今年も気付けば立秋の時期を迎えました。
二十四節気の一つが「立秋」。約15日間ある期間を3つに分けた一つが、「寒蟬鳴(ひぐらしなく)」です。
寒蟬とは、ヒグラシやツクツクボウシなど、夏の終わりの頃から秋にかけて鳴く種類の蝉のことだそうです。
ヒグラシが鳴くのを聞くと、なんとなく涼やかな感覚になりますね。
旧盆の時期にもあたりますが、子供の頃はお盆を過ぎたら海に入ってはいけないとよく言われていました。
子供の頃は被害にあったことはありませんでしたが、大人になってから一度だけクラゲに刺されたことがあります。海にいる間は気づきませんでしたが、首の辺りがピリピリする感じがして触ると皮膚が盛り上がっていました。鏡で確認したところ、カタカナの「ク」と読める形に腫れ上がっていたので痛いけれど思わず笑ってしまいました。当時の職場で同僚に見せたら、「ラ」と「ゲ」も続けてやられるかもしれないから気をつけて!と真剣に言われたことを久しぶりに思い出しました。その後何事もなくて良かったです。
先日買い物途中に、栗の木にたくさんの実が育っているのを見ました。
冒頭の写真はその時のものです。秋の準備が始まっていることを実感。
お盆を過ぎたら、気温が高くても肌に感じる風の感じが変わります。少し乾燥した空気感になるというか。
患者さんの中に、首から肩にかけてゾクゾクしたり喉がちょっと乾燥した感じになったりすると、風邪を引きやすいという方がいらっしゃいます。寒い時期は自然と首元に何かを巻くことが多いと思いますが、暑い時期はそうはいきません。首回りがゆったりと開いたデザインの服を着ることが多く、首回りが外気に晒される状態が通常となります。東洋医学では風邪は首の後ろ側から肩甲骨の間にかけてのエリアから体内に入り込むと考えます。気温の高い日は汗をかいてそれが冷えることで、そのエリアのバリア機能が低下し、より風邪が入り込みやすい状況を作ってしまいがちです。
タオルなどでこまめに首回りの汗を拭き取って冷やさないように気を付けたいものです。自宅にいる時は見た目も気にしなくていいので、常に首にタオルを巻いておくのもおすすめです。(私は乾きやすく肌触りが好きなので、通年手ぬぐいを愛用しています。)
風邪を引きやすいと自覚している方は特にお気を付けくださいね。
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