すことさへ出来ないのだという
しかも撮影禁止

そのうえ未だ断水
「水が生活する上にどんなに大事なものかが今さらながら思い知る
そして今までの生活に感謝して、今この不自由な生活の中で、生きていることの幸せをかみしめて毎日生活をしている、チャ子ちゃん先生のFBで真っ青な東京の空を見て元気もらっています」
とまで言ってくださる

共通の知人でもある市中祐佳さんの安否も声を落とし、私の心情の方をおもんばかって、彼らが得た情報を話してくれる

この寒空積雪の中で、与えられた環境を憎むことなく、受け入れその中で「いまここ」を過ごしている姿にこちらの方の姿勢が正される

公的な援助は後手後手だけど、罹災者の方々の
「命をいただいた者がそれぞれの場所で復興に向けて生きていこう」
という思いで助け合っているのだそうだ
これが日本人の「民度の高さ」なのだと胸を突かれた

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