攻撃することと解毒することと
病気の治療には二通りの方法があります。一つは対処療法で、もう一つは自然治癒力や免疫力を強化し身体の正常化を促進しる方法です。対処療法は、問題部位を切除したり損傷箇所を血止結合したりする。また病原体を投薬などで攻撃する。薬での効能が希薄だと更に強度な薬剤を上乗せして、徹底的に攻撃を加える。勿論人間本来備わっている治癒力が機能することを前提としています。それは時間の経過を看ることで理解できます。そのような身体の治癒療法を物事を客観的に精査し、大局的な観点で柔軟に対応し両面の特性を最大限生かし活用することの出来る医師は、総体の2、3割ではなかと考えられます。西洋医学の医療技術の進歩は目覚しい成果を挙げています。それは病気に成った人たちを治癒させる能力のことです。だが生死に係わる疾患を完治させたかに見えても、再発の危険性を回避した人たちが3割という現実。そこえ、東洋医学の人間本来備わっている、治癒力や免疫力を活性化させ正常体へ導く治療法(民間療法の人づてに良いといわれる方法の実践も含め)とそれまでの生活習慣の変更を実践した人たちの勝利であるようです。予期せぬ重大な事故による損傷や未知のウイルスなどの感染に対応する西洋医学の技量。悪しき生活習慣や許容範囲といわれる食品の汚染物質から体を守る東洋医学の思想(解毒・排出等)との融合がこれからの医療の方向性を示しているように思われます。その様な両方の特徴を取り入れ実践し、成果を挙げている医師たちの努力も徐々に見聞きするようになりました。