@ kill time

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樋口 明雄 /狼は瞑らない

2010年10月07日 | 小説
    狼は瞑らないを読みました。



佐伯鷹志は、かつて警視庁警備部警護課に在籍し、SP(セキュリティポリス)として、政治家の警護をしていたエリート警察官だった。

いまは一線を退き、北アルプスと立山連峰に狭まれた広大な山岳地帯で遭難者を救出する、山岳警備隊の隊員となって久しい。

その佐伯を狙う暗殺集団

彼らは、警察と政界の闇の部分を知りすぎた佐伯を消すために送り込まれた、“掃除屋”と呼ばれる男たちだった。

そして幾重にも張りめぐらされた非情の罠。

標高二千メートルを超える険峻な山岳地帯を舞台に、過去を背負った男たちの決死のサバイバルが始まる・・・


物語は主人公が幼少の頃
・SP時代・山岳警備隊時代と分かれており、それぞれが伏線を持ちながら、からみあっていきます。

自らが守る政治家の謀略により銃で撃たれてから、山岳救助隊として人里離れた任地に異動し、そこで活躍する山岳救助隊の人々と行動を共にする・・・。

常に死、命と向き合い自分にそして自然に対して正直に生きる山男達の姿がいい。

さらに、登山にまつわる知識・危険性などの解説がリアリティを増幅してくれます。

そして台風のさなかに彼の命を狙う連中が警視庁を名乗って現れる・・・。

悪天候の雪山で 佐伯達に次々に危機が訪れる!!

ハリウッド映画ばりの壮大なストーリーに一気に読了!!
コメント
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