足並み

歴史は時折全ての物事が申し合わせたように一気に足並みを揃えて
動き出すことがよくある
今の時代がそんな時代のように思う

其れをどう捉えるかは人それぞれなのだが
経済が一気におかしくなっているし
世界の指導者の入れ替わりも一気に起きている

足並みをそろえるというと
かの国の軍隊の歩き方を思い出す
昔日本でも軍人華やかなりしころ
おいちにおいっちにと足並み揃えて歩いていた

子供達も其れを真似て小さな足を揃えて歩く
終戦特集には良くテレビで学徒動員の足並みそろえた後進姿が映し出される
リズム感が合って綺麗だ

しかし最近は足並みが揃わない
オリンピックの入場行進でもみんなバラバラ
足並みが揃いすぎても恐怖が募るが
全くバラバラだと薄汚れた雰囲気になる
人間の感じ方は不思議なものだ

今耳を澄ますと
世界中が一つの方向に足並み揃え始めてきたような音がする
それは決して恐怖ではない
みんなの潜在意識がある一点を目指して動き始めたと思う
そのある一点は愛の方向ではないだろうか

何世紀にも亘って人は競争をしてみたが
競争には終わりが無いことに気がつき始めた
競争やねたみや憎しみ権力の行使などなど力をどんなに誇示しても
それで一番になれるわけではない

それよりみんな同じ
動植物もモノも空気も太陽も星も月も
みんな仲間で愛を持って接することで更にその愛が膨らんでくる

そういう感覚を先ず日本人が3・11の災害で感じ始め
其れが世界に静かに流れていっている
もう少し時間がかかるかもしれないが
でも足並みは確実に愛に向かっている

或る日一気に動くのではないだろうか

昨日フエイスブックの秘事を教わっていて
宇宙がそのように導いているのではなく
もちろんそれもあるかもしれないが
人の意識がそちらに向かっているのだということが分かった

とてつもなく不思議な時代に居るが
実は縄文時代よりアナグロ志向かもしれない
アナグロというのは
一人ひとりが自立しないと成り立たない

オモロイ時代だぜ