誉田 哲也 著 「国境事変」を読みました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7c/5c/200a1060a3ca1eaa06cedcc82f701b4f.jpg)
新宿で在日朝鮮人が殺害された。
“G4”の存在を隠匿しようとする公安は独自捜査を開始するが、捜査一課の東警部補は不審な人脈を探り始める。
刑事と公安、決して交わるはずのない男達は激しくぶつかりながらも、国家と人命の危機を察し、銃声轟く国境の島・対馬へと向かう・・・。
「ストロベリーナイト」、「ソウルケイジ」、「ジウ」シリーズどれも面白かったが、その内容はかなりグロかった・・・。
本書は「ジウ」シリーズのスピンオフ作品ですが、これまでのグロさはありません。
「ジウ」でも公安嫌いのはぐれ狼だった東刑事が出てきます。
その内容は昨今話題の国境に近い離島、対馬が一つの舞台。
そこに新宿で起こった在日朝鮮人が殺人事件からむ。
事件を追う捜査一課の刑事。
その影で暗躍する公安。
外国映画でしか見聞きすることスパイ活動が
実は現在の日本国内でも身近で行われているかもしれないと気付かされます。
北朝鮮や在日二世・三世の現状がするどく描かれています。