二見ヶ浦の夕日撮影で日の入り時刻までかなり時間があったので、今まで撮ったことのないサーフィンを撮って時間をつぶすことにした。
夫婦岩からサーフィンをやっているところまで海岸沿いに歩く。
固い砂地だと思って足に体重をかけたとたん、たちまち砂地が崩れ、態勢を立て直す暇もなく足を滑らせて転倒した。
同時に、カメラが砂地の中に埋没。
あわてて引き上げると、カメラ本体もレンズも砂だらけになっていた。
カメラは EOS 5D Mark III、レンズは EF70-200mm F2.8L IS II USM と、それなりに高価なものだけに、突然の出来事にしばしボーゼン・・・
手で落とせる砂は落とし、息を吹きかけて落とせる砂を落とす。
ブロアーは車に残したカメラリュックの中だ。
レンズのピント・リングやズーム・リングを回すと、ジャリジャリという感触。
カメラ電源のスイッチをスライドさせても同じような感触だ。
でも、何回かやっているとジャリジャリ感がなくなってきた。
いろいろ操作してみると、一応正常に作動はする。
でも、砂には塩分が付着しているので、非常にヤバイ!
これが原因でカメラもレンズも故障してしまったら、と思うと、気持ちが萎える。
とはいえ、起こってしまったことは元には戻せない。
気持ちを取り直し、初のサーフィン撮影にチャレンジ。
こういう動きものは、撮影に夢中になれる。
自宅に帰り、カメラもレンズもブロアーで念入りに吹きかけ、水に濡らして固く絞ったマイクロファイバークロスで隅々まで拭きあげた。
防塵防滴対応性能でなんとか内部に砂が入ってないように祈るしかない。