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「龍馬伝」最終回

2010年11月29日 | ○○な話
Hさんが毎週欠かさず見ていたNHKの大河ドラマ「龍馬伝」が昨日最終回を迎えました。

福山雅冶さんの「龍馬」は最初はあまりの”かっこ良さ”に違和感を感じてしまいましたが、回を重ねるごとにその爽やかな人を引き付ける魅力とバイタリティー溢れる行動力の虜になりました。

福山さんを始め出演者の皆さんには遅まきながらお疲れ様でしたと言いたいです。

そんなHさんが「坂本龍馬」に接したのは学生時代に呼んだ司馬遼太郎の小説「竜馬がゆく」です。

当時、”司馬遼太郎フェアー”と云う文庫本のフェアーをやっていて「竜馬がゆく」だけではなく司馬遼太郎作品を殆ど全てを夢中になって読んだ記憶があります。

しかしその司馬作品の「竜馬がゆく」の内容は、今回のドラマの「龍馬伝」とは大分違っていたような気がします。

まず単純に「竜馬」と「龍馬」という名前が違う・・・。

何故? どちらが本当? 

調べてみました。

「坂本龍馬」が正解です。

一方、「竜馬」の方は、司馬遼太郎の想像力で作られたフィクションである「竜馬がゆく」があまりにも有名になりすぎた事と、その後NHKが1968年の大河ドラマでその「竜馬がゆく」を取り上げたことで、世間的に「竜馬」の名が浸透してしまったのだとか。

ちなみにその時の竜馬役を演じたのは若き日の北大路欣也さんでした。

さらに今回のドラマで「平井加尾」と云う広末涼子が演じた龍馬の幼なじみは「竜馬がゆく」ではまったく出てきていません。

また、準主役と言うべき「岩崎弥太郎」の存在はここまで大きく扱われてはいませんでした。

今回は「岩崎弥太郎」のみならず「武市半平太」や「岡田以蔵」、「千葉道場の娘佐那」、「高杉晋作」、「後藤象二郎」など「龍馬」を取り巻く人物達も判り易く紹介されていました。

「龍馬伝」は、福田靖氏の脚本による原作なしのまったくのオリジナル作品だそうですがなかなか良かったです。

”はたしてどちらが本当の坂本龍馬像なのか? ”

当の御本人は天国で、”そんな事はこんまい事ですら!!”と言っている事でしょう。

また何十年後かに「新たな龍馬」が出現するかもしれませんね。
コメント
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