チャコちゃん先生のつれづれ日記

きものエッセイスト 中谷比佐子の私的日記

蚕図鑑

2014年07月16日 09時30分09秒 | 日記
東京農工大の横山岳先生がすばらしい本を出版された
一年がかりで編集をしたらしいが
今までで一番理解できる「蚕図鑑」国土社、3800円(プラス税)

先ずは手にとってご覧じろと言いたい

流石に毎日蚕と顔を合わせているだけ有って
懇切丁寧でもある
「編集の方が小学生のお子さんを持つお母さんでね」
この子に解るように解説して下さいと言うことで
横山先生張り切ったみたい

大人のそして蚕のことを知っている人たちも
改めて蚕の凄さをこれで知ると思う
横山先生有難う

横山先生は
「ホントウはクローン蚕を造ってみようと思ったのだけど」
蚕は糸を吐くために存在していると解ったので
そう言う研究はやめて
蚕を多くの方に理解していただき
蚕の吐く糸の素晴らしさを最伝えなければと思ったという

夏休み返上でこれから夏蚕の飼育にかかる
「生き物が相手だからね待ったなし」
命を相手にしていらっしゃるのでとても穏やかな先生だ

蚕のことなど全く知らない若い方をお連れしたら
蚕も凄いけど
「横山先生の穏やかで優しい姿は今ここに生きていらっしゃるからでしょうか?」
と感嘆しきり

チャコちゃん先生もそう思う
横山先生は「即今唯今」を実践していいらっしゃる
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一人旅

2014年07月15日 10時34分03秒 | 日記
一人旅の醍醐味は朝の散歩かもしれない
食事の後足の向く方向にぶらぶら歩く
そのときの発見は計り知れない

野の花の美しさを再発見したり
其の種類の多さに驚いたり
蝶々が道連れになってくれたり
ちいさな蛙がぴょんぴょん跳ねながら道案内

今は青田が美しい
青田と蒼い空の色のコントラストに見とれる
白い雲がゆっくりと動く

みんな自分の仕事をしているのだなと思う
野菊は野菊のママ美しくユリにはなろうとも思っていない
そんなことは当たり前なのに
今更のように驚く自分がいて苦笑

蟻さんが行列を付くって何かを運んでいる
よくよく見ると空蝉だ
蝉が飛び立ったのかと其の先を想像し
ひと泣きした後に命を終えるのだと思うと其れも清いなあーーーと

人とは全く無縁の彼らは
それぞれの命を精一杯生きている
野の花に
「私のお部屋にきてね」と言いながら摘んでかえったが

何と2日で枯れてしまった
チャコちゃん先生はむごいことをしたことになる
野にいればこその命だったのに

美しいなあ可愛いなあと眺めているくせに
其れを自分だけのものにするエゴ
人間は何処まで行ってもエゴ丸出し

また一つ自然に教わりましたわ

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台風知らんぷり

2014年07月11日 09時11分59秒 | 日記
東京は台風に取り残されていた
好いことなのだけど
しかもお湿りが有って我がスカイガーデンの植物は喜んでいた
早めに仕事を切り上げたので
ゆっくり読書

先月は一冊も読んでいなかった
今月に入って5冊目
乱読なので何でも読む
最も疲れたときはなんとハーレクインロマンス

実に甘ったるいのだけど素とっばしてよんでいると
何か優しくなってくる
力のある男と優しいが芯のある女性
恋でなやむなんていいですよ

其の次はポアロこのおかた大好き

昨日のように時間があってしっとりとした空気をはらんでいるときは
哲学ものか歴史物
好きなのは神話だ

神話のない国は野蛮だと思っている
日本は戦後教科書から神話を抜いてしまった
つまりは日本人の骨幹を抜かれたのと同じ

神話は着物の生い立ちにも大きく関わっていて
着物の柄など神話を読むと
何でこの柄が良いのかと解っておもしろい

来年の「比佐子つれづれ」は神話と着物というタイトルで一年を過ごそうかと思う

とにかく台風が知らんぷりして通り過ぎたのでありがたい
明日は飛行機に乗ることになって居るのでーーー
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オランダが負けた

2014年07月10日 09時36分13秒 | 日記
ご贔屓だったのよオランダのサッカーチーム
攻めることを知っていて
頭脳プレヤーが多かったのね
Pkになったのでオランダのものだと思ったのにね

日本のサッカーチームはパスばかり回して
見ていていらつくな
攻めなきゃ(;゜〇゜)
勝たなきゃあーー

サッカーはきれい事ではない
デモその中に身体の美しさを見る
伸びきったときの人間の身体の優美さに見とれますな

またオランダは医療大麻を愛用していると聞いたので
余計親しみが湧く
身体の根本を美しくしようとしているチームなのだなと思った

直感が研ぎ澄まされるものね
蜻蛉と同じで360度の視野が要求されている
更に今自分がナニヲしなければならないのか
そして確かな技術

もう一度三位決定戦でオランダを観ることが出来る
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情報過多

2014年07月09日 11時07分37秒 | 日記
台風情報がどれだけの人を惑わしているか
放送をしている人は考えたことがあるのかしらん
知人が経営する旅館やレストラン
軒並みキャンセル

たしかに大事になるのが解っていて
そこの方向に向かって行くのは差し控えたくなると思うが
ここまでキャンセルが続くと死活問題

チャコちゃん先生は
台風が青年時代の時に来る九州で育ったので
東京の台風なんてへのかっぱ
お嬢さんみたいだと思う

台風接近は気象庁より大人達の方が正確で
家事を全くしない父も台風の時だけは兄と一緒に
雨戸に釘を打ったり庭で飛びそうなものは重しを掛けたりと
へっぴり腰で防御作業をしていたことを思い出す

幼い子供にとって台風は嬉しい
なぜなら家族が全員そろって台風が通り過ぎるまで
家の中で楽しく暮らすからだ
通り過ぎれば「台風一過」
この景色がまた良い

葉を散らした庭は母や姉たちが整理
其の様子を縁側でながめていると
ふかふかお芋のゆであがり

どこかで大洪水、山崩れというニュースは少ない
なぜなら山も手入れが行き届きはげ山は少なかったし
道路も舗装されていても横道は土の道が多く水を吸い込む

この台風情報
だれも責任持ちたくないので叫んでいるとしか思えない


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お品のよさ

2014年07月08日 09時40分28秒 | 日記
昨日は七夕だったので
「ぜいたくしようね」
と仕事のうち合わせにいらしたUさんと
事務所の近くにあるパークハイアットに

そこのカレーライスがチャコちゃん先生はお気に入り
しかしお高い
「でも今日は七夕だから」と奮発
何で七夕で奮発しなければならないのかは意味不明

二人で七夕の思い出を語りながら舌鼓を打つ
やはり美味しい
41階から見える東京の町はグレーに沈んでいるが
「どうしてこんなにビル造っちゃったのかしら」
フト彼女の横顔をみると
「浅丘ルリ子のわかいときそのままよ」
「正面向いたらダメですか」
「だめだめそう暫く其の横顔をみせていてね」と
「いただけないですよカレー」
「そうね許す」と二人で大爆笑

沢山の女優さんと仕事をしたチャコちゃん先生
一般女性の一部が女優さんに似ているとつい嬉しくなる

先日チャコちゃん先生の元に挑戦状のような自分の写真を送りつけてきた
有るアジアの国の女性
確かに目鼻立ちは整っているしお化粧もうまいというよりけばい
しかしお品がない
この程度の女は日本にごまんといるよと言いたいところだ

日本の女性の美しさの根本は「気品」にあるように思う
いまは中年女性にしか其の品の良さを観ることができないのが残念

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めぐりあい

2014年07月07日 09時18分45秒 | 日記
昔「めぐりあい」というラブロマンスの映画があった
女好きの男が真実の愛に目覚めるストーリーで
其の音楽が甘くやるせなく胸をときめかして見たおぼえがある

今真実の愛と云うことに気が付いている人間はどれほどいるのだろうと
昨夜「フアスト」の舞台を見ながら思った
高校の頃ゲーテ原作の「フアスト」を読んだ覚えがあるが
深い哲学的思考はちんぷんかんぷん

その後手塚治虫の漫画で読み少し理解できたかな
そしてその「フアスト」のミュージカルを昨夜AAシアターでみてきた
舞台のテンポがよく話が分かりやすく
5000人はいる劇場は若人の群れ
それもそのはずフアストと悪魔の分身オフイスフェレスの役はジャニーズ河合郁人と五関晃一クン
歌って踊ってエネルギーの発散

それを迎えるのが三田佳子さんの悪魔メフイストフエレス
もうすごいの一言
本当に胸が高鳴る悪魔ぶり

いや^よくやるよとーー
楽屋にご挨拶に行ったとき思わず
「ストレス発散してますね」笑い
「そうみえる?」
「すごいわ興奮したわ」
「ありがとうありがとう」

その悪魔ですら人間だけが持っているという「愛」を受け入れることになる

大阪森ノ宮ピロテイホール 11日から13日必見の価値あり
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大麻

2014年07月06日 09時27分52秒 | 日記
大麻と言うとキャッと身を引く人も多いとおもう
大麻の栽培が自由でなくなって75年
日本は縄文時代から大麻と共にくらしていたのにーー

大麻の布を見ることが多くなった
それは多くの国が大麻の栽培を自由にしたからで
日本の輸入先は中国が多い

基本的に日本はまだ敗戦当時の連合軍の目が光っているというか
連合軍の言いなりになっている
今年も世界銀行に一番お金を差し出したのが日本国

確かに戦後の復興に世界銀行から沢山のお金を借りて
道路を造ったり家を建てたりして日本は復興をした
しかし
日本の経済が良くなってからは
世界で二番目のお金提供国に成なり久しい
近隣国からもお金をせびられ続けている
金持ち日本?

こう言う話をするのではなかった

今回サッカーでオランダが快進撃をしている陰に
医療大麻の存在があることを昨日知った
大麻の油やナッツその他諸々の医療用大麻
其れらををあらゆる場面で利用しながら
身体を作っているそうだ

日本も早くこの医療大麻を使うようになると
たいていの病気は治っていくのではないか
そうすると病院や医薬品が売れなくなって困る?

安全で安い医療が必要では無いかと思うがーー
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再び足袋の話し

2014年07月05日 09時31分33秒 | 日記
絹裏の足袋の注文をするのをうっかり忘れていて
もう3足しかない足袋を毎日洗濯しながらはいてしのいでいたが
もう間に合わない
早めに木綿の足袋でも良いですから4足直ぐ付くって欲しいと連絡し
やっと先日其れができてきた

足袋は手洗いなので
お日様がいないと乾かない
いやいや木綿の足袋をはくことになる

所がどうだ
夕方になると足がむくむので
足袋の中の足が呼吸困難になる
「もう足を自由にしてくれ」とばかり痛くなるので
つい脱いでしまう

そういえば昔はよくこのように足が疲れると足袋を脱いでいた
ゆるめの大きさにしていれば問題はないのだろうが
やはり足袋の足はきりりと見せたい
と言うことはきちんとシワ一つなく履きたいのだ

基本的にチャコちゃん先生の足は「牡丹型」つまり幅広
それを「柳型」に見せているところがもう不自然
しかし
其れが絹裏にしてしまうと全てが解決
絹はホントウにすばらしい





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絹裏の足袋

2014年07月04日 09時26分11秒 | 日記
絹裏の足袋をはき続けて20年くらいになる
久し振りに木綿裏の足袋をはいたら足がいやがっていて
早く脱げという

絹裏にしたのは年と共にかかとが乾燥すること
それと小指を足袋の形の中に詰め込んでいるので
(これは靴も同じ)
チャコちゃん先生の場合「魚の目」ができやすい

かなりまえ
其の魚の目退治に奧順の当時専務に「手で魚の目を取る人がいる」
と紹介され前日専務宅に泊まって早朝から山中にあるその場所に
連れて行っていただき治療を受けた

「チャコがギャーギャー言う声が外まできこえて恥ずかしかったよ」
なんて叱られたがーー
手でねじって取るのですから其れは痛い

其のお陰でずっと魚の目は大人しくなったが
しかし油断はできない
それで絹裏の足袋にしてみたら快調

春から今自分に掛けて足がふくれるのだが
其れも柔らかくカバーをしてくれる
お陰で魚の目も大人しく更にかかともつるつる

しかしこの絹裏の足袋をつくる「めうがや」さんはタイヘンらしい
絹と木綿異素材を合わせて難しいカーブを縫うのだもの
大変名仕事とは解っているけど
足が喜んでいる限りはこの足袋をはき続ける
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