チャコちゃん先生のつれづれ日記

きものエッセイスト 中谷比佐子の私的日記

佇まい

2015年09月16日 11時57分21秒 | 日記
この言葉が好き
佇まいを人が宇宙と一体となっている感覚ではないかと感じている
六日町の龍言に行った
そこの蔵美術館に収められている
kosmosの表紙絵に逢いに行ったのだ

季刊kosmosはチャコちゃん先生40代唐50代に掛けての一番の仕事だ
自分から情報を発信したいという強い願望で始めた

ソの表紙は必ず秋櫻にして当代の有名染織家に製作して戴いた
創刊号が初代由水十久先生
季節が違うために花市場に行って秋櫻を見つけ勇躍金沢のお宅へ送った
その日以来由水先生は秋櫻とともに過ごし
「花びらが花心から落ちる風情が美しいわ」
と電話を寄越しまれに見る散り際の秋櫻を描いて下さった

「何も遺さない散り方が清い」
こすもすは芯が強くドンナ風にも倒れるかに見えても起き上がる
それでいて繊細で美しい
こういう花の姿に私は惹かれていたのだが
散り方も清いと聞いてそれ以来こすもすを見る目も変わった

会社名も秋櫻舎にしたがこれはギリシャ語の「美の伝達者」英語の「宇宙」という意味が気に入ったから
また花の佇まいも美しいと思った

佇まいという文字
何かおとなしくて優しく細々としているけど
しっかりと芯が通っていて軸がぶれない
こういう事を言うようにチャコちゃん先生は思う
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