この季節になると「中野裕弓」さんとのおしゃべりに横浜に出向くことが多い
おしゃべりも楽しみだが、山下公園のバラの美しさをそぞろ歩いて鑑賞するのも一つの楽しみ、それに中華街、時にニューグランドホテルのナポリタンスパゲッテイ―。花と団子付き
バラを堪能しながら語り始めると話題が尽きない。しかし裕弓さんはまだ病後の体余り長居は禁物と自分を戒めている
昨日はもう一人のお仲間嶋田恵子さんも同行
お二人は猫好きで、愛猫をあちらに送ったばかりの恵子さんを裕弓さんが慰める。ネコちゃんはお二人にとって家族そのもの、猫の微妙な宇宙感覚についても二人の意見は一致している
昔わが公園に60匹の捨て猫のお世話をしていた、本物渡世人のお兄さんがいた。その人をチャ子ちゃん先生はネコニーさんと呼んで、猫の世話話を聞いていた。その時
「猫は半分あの世に行ってるいるよ。人間よりはるかに精神的に優れている」
「例えば?」
「あのボスのポッポみてよ、えさを与えるとみんなが平均して食べたのを見計らってらって自分が最後に食べる、弱ったネコはみんなが周囲を囲んでカラスから守ってる、外から来た猫はテレパシーで教育して仲間に入れているよ、自分の体が弱ったら、身をを隠して養生をしている。人間よりはるかに優れた生きものだね」
心の病を持った少女を猫たちがかわるがわる寄り添って慰めている風景も見せてくれた
猫たちに
「帰るね」
というと公園の出口まで送ってくれる
暗くなって公園を抜けて帰ろうと急ぎ足に歩いていると、どこからともなく、ポッポ親分の幕下が一緒についてきて、私が信号を渡り切るまで見守っていることもあった
ネコがぼんやり空を眺めている時などは、「あのよ」にいるときだそうだ
「ネコは神様の指示通りに生きているので、真実が分かっているんだよね」
ネコニーさんから神様の話を聞くとは驚きだったが、猫は神の使いだと信じていたようだ
そういうことを思い出しながら、お二人の猫宇宙観に相槌を打ちながらバラの香りの中を散策してきた
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