チャコちゃん先生のつれづれ日記

きものエッセイスト 中谷比佐子の私的日記

雑草は抜かない

2011年07月15日 14時23分58秒 | 日記
水遣りに神経を使う
水遣り10年というが確かにこつが分かるまで時間がかかる
朝と夜とどちらに水やりすると植物が喜ぶのか
生態的に考えると
朝日の出る前が一番いいのだと思う
だからといって雨はそのようには降ってはくれない
ましてこの毎日の猛暑
すぐ干からびる

そういう話を農婦にぶっつけたら
「雑草を抜かないことよ」
「えええー親の敵みたいに抜いていたのに」
「雑草は刈り取って葉っぱは枯らして根元に置くの」
「残った根は?」
「勝手に耕してくれる」
ましてやビルの庭園ではねーーと

桑を育てている志村さんも
「深い根の雑草は周りを耕してくれるので抜くのをためらうんですよ」
「上ッ皮の浅い根の雑草は?」
「それは水分補給をしてくれる」
「ほー」

そうか
なんだか気持ちが楽になった
鎌を使うほどではないので剪定はさみで草を刈りきる
そして根元に置く

そうすると根が乾かなくて水遣りの回数が少しは減る
「雑草はとっても自分の畑の中からは外に出さない」
という姿勢が大切なのだと諭された
そう
「雑草という草は無い」
だもの

「大きな樹を見て御覧なさい、根に太陽は直接あたっていないのよ」
葉っぱは太陽光線で光合成するけれど根は陰で水分を補給しているんだと
「自然をよく観察なさいね」
「ハイハイ」
そうすると植物に対しての自分の対応も分かってくるーーーと

というわけで水をやりながら雑草を切っている
植物はえらいな
自分で自分の命を守っていくすべを知っている

朝か夜かの問題は
夜は虫が多く先日も蚊に刺さされた
朝は蜘蛛が巣を作っていて危うくその巣の中に顔を突っ込むところだった

気持ちのよさからすれば
打ち水をしてお茶するという夕方がいい気分だが
紫外線にも当たらないしーー
悩むところだ

こういうことに悩んでいることに感謝しなければ
みんながこんなことで行き悩む時代になると本当に平和だ
幸せは日常のさり気ない悦びの中にあるとつくづく思う

ところで雑草だと思っていた草がダンダン大きくなってきて
其れがアザミだと分かった
鳥が持って来てくれたのだろう
花の咲く日が待ち遠しい

車輪梅も鳥が運んできたが
今ではここが我が家という顔をしている
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森ゆう子さん

2011年07月14日 11時43分58秒 | 日記
昨日は永田町の憲政記念会館で
「森ゆう子支援の会」が開かれ
チャコちゃん先生とセキドはある方のご名代で参加

始めに森さんのライフワークにもなっている
「検察審査会」調査の報告があった
実によく調べていて分かり易い説明だった

立法 行政 司法の三権分立の中で
この「検察審査会」というのはどこにも属さず
誰も責任を負わない部署なのだということが明らかになった

知らないのはチャコちゃん先生だけかもしれないが
とにかくこの三権分立の中では独立して職務を行っているので
密室で行われだーれも責任を負わないということは
なんとも怖い

だから参加者の中の年齢に1600年代の人がはいっていたり
そうかと思うと同じ人の年齢が出席のたびに違ったり
おかしなことばかりやっているところらしい
しかも今回の「小沢起訴」に関し60,000,000万円も税金を投入した

むちゃくちゃ

こんなことが行われているなんてーー
ビックリ

さてさて
生森ゆう子さんは生真面目でそれでいて優しい
笑顔のとても美しい方だった
時々お母さんの笑顔が出て
心の温かい人なのだと肌で感じる

大体口跡がいい
マイクに善く乗る声でその声も心地よい
変にヒステリックに声を荒げるわけでもなく
「いい感じね」
とセキドと頷きあう

森ゆう子議員がこういう支援の会を東京で開催するのは初めて
とおっしゃっていたが
スタッフ手作りのフラワーアレンジメントが各テーブルにおいてあり
それは帰るときに持って帰れるように袋付き

司会も受け付けもみんな笑顔の美しいスタッフばかり

各テーブルにご挨拶回りの森先生
「きもの美人と写真取りたい」
なんてミーハー的な言語も発しながらーー

チャコちゃん先生この機を逃さず
「先生大麻のことで少しお話させてください」
と大麻草のことをカイツマンデ話す

「資料を事務所に送ってくださいゆっくり学ばせていただきます」
やったあーー

農水関係のお仕事はなさってないようですがと質問すると
「国民の皆さんのためになることが私達議員の仕事です」
ときっぱり

国民の生活が第一という基本をしっかり実現していきたいと
最後のご挨拶でもおっしゃって要らした

「いい時間を過したわね」
と帰り道セキドと話し合う 
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近い将来日本の人口500人?

2011年07月13日 12時01分57秒 | 日記
今のままで過していると近い将来
日本人の人口はたったの500人だとか
世界的には人口は増えつつあるのに
日本だけは人口減

一昨年は200万人の母子手帳が配布されたにもかかわらず
生まれたのは100万人
半分の子供が流産だったのだという

流産の原因はストレスや癌など
その癌やストレスはどうしてなるのか
それは長年の化学調味料や化学加工製品の食べ物
または石油の繊維など
本来人間の体の中にないものを
せっせと取り込んだ結果だと思う

また紙おむつや化学用品の生理布
こういうものを身に付けた世代の人たちは
もっとも体にダメージが多いのではないのだろうか

一時タンパックスという生理用品が流行し
一気に子宮がんの女性が増えたけれど
女は次の世代を産み育てるという人間としての義務がある
それだけに自分の身をもっと大事に考えて欲しい

ある産婦人科の先生にお聞きしたが
帝王切開するとお母さんのお腹の中からシャンプーの匂いが漂うことが多いと

循環できないものを私達は多く体に取り入れすぎている
今日本は「衣食住」全て危険な状態にある
コレも戦後のかの国の陰謀だときっぱりという婦人にあった

「日本を潰してどんなメリットがかの国にあるんですか?」
「日本人の大人しくて従順な心根は思い通り奴隷として使えるでしょう?」
しかも賢くてよく働くしお上に対して反抗心を持たない
知恵のある奴隷として使い勝手がいい
とまでおっしゃる

GHQで定められたことを65年守り続けている国は他にない
化学繊維のものを着る
化学薬品で出来た薬やサプリメントそして建材
農薬まみれの食料品
ケミカルの加工食料

いま福島の放射能汚染に神経質になっているけど
私達はこの65年間もっと恐ろしい毒薬まみれの日常を送って来た

明日の子孫のために目を覚まさなければ
でも明日の子孫に誇れる国にするのが先決だ

色んな立場でその人自身の視点で
日本をいい国に立ち上げようという人は確実に増えている
そういう一人ひとりが動き易いように
何かと応援したい

それは先輩達に戴いた知恵をきちんと次の世代に渡すことであろうか
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大正生まれの女

2011年07月12日 11時22分23秒 | 日記
大正時代に生まれた婦人たちには
自由でおおらかしかも自分勝手のところがあって
唯我独尊を貫いている感じ

チャコちゃん先生が始めて長期に組んで仕事をした相手が
今は亡き美容家の大関早苗先生であった
大正の13年と聞いていたが
常に「チャコちゃん明日を見て仕事をしようね」
というのが口癖

あるとき新聞の広告欄に胃腸薬の薬を宣伝していて
その写真が使用前使用後
つまりその薬を飲む前の人と飲んだ後のあなじ人のからだの違いが出ていた

「先生この方法を美容に持ってきませんか?」
「いいわねメイクヘアで使用前使用後ね」
こういう考え方が明日を見て仕事をするということだと褒めていただいた

「道を歩いている人を連れていらっしゃい」
自分が美しくなることは周囲を幸せにすることだから
この企画は雑誌のヒットになった

当時美容界は大御所や美容学校の先生が流派を作っていて
大関先生はそのどこにも属していらっしゃらなかった
「これからの美容はその人の中身を出してチャーミングにすることだから」
一人ひとりの個性を汲み取り其処を伸ばすのが美容家の勤めだと
「同じような顔ばかり作ったらお化けでしょう?」

かなり抵抗にあいながらも自分の考えを実践していましたが
「アヴァンギャルドを突き進むには品が無いとダメよ」
変わったことをするときは伝統のやり方をきちんと身につけていないと
それはただの飛び上がりで底がしれていて下品

何事も基本が大事
奇異なことをしても基本が出来ていればそれは改革につながる

さて腰の据わった大正生まれの女たち
きもの業界が発展したのも
この大正生まれの人たちのお陰だ

彼女達は戦争前に結婚しその後夫は戦地に取られ
子供のある人は子供とともに毎日を生きた
終戦になり夫が帰ってこぬ女達は
自分が基本を学んだお稽古事で生計を立てることしかなかった

其れが着付け学校の設立だったり
呉服屋の開店
和裁学校だったり、茶道や華道教師だったりした

美容は国家試験が必要なので志が必要だが
きもの関係の仕事は今日明日から自由に出来ていた

昭和二桁生まれのチャコちゃん先生は
明日に向かって生きる大正生まれの女たちをまぶしく見つめていた

今朝はじめてNHKの朝ドラを見て輝いていた大正女を偲んだ


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肉も魚もーー

2011年07月11日 11時59分38秒 | 日記
もともと菜食嗜好の日本
肉も魚も危険区域に入ってきた
チャコちゃん先生は昔毎日肉を食べていたが
早く生まれていてよかった
国産肉で放射能など何も心配ない
今は肉は全く食さないけれど

肉好きカナちゃんお気の毒
この方お品が無くて焼肉がいいってーー
いろいろと体のことを勉強すると
肉なんて食べなくて良い
ましてや成長期を過ぎた人は

肉から遠のくと
居眠り大臣辞任になるかもね

ある会社の社長さん
朝からステーキと張り切っていらしたけど
心臓病を患って病院生活

三食肉がいいといってらした
呉服屋さん
お店潰したわーコレ肉と関係ないかな

結城に行く楽しみは
「Tボーン」を食べることだった
「ボツボツ油が抜けたから」
と奥順に電話して取材もそこそこ
小山にあるステーキやさんに連れて行っていただく

300グラム以上に挑戦600グラムまでいったかな
その頃チャコちゃん先生48キロで
「いくら食べさせても効果が無いからつまらないねえ」
なんていわれたが-----

その後55キロまで太り
コレはならじと体の勉強をはじめて
食生活を切り替えたら今は理想の体重に
少々下腹がだぶついてはいるがそれはわが湯文字ちゃんが抑えてくれる

食生活を切り替えると同時に
食べる時間も考慮している
夜9時以降は戴かない

女優の若尾文子さんは8時以降は水も入れないとおっしゃっていたナ

実は其れが正解
18時以降は消化の時間に入る
消化時間は3時間から4時間
其れを過ぎるともう消化運動はなし
簡単な話その時間過ぎた食べ物は未消化となって体の負担となる

特に肉は成長期過ぎた消化に時間がかかるそうだ

日本人の遺伝子は
四足は食べないことになっている
遠い物を食すると体も調子がよく運勢も上がるといわれている
自分より遠いもの
つまり遠いものから野菜や穀物、海草、魚、鳥、四足の肉とくるのだろうか

この福島の原発事故では
私たちに自分達の生活態度や考え方の見直しを迫っていると思う
EM農法の畑からは放射能物質は出ていない
コレは自分達が食べたカスを循環して肥料にする農法で
こういう自然のものがいいよと教えてくれているのではないかと思う

肉も魚も危ないとなれば
食生活の切り替えが必須


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家父長制度

2011年07月10日 10時35分23秒 | 日記
ニュースの画面に
誰もいない大臣席にたった一人ぽつねんとわが国の首長が座っていた
こんな異常な姿を見たのは初めて
そしてそれは確実に今の彼の立場を語っていた

どうしてこんなことになったのか
声楽のレッスンに行く西武線の中で懸命に考えた
これは日本の従来からある
「家父長制度」の表れではないかと思った次第

上様のおっしゃるとおり
父親の言うとおり
社長の命令には背けない

日本の根底にある家父長制度は
戦後の教育の中で姿を失ったかのように見えていたけど
日本の国民の姿を見ていると
お上の言うことには逆らえない
という姿勢が強く見える

だから国の頂点に居る人の言葉を行動を肯定しなければならないと
体が思ってしまう

チャコちゃん先生は昔から地方に取材に行くことが多く
この家父長制度をいやというほど見てきた
伝統産業を継ぐ家では
跡取りは絶対に長男で
長男に嫁いで来た女は
家のための男の子を生まなければならない

特に100年200年と続いた家柄には
その傾向が強い
初産が男の子だと本人も周囲もホッとする

こういう様子を幾つも見てきて
「自由とフロンテイア」を掲げた教育も
いざとなるとこの家父長制度にはかなわないと思った

こういう地方では
政界に人を出すのは有力者の息がかかっていないと当選しない
本当に国のために命をかける人も当選しない
上からなんとなく決められた人を選ぶために投票所に行き当選させる

その結果が今この国の姿ではないのかしら

まだ「旦那制度」が生きている地方で
貧乏だけど優秀な男の子を最高学府に旦那達のお金で進学させた
卒業後これまた旦那衆のコネで超一流の会社に就職

そのあとのレールは政界に入り
その地方のために働くこと

コレもチャコちゃん先生実際に見た

政治家の多くは自立などしていない
その政治家を選ぶ我々もきちんと人を見ていない

更に官僚もマスコミも「お上」ではない
しかし我々は彼らの言うとおりに動かされている
自分達の考えで行動をしない国民だ
其れが根底にある「家父長制度」ではないかと思うわけ

日本の父は天皇陛下であったのだがそのお方が象徴になってしまったので
父が責任を取りたくても取れない

私達が気付かねばならない

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男はしんどい?

2011年07月08日 09時40分13秒 | 日記
一連の政局騒動を見ていると
今の男ってつくづく哀れ

基本的に「育てる」ということの出来ない性なのだ
形を作っていくっていうことが出来ない性なのだ
なんでもやりっぱなしという性なのだ
自立するということの出来ない性なのだ
自分の考えをまとめられない性なのだ
じっと耐えて行く末を見つめることの出来ない性なのだ
創造も想像も出来ない性なのだ
責任という言葉を知らない性なのだ
自由が怖い性なのだ
母親一番の性なのだ

特に戦後の教育を受けた男たちにその性癖が強い

戦後教育を受けた母親に育てられた女は強く
自立心旺盛
男を自由に思い通りに動かすのが快適
男を操り自分がのし上がっていく
自分のことしか興味が無い

こういう男女が一緒になると
目の前に繰り広げられている政界の人間模様だ

戦後教育が日本人の魂を抜き去られたかが如実に分かる
恥ずかしいが
しっかり目を開いてみていると
自分達が受けた教育がいかに歪んでいたかがわかる

その証のように
菅さんはここのところ頓に鼻が赤い
あれは「ピエロ」だよ

もし彼に本当の日本人の魂が残っていれば
毎日毎日人知れず泣いているだろう
どうしていいか分からない
動けば動くほどピエロを演じないとならなくなっている

ここは彼が恥部をしっかり見せてくれていると感謝して
彼達の動きをきちんと見守ることも必要かもしれない

チャコちゃん先生自身も褒められた人間ではないかもしれないが
少なくとも明治生まれの両親の躾に微妙に救われている感じもする

日本の国を誇りに思わない教育の結果が
昨今の政治家達の姿だ
模範姿勢だ

彼らが思うように
ニホンは恥ずべき国なのか
GHQの内容そして東京裁判の本当のところ
この夏休みは其処のところの猛勉強をするつもり

そうすると日本の誇りを見出せると信じている
私達はあまりにも目隠しされてきた
サングラスもかけさせられた
本当の心の目でしっかりと日本を知らなくてはーー

中国の作家や
ヨーロッパ、アメリカの作家達が
日本に愛を持って書いてくれる内容に恥じたくない

男は命がけで国を守るものだよ
女は難儀が起きたときに健気に家を守り血をつないでいくものだよ
男はしんどいものだよ所詮



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天日干しの繭

2011年07月07日 10時56分32秒 | 日記
京王高速バス信州飯島のバスステーションに降り立つと
なんと涼しい
道が土だとこんなにいい風を運んでくるのだと
大きく深呼吸

「この風を受けて昼寝をしたいわね」
「気持ちいいでしょうねえ」
居眠り大臣のヨシダ

バスの座席も
「どうせあなたは舟こぐから道路側でいいでしょう?」
とチャコちゃん先生に決め付けられる
よく寝るよまったくうーー

志村さんの工房では
繭が気持ちよさそうにざるの中で天日干し

「これは?」
「あけぼのの塩漬けです」
「おもったより繭が大きいのですね」

塩漬け中のものも見せていただく
上の泥がコチコチになっていてひび割れている
塩泥、塩泥、塩泥と重ねていく
「沢庵は沢庵和尚の創作と言うけど、意外と塩漬け繭にヒントを得たりして」
「正式に文献にあるのは中国の塩漬けですけど」
「ニホンにもあったとも無かったともいえませんね」
「なんといっても漬物文化国ですから」

繭をなめてみる
「しょっぱい!」
「当たり前でしょう?」
今回の塩はシシリア島の塩を使っているそうだ

「ニホンの塩はダメ?」
志村さんはいろんな国の塩をアレコレ試して
その結果ニホンの塩は一度沸かして居るので水分が多く
繭に使うとカビが出やすいことを発見
「昔は純天日干しの塩があったんですけどね」

それ以来ヒマラヤの岩塩とか地中海の天日干しの塩を使っている

「シシリアだってなんだかお洒落な香りがしてきた」

昔から繭の中の生きている蛹をどう安眠死させるか
世界各国で技術の模索があった
その結果
いきなり冷やして凍えさす
高温熱風であの世に送る
蛹が生きているうちにお湯につけてすばやく糸を取る
塩に漬けて自然死を迎えさせる

その結果
亡くなった蛹を見ると塩漬けの中に居る蛹は
ほとんど生前のふっくらした姿
お湯につけた繭の中の蛹は丸く縮まっている
熱風乾燥は干からびている
冷やしたものも蛹に水気は全く無い

蛹が干からびたということは
蚕のシェルパーでもある糸もパリっと乾燥したことにもなる
そうすると織った布は硬い
大量生産では仕方のないことだったけど

戦後マッカーサーの本国への報告に
「ニホンは絹の産地で原料というと絹だけ」
なんて書類を読んだが

今は昔
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シンコを食べる

2011年07月04日 10時38分34秒 | 日記
7月16日(土曜日)のマナー・コスモスでは
恵比寿の寿司屋「ほし」でシンコを食べる会となった
シンコは新子とか新魚とかかかれているが
鰶または子の代とかかれるコノシロの稚魚のこと

鰶は出征魚でまず
シンコ・コハダ・ナカズミ・コノシロと続く魚
いづれも酢で締めて食べるが
魚自身青臭いからだ

チャコちゃん先生はこの「コハダ」に目が無い
コハダはコノシロの幼魚
小鰭とか小肌と書く

シンコも大好きだがチョットあぶらが足りない
うーーん生意気だねーーー

シンコは初夏の味今を外すと食べそびれる
最も東京湾では初秋に出てくるのだが
今出回っている九州物の方に人気がある
コレは暑さが始まりこれから先の猛暑に
チョットげんなりしているとき
若々しい姿と酢の味がたまらないのかも知れない

特に江戸の寿司職人は
このシンコはあまりにも小さいので二枚、三枚と重ねて握るところが
腕の見せ所ということだろうか

「初鰹」は女房を質に入れても食いたい
と江戸の人はおもう
其れと同じなのかもしれない

シンコを握りで食べるのは江戸の人
大阪はコノシロがバッテラという押し寿司になる
東京はコノシロは余り食さない
せいぜいナカズミまでだ
ナカズミになると一気に値段が下がり庶民の食卓用
コノシロはまた更に安価になるが
塩焼きやごま油で焼くと香ばしくて美味しい
小骨が多いのが難だが鰯より安い魚だ

さてシンコ
寿司職人の星さんは今から30年前は
新宿のホテル内の寿司屋の大将だった
初めて行ったときカウンターのコハダを見て
「コレはおいしそうだ!」と感じた
なんとなんともうもう美味しくて止まらない
うわーと遠慮も無く20カン食べてやっと周囲の視線に気づいた

聞くと星さん自身が毎朝築地で仕入れ
酢もしかり米もそれに合うのを吟味し
しかも炊き方にも工夫があった

その後銀座に「天川」という店を開き
今度は恵比寿に「ほし」という可愛い店を出した

おっ駆けをしているチャコちゃん先生ではあるが
銀座の店は早々いけない
しかしこの恵比寿の店はリーズナブルに値段設定しているからいい
味は全く一緒


さて新子というのは
もともと深川芸者の初出のことを言う
可愛くて色っぽいネ

定員6名を募集
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体に聞く

2011年07月03日 16時22分49秒 | 日記
最近ちょっとでも時間があると
自分の体と会話をしている

それは「マナーコスモス」をセミナーとしてはじめたのがきっかっけ
立ち方とか歩き方を指導するのだが
その実チャコちゃん先生も完全ではない

高校のとき「がにまた三人組」といわれ
肩いからして足を放り投げて歩いていた
いまだにこの中の二人は大の仲良しで

時々一緒に歩いて
「あなたいい加減に治しなさいよ」
と注意しあっているくらいだ

同級生の男子は
「えエッツチャコがきものの先生?」
とのけぞって「喉●●●」みせて大笑いする
そのあほ面を殴ってやろうかと思うが
きものに対して礼を逸するので我慢ガマン

真面目にきちんと美しく歩こうと努力をし
気がつけばきものを着て居るときは許される歩き方だ

その努力を「マナーコスモス」で披露をしている

それは第一に
・目を瞑って立つ
 足の指に意識、全部の指がきちんと地についているか自分で確かめる
 ひざが曲がっていないか
 股関節が平行だろうか
 お腹がたるんでいないかー引っ込めるのではなく上に持ち上げる
 肩に力が入っていないだろうか
 首はしっかり伸びているかー首を伸ばすとなぜ肩になる
 腕は力み無く下がっているか
 あごの位置は
 百江はきちんと天に向かっているか

以上を自分自身でチェックすると微妙に力の入っているところが
発見できて其処の力を抜くと
一気に気分が楽になる

・顔の点検
 唇が下がっていないかー常に口角を上げる
 目は正面を向いているかー見開いたり閉じたり

夜寝る前に一つ一つの器官に「おつかれさま」
朝目がさめたら「おはよう今日もよろしく」
指一本にもご挨拶
しかし朝は失敗することが多い
いつの間にか二度寝したりしてーー

体は感じて捉えると
だいたいご本人と「気」があって大難を小難
小難を無かったことにしてくれる

全て垂直と平行を意識していれば体の動きは自然
上げる
下げる
絞る
締める
外へ廻す
引っ張る

倒すときも筋肉や骨がどう動くかを意識していくことも必要

呼吸は最も大切だけど
体の機能の理解も身に付けたほうが怪我もしないし
第一心が解放される

そういうことを基本にした「マナーコスモス」
しなやかで強くなるのが目的
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