バードストライクとは、鳥が航空機を直撃すること（航空機以外でも使われる）。
高度の低い離着陸時に起きやすい。
離陸直後に二つのエンジンを同時に鳥に直撃され、航行不能になってハドソン川に不時着し、乗員乗客全員が奇跡的に助かった２００９年の事故が、「ハドソン川の奇跡」として映画化されている。
雀のような小さな鳥は大丈夫だが、大きな鳥だとエンジンがダメージを受ける。
「ハドソン川の奇跡」のように二つのエンジンが同時に停止してしまうのは極めてレアケースで、一つのエンジンが残っていれば航行は可能らしい。
鳥を航空機に近づけないための対策がいろいろ講じられてきているが、未だ有効策はないようだ。
ちなみに、バードストライクに遭遇した場合は国土交通省に報告するようになっている。
２０１６年のバードストライク件数は１６２６件。
空港別には、第１位・東京国際空港１８２件、第２位・大阪国際空港７３件、第３位・成田国際空港５７件と、羽田がダントツのトップとなっている。
そのあと、関西国際、那覇、新千歳、仙台と続き、ここ、福岡空港は第８位・３８件となっている。
国土交通省 バードストライクデータ
http://www.mlit.go.jp/common/001131800.pdf
