チャコちゃん先生のつれづれ日記

きものエッセイスト 中谷比佐子の私的日記

ホタルの柄の着物を着てーー

2014年07月03日 11時40分41秒 | 日記
蛍の柄の着物を着てホタルにあってきた「倉庫の風景を
いまから20年前志村さんに塩漬け繭の糸で「絽」をおっていただいた
其の生地が美しくさわやかでどういう柄にしようかと
考えあぐねて5年

十日町の染色家滝沢晃さんの所に取材に行ったのが
15年前の今頃
「中谷さん樹から降りてくるホタル見たことありますか?」
「いいえ」
「ではこれから観に行きましょう」

そして小川の傍にある一本の大きな樹木の所に案内された
なんと!
ホントウに何百のホタルが樹木のてっぺんから光の滝のように降りてきて
小川の上をさまよう

言葉なく見とれていたが
「これ!この風景を着物の柄にして!」
「エッツ」
「そうこの様子をーー」

滝沢さんは慌てて手帳に覚え書き
塩漬けの絽の生地できあがった着物の何とスバラシイ事

三田佳子さんが「相棒」に出演したとき着ていただいた
そしてチャコちゃん先生は其の着物を着てホタルにあいに行ったが
其の小川は昨年氾濫し
樹木も川に流され肝心のホタルの姿は見えなかった

幻になってしまったホタルの柄の着物を着て
八海山を飲む敷かなかった
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

雨下駄

2014年07月02日 10時27分36秒 | 日記
雨が降るから着物は着ないと言う方と
雨の日のおしゃれを愉しみたい
と言う方もいらっしゃる

その中で「雨下駄」というのは実に良く出来たものだと思う
爪革を考えついた人はエライ
爪革があるために足袋は濡れないし着物の裾も保護できる

先日雨下駄を履いている方が
ドウモ履きにくくてとおっしゃるのでよくよく見ると
爪革に付いているゴムを前の歯に掛けたまま履いていらした
あれは後ろの歯に掛けて調子をとる

前の歯に掛けているときはゴムが伸びないようにとゴムをやすませている
昔の人だったら何でもない小さな行為も
今の人にはきちんとお話ししなければならないのだと云うことが解る

事ほどさように全てがそう言う小さな心がけが通じなくなっているのでは無いかとも思う
着物にかんしては
ホントウに細かな心遣いが隠されているが
着物を着るということは
其の心遣いに気付くと云うことかもしれない

雨草履が最近は主流になっているが
空気の入り方が違うのでやはり雨下駄の方が身体が喜ぶ

昔は高級レストランやホテルには「履き替えて下さい」とばかり
スリッパが用意されていた
今はそういうことはないけど雨下駄は外で履いてこそ美しいかも
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

和服を世界遺産に

2014年07月01日 17時05分46秒 | 日記
「和服を通して日本人が日本人としての誇りを持ってほしいので
和服を世界無形遺産に登録する申請運動を起こそうと思う」
今日ある方から相談を受けた

「遺産ですか」
チャコちゃん先生趣旨の意味が今ひとつ理解できないのだ
確かに「和食」も文化遺産登録になって居る
今年政府は「和紙」を申請するらしい
たしかに和服も申請したくなるのは解る

デモみんな本気で
この秋から本格的に大々的に運動が始まるらしい
みなさまどうお思いですか?
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする