゛まるかん人゛プラトーク

元気とキレイを追求すると、人生は楽しく過ごすことと・・・!?

「男爵薯の父」の素顔に迫る

2008-09-30 18:33:00 | ほっかいどう関連情報

函館の館さんが新版 「種イモ輸入から100年」

川田龍吉伝 男爵薯の父 川田龍吉伝 男爵薯の父
価格:¥ 1,365(税込)
発売日:2008-10-04

男爵イモを日本に輸入し、普及に力を注いだ川田龍吉男爵(1856-                            1951年)の素顔に迫った「男爵薯の父 川田龍吉伝」の新版を函館                            市の樹木医館和夫さん(71)が出版した。川田男爵が男爵イモの種                             イモを輸入し今年でちょうど100年。館さんは「終戦後の食料のない                             時代、人々の命をつないだイモの価値を知らせたい」と話す。同書は                             1991年に出版した同名の本を加筆・修正したもの。川田男爵の生い                            立ちから、造船技術を学んだ英国留学、1906年(明治39年)に来道                            し当時の函館ドック再建に努めた歩みを紹介。そして、現在の渡島管                            内七飯町などに農場を構え、1908年(同41年)に男爵イモの種イモ                             「アイリッシュ・コブラ-」を輸入、栽培普及に尽力した姿を当時を知る                           人々の談話などを交えて描いた。新版では、新たに発見した川田男                             爵の英国留学時代の恋人からの手紙約30痛を紹介しているのをはじ                           め、男爵イモが本州へと広がっていく過程のエビソ-ドを加えるなど、                            加筆、修正した。「食の問題は命の問題。川田男爵が実践した『農工                            共栄』の大切さを伝えたい」と館さんは力を込める。

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未来を見据えて<オ-ストリアのまちづくり>

2008-09-30 17:00:00 | 環境問題

車を規制 騒音、渋滞なくし復活

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オ-ストリアの首都ウィ-ン                              南方にあるバ-デン市は、                              作曲家ベ-ト-ベンが交響                              曲第九番を作った静かな温泉                            地として知られる。「芸術家に愛されたこの街も戦後のマイカ-ブ-ム                            で危機に立たされたの」。エリカ・ア-デンサ-メル市長(51)街の歴                            史を語り始めた。

警笛禁じる条例

1950年代、車の普及で観光客は一時期増えた。だが、車の騒音、                            排ガス公害で評判を落とし、人口の10倍ほどあった年間25万人の                             湯治客は、十分の一まで落ち込んだ。市は61年、静けさを取り戻す                             ために同国初の「クラクション禁止条例」を制定し、73年から車の中                              心街乗り入れを全面禁止。2011年には、温泉街周辺の約5平方㌔                            から車を排除する予定だ。「静けさはリゾ-トの命。騒音をなくした市                             の挑戦が中欧で評判になり、街は復活したの」と市長は笑った。バ-                            デンにならい、今やウィ-ンなど国内千を超す地域でクラクション禁止                            条例が制定された。

地下鉄で客輸送

最近、日本でもマイカ-の中心街乗り入れを禁止し、郊外の駐車場か                            ら観光地へ客をバスなどで輸送する「バ-ク・アンド・ライド」が実施さ                             れているが、バス輸送さえも禁止したスキ-リゾ-トがアルプスにある。                            「もちろん自動車事故はゼロ。渋滞がないし、ホテル街で不評だった排                            ガスが消えてスキ-ヤ-も大喜びだよ」。チロル州セルファウス村の警                           官ヨ-ゼフ・イエガ-さん(50)は自慢げに話した。同村はスキ-場に                            向かう交通渋滞が常態化し、人気が急降下。観光業の衰退を心配し                             た村は85年、人口三千人未満の小規模村としては欧州初の「ミニ地                            下鉄」を標高750㍍の高知に敷設した。村の入り口とゴンドラ乗り場ま                            での1・3㌔を結び、各名所に停車場もつくった。投資額は一千万ユ-ロ                              (約17億円)に上ったが、リフト券などに「環境対策料」を5%ほど上乗                            せして回収、すでに完済した。地下鉄の運賃は無料で、高速の気流を                            地面との間に送り込んで車体を浮かせるホ-バ-クラフトの原理を利用                           しているので騒音は一切ない。「くつろげるスキ-場」と評判を呼び、観                           光客は六割も急増した。こうした車への規制はチロル州全体で推進され、                          昨年11月から24時間体制で大気中の窒素酸化物を計測、規定値を超                          えると高速道の速度制限が実施されている。「車との共存は現代社会の                          課題。その場限りのもうけを追う観光には未来がない時代なのかもしれ                           ません」。ゲオルグ・マンゴット村長がつぶやくように話した。

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