チャコちゃん先生のつれづれ日記

きものエッセイスト 中谷比佐子の私的日記

旅立ちの祝い衣

2008年06月18日 09時41分48秒 | 日記
あなたはこの世を去るとき
どんな衣装に身を包みたいですか?
と問うてから二十年が過ぎた

東京多摩地方で育てた
純国産繭を使い
東京手描友禅の作家たちに
西行の「願わくばーーーー」
をテーマに心象を描いていただいた

40点ばかりの作品を
新宿高野のギャラリーで展示販売した
旅立ちーーと言う言葉にビックリされたのか
多勢の方が会場にいらして
着物を手にとって
ご自分がなくなったときに
周りがどう反応するかの話に花が咲いた

そして20年
其のときにいらした方から
思いがけず電話があり

「わたくしボツボツ用意をしておこうと思いますの」
とやや低いお声で
其のときに受けた感想を
つまびらかに
語ってくださった

20年の月日は
其の方を80代に押し上げていた
国産の繭も今は全消費量の5%をきった
当時の作家も2人はこの世にいない
鳳凰柄の白地で美しく仕上げ
帯に其の方のお好きな花を
刺繍しようと思っている

人生の旅立ちは厳粛で美しくありたい
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人間が後からやってきたんでしょう?

2008年06月17日 09時33分28秒 | 日記
宇宙の御年は137億万歳、
地球は48億歳?、
人間は38億歳らしいという、
と言うことはこの宇宙空間の中で人間が若者。

このガキ少し傲慢じゃあありませんか?
後からやってきた新参もん
あれこれ我が物顔に
地球を壊し

宇宙まで出かけて
突っつきまわしている

地球の48億年の間
寝たり起きたり、病気になったり
喜んだり、怒ったり、
涙流したり

地球さんも
いろんなことをしてきた

火を噴いたり
水をあふれさせたり
土地を激しく動かしたり
みんな地球が生きているという証

こういう中で
新参者のわが人間
地球さんのために
なにをした?

少し遠慮しませんか?
少し謙虚になりませんか?
地球にもともと住んでいた恐竜も
我が物顔でのさばって消えて行った

人間だって同じ運命かも
しかし
其の前に
地球が弱ってしまう可能性も有る

色の三原色は
始めは天の(宇宙)の青
黄色の大地(地球)
そして生命体の赤(人)

と言う順序で色の生まれを解く
これら三色の色を混ぜ
緑や、橙、紫が生まれ
さらに他の色を生んでいく

お互いの長所を出し合うので
美しい色が際限なく生まれる
人間も
宇宙と地球に感謝して共存共栄せなあかんな?

われらこの宇宙の新参もんでっせえ
もうちと
頭下げて腰低うして
暮らしとうおすなあ

地球さんに感謝!
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久しぶりの東京

2008年06月16日 13時40分09秒 | 日記
新宿西口にややこしいビルがほぼ完成
巨大なタマゴに包帯をぐるぐる巻きしたような
おかしなビル

久しぶりに新宿西口に降り立って
ギョッ
と驚いたビル。

コレは風水的には「金の質」かな。
そうすると
金の質には創造性という気があるのでどんな会社かな?

モード学園だって
クリエイターを目指す人が大勢集まるので
この形は良い、と見るのか

それにしても
なんだか不安定で
何もあんなにぐるぐる包帯巻かんでもーーね

この親玉が
先般名古屋にもあったので
名古屋が本家筋かいな

東京はビルが多すぎる
レインボウブリッジをわたるとき
胸がキューーンと痛む

林立したビルと
その下で必死に重さに耐えている土
土も天と同じ神さんですぞ

土を大切に
神々しく参拝しないと
今回のような地震が来る

土に呼吸をさせてほしい
久しぶりに東京で
土の絶え絶えした呼吸を耳にした

じっと耐えているけど
いつかは
大きくはじけるときがくるかもしれない

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どくだみ 続き

2008年06月09日 09時35分36秒 | 日記
どくだみと言う植物の繁殖は半端ではない
可憐な白い花の奥に
恐ろしいほどの臭いがある。

其の臭いをただ忌み嫌っていたのと
其の根の繁殖力に
大迷惑をしていたので
姿を見ると引っこ抜いていた。

この苗何か役に立つかもしれないと
公園からはるか昔
盗んで来て植えたのでした、
今思い出したわ。

これがまたまた
しつこくて
根の先の先までは十分に取れない。

だからまた
春になると芽を出す。

しかしながら
足の指の腫れを一気に取ってくれたことで
もう大事大事になってしまった
お調子者ね!

それで
ピピピとひらめき
ここのところ便秘気味だったので
どくだみの生葉をお湯に入れて飲みましたの。

効きましたことよ。コレも一発。

大体排便の生理時間は朝なので
夜休む前に飲むのが妥当かも。
念のため朝も
この場合は太陽が上がって一時間以内。

ぜひお試しを。
苗お分けしますです。

付録もあった。
どくだみの臭いがきついので
葉っぱを洗う桶を別にしていたら
なんと其処に
ゴキブリの家族が4匹、どくだみ水のなかで、
酩酊状態、
昇天の手助けをすばやく済ませたのは
いうまでもない。
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どくだみ

2008年06月08日 17時01分11秒 | 日記
イヤーーー

昨日セキドは浅草松やデパートで能州紬の販売お手伝いに
行きがんばっているのに、
この私午後から映画に行ってしまった

「幻影師アイゼンハム」
ウイーンが舞台と言うことで
ワッシワッシとパリで購入した
ヒール8センチのサンダルを履いて出かけましたよ。

最近節約モードのチャコちゃん先生
家から新宿の映画館まで30分近くお歩きになったわけ。
またもや一枚残、と言うチケットを手に
開始ベルの音とともにご入場

映画が始まると
突然足の親指に激痛
更に親指の付け根から他の指のほうまで
イタイイタイの波がひたひたと広がっていく

映画はもう大変面白い、
それに思ったとおりウイーンが美しい。

でもでもでも、このまま家に帰れるのだろうか
足は動くのか
そちらのほうも映画が終わりに近づくにつれて不安。

やっと立てて何とかタクシーで帰宅
倹約モードなのにタクシーに乗るなんてーーと思いつつも歩けない。

原因不明の痛さなので
医者に行くしかないよと言われたが
「ハッ」
と思いついた
「この痛さと腫れはどくだみで治る」と。

どくだみは蔓延るので
見かけると親の敵に会ったように根から引っこ抜いていたけど
この根が強くナカナカ綺麗に抜けない
であるからしてまだたくさん残っている。

其の葉を摘んで
すり鉢ですり足の親指に貼り付けた。
「気持ちいい」
3時間ですっかり腫れが引く。

念のため寝る前にもう一度
新しい葉を摺って幹部に当ててねた。

イヤー驚き
今朝はもう全くの正常、
予定通りバレエのレッスンにも行けた。

マナビ
どくだみを忌み嫌ったことにウーチャンは其の思いを正した。
自分勝手の思い込みに好き嫌いを言ってはいけないね。

セキドががんばっているのに
自分ばかり遊んでもいけないね。

大体ヒールの高い靴履いて30分も歩くのもおばか。
足がかわいそう。

ごめんあそばせ
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上げ底

2008年06月07日 10時51分30秒 | 日記
スピード社の水着を着ると新記録続出とか。
日本の水連は国内の水着メーカーと契約をしているので
北京オリンピックに
選手たちはスピード社の水着は着られないと言う
そうすると
スピード社の水着をつけた外国選手に負けてしまう。
みんな浮き足立っているように見える。

北島選手が
「水着が泳ぐのではなく、あくまで人が泳ぐのです」
と言う言葉も
風に吹き飛ばされている

確かに
縫い目などない魚に近づく水着がよいのですね。

競泳水着はともかく
下のパンツだけでも記録が違ってくるって
魔法の水着ですね

歩く歩道なども
自分の歩く早さがいきなり早くなる

本来自分の肉体で挑戦をするのがスポーツなのではないかしら、
水着のお陰で新記録樹立ってどこか貧しい

お化粧して実力以上の美しさを誇っても
歩く歩道にのって
「私って早いでしょう?」
と自慢しても

本当の本当の実力を認識しているのは
ご本人だけ

競争のためだけに
上げ底するって言うのさもしいって!

安物の海老のてんぷらみたい
中身は小さく衣ばかりが大きい。

何か腑に落ちないなあ。
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造繭完了

2008年06月06日 09時16分40秒 | 日記
どうもあのラブラブ蚕ちゃんたち
一緒に繭の中に鎮座したらしい
と言うのは10頭の蚕、8個の繭ですからして。

昨日までは
繭が七個しかなく、・?・?・?
今朝葉っぱを整理したら
くるくるそれは見事に葉っぱに包まったのが登場!
ホッ。

風水コースを受けにいらしたテイチャー仲間に
毎日声をかけられ
毎日抱かれて
多分大きな満足の中で繭を作ったと思う。

また誰もいないときは
毎日
マリアカラスの声を聞かされていてーー

ひょっとしたら煩さかったかなあ。

マリアカラスといえば
ヤハリ心打つ声ですな
人の声があそこまで美しく出るのかと感嘆しきり

最近
言葉をはっきりしゃべらない人が多く
マリアカラスの声を聞いていると何か安心する
なにかモゴモゴ話している人ばかり

それだから
テレヴィをみていても
日本語でしゃべっているのに
下に文字が出てくるのかしらね。

「それは耳の聞こえにくい人のためだよ」
と言うけどーー。

きちんと話したいと思い
声楽を始めたが
ココのところお・さ・ぼ・り
そしたらね
発表会は出場できないらしい、当然だね。

うちの繭は
マリアカラスのあの美しくも神聖な声の波動が
十分にいきわたっていて、本当に美しい繭を作ったのよ。
キューンと胸に来るような繭でっせー。


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仲間

2008年06月05日 09時14分10秒 | 日記
北海道、沖縄、大阪、都内
楽しい仲間との学びはエネルギーが循環し
みんな元気になっていく。

笑いが絶えない
と言うことも本当に楽しい
体の細胞がワクワクしている

其の中でのスターは
わが蚕ちゃん

「可愛い」
「おはよう」
と体を抱え上げてご挨拶がみんなの日課

しかしいよいよ
繭が形になってきた
葉っぱと茎
葉っぱとザルの面
葉っぱに包まって
といろんな場所をそれぞれに決め
なんとイナヴァウワーを繰り返しながら
糸を吐いてゆき
あっという間に
其の糸の中に入って
中から陣を作っていく

しかし、しかし
十頭いたのに四頭の姿が見えない

仲のいいラブラブの蚕がいて
二頭が一緒に入って繭を作る玉繭ができるかと
大いに期待をしたのだが
いつの間にか離れてしまった

ワタクシドモも今日でお別れ
賑やかで楽しい時間は
あっという間に去っていく
それぞれの場所で
楽しい風水を広めていただく約束

本来の風水は個人のものではなく
家運、社運、国運、世界運
をより高めるもの

人体に気の流れがあるように
大地や宇宙にも
その気の流れがある

お互いに気と対応して
いい気を流して生きたい。

そういう気が通じた仲間であった。
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いよいよ

2008年06月04日 09時11分42秒 | 日記
今朝から繭作りが始まった。
蚕マンションの「まぶし」を作れないので、
蚕たちは
先祖帰りして
ウロウロしながら
太い枝やざるのふちを目安に
糸を吐き始めた。
生まれてちょうど一ヶ月。

昨日
加奈子姫は
東大の研究室に行き
そこの桑の葉を頂戴してきた。

この桑が凄くて
葉っぱが
手のひら三つ合わせたくらい大きい。
幹も一センチくらいあって
蚕たちは其の幹の上をのそりのそりと歩いている。

蚕は八センチ強
しかも新幹線のような形をしているので
車両は八両編成

先ず最初に8の字を大きく描いて
建築の場所の基礎工事をしている。
八がどこまでも着いてくる。

昨日建築と建物は違う
と言う話を聞いたばかり
建築はそこに住む人、使う人のことを考え
建物は建築家が自分勝手に作ってしまうものと言う

とすれば
蚕の造繭は建築だなあ
と改めて感心する

ところで
東大では蚕の研究も熱心で
蚕は遺伝子学の優等生じゃモノね
科学者にとって
格好の研究材料だろうって!
それで
桑の木も植えて育てているんだと!


お陰で当方は助かったがーー。

黄色の繭だと聞いているので
楽しみでありんす。
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雑草は雑草

2008年06月03日 09時43分25秒 | 日記
雑草はしぶとく
ほんのちょっとの土にも
どこからかやってきて
根を張る

始めは花の色も
可憐だなと
つい仏心が出て
そのままにしておく

そうすると
凄いの何の
グングンと
自分のスペースを広げていく

しかしですな
余りにも
大きく育った姿が
あられもなく乱れている

今日のように雨が
叩きつけると
一気に株が広がって
しどけなくなる

傍の
桔梗や都忘れは
草の一部だが
姿を美しく保っている

しかし
踏みつけても平気なのは
雑草で
すぐもとの姿に戻る

桔梗は
間違って
踏んでしまうと
折れて命を絶つ

グングン広がり
仲間を増やし
大きく育つのも
雑草

雑草が多くなると
庭が混乱状態になる
しかも乱雑ですっきり感が消え
統制が取れない

きちんとした植物は
リーダーがいなくても
己の力で自立し
毅然としている

雑草を
人がメジャーな植物に
育て上げたものもあるだろう
教育され姿が美しくなった雑草もある

美しくあることの重要さは
人の心を落ち着かせる
人の心を癒す
人を安心させる

やはり美しく、優雅な
そして豊かな
メジャーな植物の姿を
目指したいな
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