チャコちゃん先生のつれづれ日記

きものエッセイスト 中谷比佐子の私的日記

おかめざくら

2010年03月06日 09時47分08秒 | 日記
しらんかったなあ
日本橋三越の近くの歩道は
桃の花かと思ったら
「おかめざくら」という桜の花が満開

桜は春だけに咲くのではなく
秋も、冬も咲く
だから桜の柄の着物はいつ着てもよい
とチャコちゃん先生は思うがーーー

一月のあるパーテイで
黒地に桜満開のきものを着ていた婦人がいたが
うーーーん
この頃は花びらだけとか
小さな花びらとか
これから咲く本番の桜に向けて
少しずつ静かに近づき
3月に入り、啓蟄を迎えたら
力強い桜の柄の出番!という気がする

そして本番の花がパッと咲いたら遠慮したい

古人は一年中桜の花びらを何処かに表現している
そんなきものもかわいい

北海道の友人が云っていたが
北の桜は葉と共に花が咲くので
華やかさに欠けて寂しいと

「桜は花が先に咲くからいいのよ」
だから木と気がウキウキするんですよ
と札幌に住む吉村さんもおっしゃっている

東京は特に染井吉野が多く
いやー華やか

昨日のこすもす賞も
遠山桜につい目が止まった
そのあとの「おかめざくら」のおでまし
出来すぎだなあ

そして今日「啓蟄」
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20度だぜ

2010年03月05日 17時05分19秒 | 日記
なんたるちあ
昨日はビロードのコートにショールを首に巻き
寒さに震えていたのに
今日は初夏

この気温の落差どうなってるん・・・・???
何やかやと変化がめまぐるしい
体が付いていかない人はしんどいだろう

きものはその点融通が利く
下着の枚数を減らし
素材の薄い袷を着る。それだけで5度は涼しい

今日はいそがしかったなあ
というよりまだこれから
ナイトコスモスがある

染芸展の審査に東京産業貿易会館へ
大先輩の清水とき先生お元気でなにより
タンス屋の中村社長と銀座で食事そしてお茶
をご馳走になる

和光で行われている
国宝「福田喜重」先生の刺繍の個展
お久しぶりで叩き合って再会を喜ぶ
それにしても
本物の技術のすばらしさ
気品があって涼やか
「やるぞー」という重さがなく
なんと素敵なのだろう

3月13日まで
可愛いい?先生なので是非お声をかけてくださいな

そして毛皮のグレースへ
和装用のミンクの毛皮を
マフとスカーフにリフオームしていただいたのだが
この20度の日に受け取りに行くなんてねえ
おバカなチャコちゃん先生
しかしここでお3時出来たぞー
銀つば
おいしかった!

日本橋三越近くの画廊では
ヤハリ刺繍の畔高早春さんの個展

さらにさらに小田急デパートによって
四国・中国物産展に顔を出し
岡山のサバ寿司、高知の文旦をゲットして
ナイトコスモスに備える

つかの間の20度という気楽さが
歩を進めるのに貢献
そのせいか
銀座・日本橋・新宿は人人人
開放気分いっぱいで街をぶらついている
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和裁?

2010年03月04日 13時45分44秒 | 日記
神奈川県菊名にある
矢澤服飾学校の理事をしているチャコちゃん先生
3日はその理事会に出席

和裁を学ぼうという生徒が最近は少なく
県の相談係で募集方法を話し合おうと思った校長
その担当者に
「和裁ってなにをするんですか?」
と問われ絶句して言葉が一瞬でなかったという

「着物を縫う技術です」
「はーあ・・??」
そういう技術がどうして今後必要なのか
さっぱり分からない顔をされたと苦笑していらした

其処が苦しい
誰もきものを着ないのなら
日本芸能もきもので表現しないのなら
着物は要らない
もちろん縫う人も要らない

時流を追っかけるのか
時流に外れても自分の道を行くのかーー

基本的に針と糸を持って何かを縫うという作業が皆無
運針などいまや全く出来ない人が大勢居る
家に針と糸のない家庭もアル

先日
きものを届けに行き
半衿をつけて差し上げようと針箱の針を見たら
頭が摩滅していて布を通らない
こんな針を売っている業者があるのだとビックリ

「どうしても縫えないと思ったら針が悪かったんですね」

今の鳩山総理
官邸の和室を洋室に直したと聞いた
何考えてんだろう?

本当だったらガッカリ
床を直したというだけならホッとするがーー
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仕事人間?

2010年03月03日 17時35分47秒 | 日記
東京の勤め人はブラックスーツの波
黒くろクロ
もう本当にすごい
通勤時、退社時は黒動物の群れ?

客観的に見て「気味悪い」
黒は玄人仕事の色というのが風水

安易ではないかしら

日本人は世界のどんな人種より
色を見分ける眼をもっているちゅーに
その能力を使わないなんて
もったいないのう

黒をゴージャスに着る人
黒を格調高く着る人
黒を妖艶に着る人
黒を粋に着る人
黒を汚く着る人
黒を毅然と着る人

黒を不潔に着る人
黒を着てふけて見える人
黒を不健康に着る人
黒を着てくたびれて見える人

黒は難しい

今中村勘三郎一座が
コーヒー屋?のコマーシャルに
紋服袴の正装で出演中

あの姿が格好良く映るのは
白五つ紋、白半衿、白の足袋、白羽織ひも

つまり黒の分量と白の分量の巧みな調和が
品格をかもし出している
ありえないスタンドコーヒーとの違和感も
逆に面白いのかもしれない

コマーシャルは
人目を引くことが目的だから
其れは十二分に達せられている

それにしても
黒ばかりの街は異常だぞ

チャコちゃん先生の赤いコート姿
ハッキリ浮いている
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山の手一周

2010年03月02日 11時10分36秒 | 日記
若い頃から早川書房のご贔屓
特にポアロの登場本が気に入っている

あるとき
友人との待ち合わせに時間を間違え
一時間も取り違えたので
近くの書店でポアロの登場する文庫本を購入
喫茶店で読むか?
ホテルのロビーで読むか?
と迷った挙句
山手線に乗り込んだ

席を陣取って
一回り一時間読書?に励んだ

これが病みつきになり
時間をもてあましたときは
文庫本1冊抱えて一周する

友人の中には
人間ウオッチに山手線一周を利用する人もいる

このぐるぐる回る山手線は
必ず出発点に着くのでありがたい

これこそ本当の循環だね
ランニングコストも無しというのも良い

この山手線、風水的に見ると陰と陽を分けている
だからその調和の気もいただける
ありがたや
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つぼみ膨らむ

2010年03月01日 17時44分02秒 | 日記
19日に雨水に入り
その名の通りよく雨が降る
その雨によって
ぐんぐん蕾が膨らんで居る
活力を感じるなあーー

上から見る公園の樹木はピンク色
淡い紅の霞がたなびいているようだ

桜の蕾から可愛い赤い色が顔を出し
其れが日に日に強くたくましくなっていく
春はエネルギーにあふれている

この時期
チャコちゃん先生はよく緑色のきものを着る
其れはみーーーんなが
若葉を待ち望んでいるからで
さらにこの時期に緑色を身に付けることで
春を先取りした気分になってウキウキ

今日は満月だが
昨日の月も美しかった
群青色をバックに連れて月が輝いていた

三月に入った
つい昨日お正月だったような感じ
早い
友人のお孫チャンが5歳の男の子になっていて
驚いたの何の

人の子が大きくなっていく姿は
月日の速さより驚く

間違いなく桜が開くのはもうすぐ
春はどんなときにも必ずやってくる
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