先日の野球についてもう一言
確か満塁でツーアウト、ツーストライク、スリーボールで監督はすかさず、全く迷いもなく大谷を降板させた
「勝ち」を取るには当たり前だろうけど
評判のピッチャーだ「最後の一球」に渾身の力を振り絞ったストレートで三振にしてほしかった。はらはらしながらもそういう姿を見たかった!見せてほしかった!それだけ力のある選手なんでしょう?
そういう場面は広島カープの優勝の時江夏がそれをやった。全く同じ場面、しかも優勝が懸かっている。古葉監督は表情一つ変えず江夏に続投。あの涼やかな顔も印象に残っている
監督は選手の性格をしっかり把握し、窮地に陥ったとき力を発揮する選手、逆に委縮してしまう選手を見極めて、チームを率いていたのだろう。人の内面、自分の内側をよくわかってないと出来ないよな
最近野球が面白くないとチャ子ちゃん先生は思っているが、これだった!
打ち合いだけのお祭り騒ぎになっているから全く面白くない。いやその方が面白いという人も多いだろう。からっとして結果が分かりやすい
此れってあらゆる場面にあることだ
結果は早い方がいい、その途中の経過を楽しむという感覚は少なくなっている
勝ち方教えます
稼ぎ方教えます
富豪になる方法教えます
痩せる方法おしえます
美しくなる方法を教えます
この薬を飲むと頻尿が治ります
この薬で男としてよみがえりました
などなど世の中は早い結果が出る方法を教える人があふれていて、そういうセミナーには人が押し寄せる
地道に一歩一歩自分で学び成長してしっかり根を生やしていくというのが、本来の日本人の生き方だったけど、結果が見えないと不安、結果がどうあろうと今やるべきことに集中する、そういう気概がいろんなところから消え失せてしまっているのだなあ、と久しぶりの野球を見て感じた次第
だから悪いではなく、其れも時代なのだろう
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます