チャコちゃん先生のつれづれ日記

きものエッセイスト 中谷比佐子の私的日記

着物が繋ぐもの 368

2020年08月21日 20時52分47秒 | 日記

キルトという手芸が生活に根付いているのは西欧諸国やハワイが多いみたい

日本ではこぎんとか絽刺しなどあるけどキルトとはまるで雰囲気が違う

初めてキルトのすばらしさに感動したのは

そのころワシントンDCに住んでいた中野裕弓さんにランカスターのアーミッシュに連れて行っていただいた時

その美しさに感動し、絹の裂を日本から送ってクッションを作っていただいた

 

キルトは木綿が主で絹で作ったことはないと言われたけどそれでも美しく完成したものが送られてきた

何十年も大事に楽しく使っていたがいよいよ傷んで先日の引っ越しの時に泣く泣く処分してしまった

しかしその時に購入したクッション布団のキルトは大事に使っている

 

小さな布で大きな世界を作り上げ、部屋をそのエネルギーで一変させる

その力は素晴らしい

八方を意識して作り上げていくので完全に宇宙エネルギーをもっているのだなあと感心した

展示会場にいるだけで元気になる

 

チャ子ちゃん先生は暑い日は一気に用をすますことが好きで

今日は朝から高橋孝之さんのところに墨流しの帯の注文に出かけた

最近はシルクスクリーンやパソコンで柄を作る染色家が現れているので、手仕事の味わいが分かりにくくなっている。ぽっと見には刺繍も絞りもいまやパソコンでできたものがよく見える。比べても一瞬同じに見える

手作りには深さがあるがそれを良しとする人も少なくなっているようだ

 

東京の友禅作家はいろんな表現方法を身に付けているので一人の作家が一色ではなく千手観音のようにい様々な表現能力がある。此れだなこれからの染の世界はーーという話で盛り上がる

 

午後からは大島紬をこよなく愛している藤後一矢社長のところのふあみりーセールに顔を出す

とにかく産地の人達の生活を豊かにしたいという一心でこの仕事をしている方だが、日本で一番大島紬の在庫を持っているだろう。いい大島がたくさんあって目がうろうろしてしまった

夏大島を3分で決めてしまった!新しい着物を購入するのは25年ぶり

 

今日いろんな布に囲まれて過ごし満足


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