チャコちゃん先生のつれづれ日記

きものエッセイスト 中谷比佐子の私的日記

男が変わるとき

2012年10月04日 17時20分34秒 | 日記
男の雰囲気が変わるとき
陰に必ず女の存在が
久しぶりに会った知人の顔があまりにも柔らかくなっていたので
「なにかいいことあったの?」
「美しい恋人ができたの」
と悪びれない

もちろん奥様もお子さんもいる
更につい先頃まで妻のようにつかえていた女がいた
しかし二人ともとても緊張をしていて
間に入ってお茶を飲んでいるだけでもチャコちゃん先生は疲れた
内心「ごめんだな」と思っていたが
チャコちゃん先生かなり女性には信頼度が篤いので
いつもニコニコしてお二人とおつきあいしていた

ところが久しぶりに会った男は
何かスッキリしてリラックスしている
「女が変わったな」
と思っていたら案の定

面白いもので
捨てられた女に同情するのは女たち
男たちは
「今度の人の方が良いねえ」
と開けっぴろげ
今度の人は自分たちにも優しいからなと評価理由がわかりやすい

遠ざけられた女はきっと心底男に尽くしていたのだろう
そうすると男は重くなる
女性から見ると今度の女の方がきっと「海千山千」だと思うのだが
その辺は単純な男には分からない

しかしこう言う男の勝手を許している彼の妻が一番エライのだよ
お釈迦様の手のひらに乗る孫悟空と一緒だ
どんな奥様かお会いしたいと思う

お子さんにあったことがあるが礼儀正しい好青年であった
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タイミング

2012年10月03日 13時53分22秒 | 日記
秋を告げる花金木犀が咲き始めた
金銀とおそろいであるのだが銀色に輝く花は珍しい
公園に入るとどこからともなく香りが漂う
わがスカイガーデンにも3本の金木犀があるのだが
変な時期にチャコちゃん先生が剪定したため
余り賑やかに花が付かなくなった

公園を通って気が付き当方の金木犀に挨拶したが
パラパラと云う感じ
時期を外したら成長が止まるのだと理解した

昔の人は「鉄は熱いうちに打て」と云っていたが
ほんとうに時期というのは大切だ
時節がこなければ何事も成就しない
其れが分かっていてつい先走るのが凡人

待つと云うことの大切さをうっかり剪定してしまった金木犀から教わった
怒るタイミング
アドバイスするタイミング
相手がその気になっていなければ単なるお節介
云うタイミングを外せばソレハ逆に相手を弱らせることになる

世の中のことはタイミングさえあえばすべてがうまくいくように思う
そのタイミングはやはり「待つ」と云うことができるかどうかのようだ
金木犀の香りを嗅ぎながら
痛い失敗から新しいことを識るのだなと感心したりしている

今日はいきなり秋深しになった
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雑草をとる

2012年10月01日 11時48分10秒 | 日記
昭和天皇が
「雑草という名の草はなくみんな名前がある」
と言う言葉を残している
その言葉を耳にして以来
チャコちゃん先生雑草を抜いても捨てられなくなっている
特に可愛い花が咲いている雑草は抜くこともできず何処までも伸ばしてしまう

デモ不思議なことに雑草という草たちはいつの間にか自分の命を自分で閉じる
実に見事にーー
其れが分かってからは何処まで伸びても知らんぷり
今年はそのおかげで照り返しの熱気を雑草が防いでくれた

しかし蚊も誕生しスタッフはみんなその蚊にやられた
「それも良いでしょう自然の中にいることだから」
ぽりぽり搔いている傍でいうと「キッ」とにらまれる
「蚊も生きるのに必死なのよ
「ーーーー」

初めは
「若いから来るのよね若い血潮」
とおだてていたが年など見境なくチャコちゃん先生まで噛まれると黙るしかない

台風17号が来るという昨日
やっと重い腰を上げて草取りを始めた
いつもは抜いた草は細かくはさみでカットして太陽が一番強く当たるところに
ばらまいておく
一ヶ月もするとカラカラに乾き良い肥料になる

だから雑草は外にはださないでいた
しかしそうも行かず
昨日は必死に抜いてゴミ袋二杯分ゴミ置き場に出してしまった
それでもまだ半分以上の雑草が残っている

人間って不思議で
「捨てる」
ときめたら容赦ないぽんぽん捨てられる
今までのあのじくじくした思いはいったい何だったのだろう

昭和天皇のお言葉「雑草という名の草はない」
に縛られていたのだなあとつくづく思った

台風一過土の上はやや綺麗になっている

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