日本書紀によれば、
神功皇后が新羅出兵に際し、当地で神田開発を行った。
神田に那珂川から水を引くため作ったのが裂田の溝。
工事が迩驚岡(とどろきのおか)にさしかかった時、大岩にぶつかって工事を進められなくなった。
神功皇后は武内宿禰(たけしうちのすくね)に命じて神祇を祀り祈らせたところ、雷が轟いて大岩に落ち、岩を裂いた。
ということで「裂田」という名前になったらしい。
・・・なーんてことは、小学校、中学校、高校で一回も話題になったことはないし、ほんとに今回初めて知った。
裂田神社
雷が岩に落ちた場所とされている。
裂田の溝を周回するコースがあり、全長12.5km。徒歩所要時間約4時間。
これは無理。
とりあえず一部歩いてみる。
正面の森が迩驚岡(とどろきのおか)。右が裂田神社。
整備された遊歩道が続く。
カワセミ公園もある裂田の溝だが、水路の幅が狭く、道路=人間との距離が近すぎて、とてもカワセミが来るとは思えない。
来てくれれば200mmレンズでも撮れる距離になるが、警戒心の強いカワセミにそれはありえないと思う。
YouTubeでここにカワセミが来ている動画があった。
だからカワセミは周辺のどこかにいるのだろうが、裂田の溝が本拠ではないと思われる。
まだまだ続く裂田の溝。
今日はこの辺にしておこう。
水は透明度高く、泳いでいる魚がはっきり見える。
ただ水深が浅いので、もしカワセミがいたとしても低いところから飛び込むことになり、一瞬のうちに捕食行為が終わってしまうため、撮影は厳しい。
裂田の溝に梅花藻。
と思ったが、葉っぱが違うし、花も梅のようではない。
梅花藻とは別の種類かもしれない。
そしてハグロトンボ。