昨日で与野公園の「ばらまつり」の話題は終わりだと思ったでしょう。
実は今日も続きます。
「彩の国さいたま芸術劇場」から駅に向かいました。
「与野公園」へ向かった時とは反対側の駅前に着いたら、ここにも「バラの花壇」が綺麗に整備されていました。
きれいですね。
待ち合わせのベンチの後ろにも白いバラの花の壁になっていました。
こんなオブジェも、ガード下にカラオケBOXを発見しましたよ。
山本衛士 作 ”内なる空”
たまに、今まで降りた事の無い駅で降りて周辺を散策してみると、色々な発見があって楽しいものです。
「与野公園」から歩くこと10分。
「彩の国さいたま芸術劇場」へ着きました。
建築家の香山壽夫(香山アトリエ+環境造形研究所)が設計、1994年に完成した地下2階、地上4階、塔屋1階建の建物です。
「ロトンダ」
列柱と半透明のガラスブロックで取り囲まれ、劇場の中央に位置する円形広場
「光の庭」
この日はパイプオルガンとフルートによる入場無料のコンサートがここで行われていたそうです。
「ガレリア」
ガラス屋根から自然の光がたっぷり入る幅5m、長さ100mにも及ぶ通路
この建物は1995年には第8回村野藤吾賞、第36回BCS賞(建築業協会)を、1996年には日本建築学会賞(作品賞)をそれぞれ受賞しました。
テレビドラマのロケ地として使われることもある建物です。
現在はお昼休みに千円で気軽にクラシック演奏を楽しめる「ランチタイム・コンサート」と言うのも開催しているそうです。
私もいつもカラオケとプロレス観戦だけではなくて、
たまには演劇やクラシック音楽などの芸術に触れてみたいと思いますが・・・
私の廻りでそれに共感したり、理解してくれる人が居ないのが悩みの種ですね!
「バラ園」の中を散策しました。
「バラ」と言ってもずいぶん沢山の種類があるものです。
では、その「バラ」の写真をたっぷりと御覧下さい。
天気も良くて人も大勢出ています。
本当に満開でした。
きれいですね。
心が和みましたか?
子供たちは出店で”金魚すくい”や”に”人形すくい?”で楽しんでました。
いかにも日本の祭りの風情です。
「与野公園」に来たついでに近くにある「彩の国さいたま芸術劇場」へ寄ってみる事にしました。
その模様はまた明日です。
昨日・今日の2日間、さいたま市与野公園で「ばらまつり'08」が開催されてます。
「ばらまつり」は、与野公園のバラの開花時期に合わせて旧与野市時代の昭和55年から毎年開催されているもので、今回で29回目を迎えます。
と言う事で”お花大好きHさん”として見過ごす訳にいきません。
早速行って来ました。
誰ですか”また、花の写真かよ!”と言っている人は。
あまり良い事が無い昨今の世の中、
せめて美しい花を愛でて、心を和ませようではありませんか。
場所はJR埼京線与野本町駅から徒歩10分くらいの所にある「与野公園」の中です。
途中には「円乗院」というお寺がありました。
「円乗院」は、鎌倉幕府の武将・畠山重忠が創建したものを、慶長の時代に当地へ移建した名刹です。山門の右側にある高さ30mの多宝塔は、日本で3番目の大きさで、本堂右側にある高さ6m定樹齢約250年の彼岸桜は「円乗院の千代桜」として市の天然記念物に指定されています。(もちろん、今はもう桜の花は散ってます。)
会場となる「与野公園」は、明治10年に開園した歴史ある公園です。
公園内には多くの出店も出ていました。
「お祭り大好きHさん」としては、なんか楽しくなってきましたよ!
その園内の一角にある「バラ園」には、47種類約2,700株のバラが植裁されているそうです。
「バラ園」の詳細は明日です。
「アイ・アム・レジェンド」
製作: 2007年 アメリカ
出演:ウィル・スミス、アリシー・ブラガ
2012年。
人類が死滅してしまった地球でたった1人、有能な科学者のロバート・ネビルだけが生き残る。
彼は究極の孤独と闘いながら愛犬サムとともに3年間もの間、ほかの生存者の存在を信じて無線で交信を続け、人類再生の道を探ってきた。
太陽の光が消え去ると、いっせいにうごめき出す不気味な影、“ダーク・シーカーズ”の脅威と闘いながら、途切れそうになる希望をたぐり続ける日々。
そんなある日、ネビルは、ある驚くべき事実に気づく・・・。
昨年の話題作がDVDになりましたので、借りて観ました。
映画公開時にはかなりマスコミでも宣伝されてましたね。
内容的には突っ込みどころはいろいろありましたが、そこそこ楽しめました。
時間つぶしに気楽に観れます。
この映画のお勧め度:☆☆☆
「長江哀歌 (ちょうこうエレジー)」
出演:シェン・ホン:チャオ・タオ(趙 濤)/サンミン:ハン・サンミン(韓 三明)
2006年ベネチア国際映画祭 金獅子賞グランプリ
大河・長江の景勝の地、三峡。
舞台はそのほとり、二千年の歴史を持ちながら、ダム建設によって伝統や文化も、記憶や時間も水没していく運命にある古都「奉節」。
16年前に別れた妻子に再会するため、山西省からやってきた炭鉱夫サンミンと、2年間音信不通の夫を探すシェン・ホンの2人を軸に描かれる。
二人の男女、それぞれの、妻と子、夫探しの物語だが、二人に関わる奉節の住人との暖かい交流が、作品に一段と深みを与えています。
それと平行して、洪水の被害から国民を守るため計画された三峡ダム建設により、二千年の歴史有る古都「奉節」が、長年住み慣れた我が家が、長江の河底に埋没してしまう庶民の悲哀が淡々と描かれます。
先週の日曜日、この映画を観ました。
映画の内容はさて置いて、
その中で主人公のサンミンが古都「奉節」に来て、建物の解体現場で日雇い労働者として働く場面が出てきました。
古いマンションのような建物を作業員達が大ハンマーだけで解体していました。
日本のビルの解体現場のような大型重機類は見当たりません。
壁から床、梁までもがハンマー一つで簡単に解体できるようでした。
いわゆる、レンガブロック造りでその中に鉄筋は殆んど入っていません。
”これじゃ、地震が起きたらあっという間に崩れるな”
という印象をその時に持ちました。
その予想が最悪な事にすぐに現実のものとなりました。
四川省で起きた地震による死者が推計で5万人以上に上るそうです。
確認されただけで約1万2300人がなおもガレキの下に生き埋めになっているそうです。
一瞬の判断が生死を分けた事でしょう。
中国政府もようやく各国からの救援を認めましたが、すでに国の体面などと言っていられない状況です。
今回の地震は中国国内のみならず、国際的にも北京オリンピック開催の意義について大きな議論を呼ぶ事でしょう。
ミャンマーのサイクロン被害といい、今年は大変なオリンピックイヤーとなりましたね。
私の職場がある東京都渋谷区の渋谷駅南口に「モヤイ像」があります。
東急百貨店東横店を挟んで「忠犬ハチ公像」の反対側にあり、待ち合わせスポットのひとつとなっています。
が、この「モヤイ像」が何故ここにあるかを知っていますか?
その前を通り、ちょっと疑問に思ったので早速調べてみました。
この「モヤイ像」は、1980年(昭和55年)に、新島の東京都移管100年を記念して、新島から渋谷区へ寄贈されたものだそうです。
伊豆諸島新島村では名物としてイースター島の「モアイ像」をモデルにした石像を作っています。
新島には「抗火石(コーガ石)」という珍しい石が産出し、その石材が軽く、また彫刻刀等で容易に加工できるという性質を持つ為、この石を材料として作られたという事です。
「モアイ像」に似ていますが、胴体部分はなくウェーブのかかった頭髪を加えたようなデザインとなっており、バス停側とコインロッカー側で、2種類の顔を持つのも特徴となっています。
この「モヤイ像」に今年の4月に腕が付きました。
これは「モヤイ像」を製作した新島村の観光と環境美化のキャンペーンの一環として、駅前の通行人に「空き缶を捨てないで!」を言う無言のアピールだとか。
これ以外にも、過去にもこの「モヤイ像」が飾られた事があります。
2005年7月 ヘアケアブランド「モッズ・ヘア」のキャンペーンでドレッドの変身。
同じく2005年12月 サッカーのトヨタカップの宣伝で再びドレッドに。
なんか可哀想な感じですね。
何時も何気なく通り過ぎていましたが、ちょっと調べただけでも色々な発見があるものです。
皆さんの身近にも気付かずにいるだけで、意外と深いいわれがある物があるかもしれませんよ。
ちなみに、この「モヤイ像」 最近の女子高生の間では、お笑いタレントの青木さやかに似ている事から、「青木さやか像」と言われているそうです。
ますます、可哀想!!
GW中に読んだホラー小説のもう1冊がこちらです。
京極 夏彦 著 「嗤う伊右衛門」
小股潜りの又市は、足力按摩の宅悦に、民谷又左衛門の娘、岩の仲人口を頼まれる。
娘を手ごめにされた薬種問屋の依頼を受け、御先手組与力の伊東喜兵衛に直談判した際、窮地に立たされた又市らを救ったのが又左衛門だった。
不慮の事故で隠居を余儀なくされた又左衛門は、家名断絶の危機にあるというのだ。
しかし、疱瘡(ほうそう)を患う岩の顔は崩れ、髪も抜け落ち、腰も曲がるほど醜くなっていた。
又市は、喜兵衛の一件で助っ人を頼んだ浪人、境野伊右衛門を民谷家の婿に斡旋するが…。
「四谷怪談」といえば、鶴屋南北の『東海道四谷怪談』
そして、その中の「お岩さん」は
「貞女岩が夫伊右衛門に惨殺され、幽霊となって復讐を果たす。」
というのが基本的なストーリーなのですが・・・。
しかし、この小説はまったく趣の異なる小説です。
凛とした「お岩」と「伊右衛門」の姿が強く心に残る
哀しく、残酷で、この上なく美しい悲恋の物語
京極夏彦の作家性と実力を実感させる静かな傑作。
お勧めです!
第25回泉鏡花文学賞受賞作品。
2003年監督:蜷川幸雄・出演: 唐沢寿明, 小雪で映画化
私は「花を愛でる旅」の合間に何故かホラー小説を2冊続けて読みました。
その2冊の内の1冊がこれです。
岩井 志麻子 著 「ぼっけえ、きょうてえ」
"ぼっけいきょうてい"とは岡山の方言で「とても怖い」という意味。
客引きを全くせず、薄暗い部屋の奥で座っている、妖しい雰囲気の女郎を指名した男。
男はその女郎を一夜を過ごすことになった。
その女と話すうち、彼女の醜い素顔を初めて知って驚いた。
顔面の右側が上部に引っぱられるように歪んでいて、これでは男を怖じ気づけさせてしまうに違いない。
彼女は哀しい眼をしながら、
「ウチの顔、ぼっけえ、きょうてえじゃろ……」と話しかけてくる。
やがて女は自らの悲惨な生い立ちと両親のことを語りつつ、同じ女郎屋で働いていた小桃のことを話し始めた。
女郎として売られ、この遊郭にやってきた小桃は、愛する男が、「きっと迎えにくる」との約束を信じ、ひたすら待っていたという。
しかし、ある日、小桃は自殺してしまったと言う。
だが、その話しは果たして真実なのだろうか?
まだ怖ろしい夜は、始まったばかりであった……。
本の表紙を見ても判るようになんとも”おどろおどろしい話”です。
ホラー小説は結構好きで読んでますが、
最近読んだホラー小説の中では断突に怖い話でした。
が、読み始めたら途中で止められません。
短編なので最後まで一機に読んじゃう事間違い無し。
夏になってから読んだ方が涼しくなって良いかも・・・。
「砂と霧の家」
製作年度: 2003年 アメリカ
出演: ジェニファー・コネリー, ベン・キングスレー
夫と別れ、すべてに気力を失っていたキャシーは、税金の未払いが元で、父の遺産である海辺の家を差し押さえられてしまう。
それが行政の手違いとわかった時には、家はすでに、政変で国を追われアメリカへ亡命したベラーニ元大佐に買われていた。
キャシーは郡警察のレスターの力を借り、家を取り戻そうとするが、家族と再出発を望むベラーニは応じようとしない。
それぞれが「家」を求め、対立する彼らに、やがて悲しい運命が降りかかる・・・。
移民の家族と元住人の女が一つの家を巡って闘う物語。
舞台は霧のサンフランシスコ、である。キャシーはそこで生まれ育った。
一方、ベリーニはイランからの亡命者―その祖国は砂の国。
霧と砂の家とは、キャシーとベリーニの家であり、そしてそのどちらも、くずれやすくもろい。
「幸せになりたい」と願う人間たちの運命が、
ほんの少しのすれ違いで大きく狂わされていく
悲しい、切ない、救われない、
どうしようもない映画です。
ただ、その演技がすばらしい・・・。
アカデミー賞3部門ノミネート
この映画のお勧め度:☆☆☆☆