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船戸 与一 /山猫の夏

2010年11月26日 | 小説

 著 「山猫の夏を読みました。



80年代前半のブラジル東北部の町エクルウ。

アンドラーデ家とビーステルフェルト家の二つの旧家が町を支配し、100年にわたる抗争を続けていた。

この旧家から出奔した娘の捜索のため、裏社会で名を馳せた謎の日本人“山猫(オセロット)こと弓削一徳が呼ばれる。

山猫の動く所、たちまち血しぶきがあがる。

だが彼は単なる請負仕事で終わるつもりはなかった。

謎の山猫の正体とその目的とは・・・


日本人を主人公としたブラジル版西部劇。

なんと言っても主人公の「山猫」がかっこいい!!

圧倒的なカリスマとパワーで田舎町をたちまち殺戮の場とさせる!!

日本映画で例えると黒沢明の「用心棒」の三船敏郎ばりかな!!

息をもつかせぬ冒険活劇で読み始めると止まらない事間違いなし!!

ラストもイイね~!


この本のお勧め度:☆☆☆☆☆ 

コメント
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