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土森海 ホウレンソウIT活用で年中収穫

2009-01-14 11:40:06 | ほっかいどう関連情報

岩見沢市で実証実験 地温や肥料自動管理

100_1060 [岩見沢]岩見沢市の農業生産法人「NOWA                               そらちLLC」(宮本圭一社長)が、ビニ-ルハウ                              ス内でホウレンソウを1年間に10回収穫できる                             自動制御システムを開発し、実証実験を行って                              いる。年4、5回の収穫が限度だったが、地温や                             液肥料散布などを自動管理することで工業製品並みの品質管理と省                力化、大量生産の仕組みをつくり上げた。

元農林水産省農業工学研究所長で農学博士の奈良誠さん(61)=                             つくば市=の強力を得て開発した。農水省の「IT活用型営農成果重                             視事業」を活用し、2007、08年の2ヵ年で5200万円の補助金を                              受けている。同法人によると、ホウレンソウの生育を左右する地温を                             維持することが最大ポイントで、もみ殻と土を混ぜた土壌に送風菅を                              埋めて、送風によって地温を調整するようにした。通気性が高いた                              め、根の生育も促される利点がある。厳冬期はさらに、地下水を利用                             してハウスの室温を10度以上に保つ計画だが、実験段階では、地                             中に電熱線を埋めて代替させた。また、テレビカメラで葉の成長を監                             視し、必要な場所に適度な液肥を機械で自動散布している。こうした                            仕組みで、省人化を徹底した上で収穫までの栽培日数を冬でも夏場                             と同じ平均30日に短縮できるという。昨年4月からの実証実験では、                            面積約270平方㍍のビニ-ルハウス2棟でホウレンソウを無農薬栽                            培し、11月までに7回収穫できた。ホウレンソウの売り上げは、ハウ                             ス1棟で月30万~40万円。主に札幌市内のス-パ-に出荷し、価                            格は市価より2~3割ほど高く売れているという。今春まで季節ごと                             の栽培デ-タ゛を蓄積し、システムを改良する。ハウス10棟で出荷                             時期を調整すると年間を通じて毎日の出荷か゛見込めるという。今後                              は20棟までハウスを増設し、キュウリやトマトなどにも、応用できるシ                              ステムを開発予定で、総工費は約1億2千万円を見込んでいる。実                             用化後は、一般農家や新規就農者向けにハウス1棟当り約200万                             円で設備の販売を計画している。宮本社長は「次世代の農業スタイ                              ルとして浸透させたい」と話している。

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