きままなドライブと写真、そして映画

晴れの日はドライブ・写真、雨の日は映画、曇りの日は・・・迷う

今年も野多目池にクロツラヘラサギがやってきた

2021-12-15 17:12:19 | Weblog

クロツラヘラサギが休息場所にしていた地面が水没していたため、今年は11月に入ってもクロツラヘラサギの姿がなかった。
その後、池の水が減少し地面が露出したため、ようやくその姿を見るようになった。

クロツラヘラサギは絶滅危惧種で、朝鮮半島北部などに生息し、冬になると日本では九州、沖縄に飛来する。
冬季個体数調査では年々増加しており、2020年調査では、世界で4,864羽、日本で544羽、福岡県で89羽となっている。

まるで同種であるかのようにいつもヘラサギとの混成チームでやってくる。
この野多目池は通過地点であり、居続けることなく、さらに南下していく。

クロツラヘラサギは、目の周りまで黒で覆われており、黒い面(ツラ)がそのまま名前になっている。



これに対して、ヘラサギは目の周りが白で、目の周りの違いで区別がつくが、ヘラサギの方がクロツラヘラサギより少し体が
大きい。
クチバシが長くヘラのようになっているのでヘラサギという。


クチバシを羽につっこんで休憩していることが多く、動きがないので写真を撮っても全然つまらない。
黒い顔をのぞかせているのがクロツラヘラサギ。



休憩の合間に食事タイムとなる。
クチバシを水につっこみ、首を左右に振って小魚や甲殻類を呑み込む。
このシーンも写真としては変化がなくつまらない。



例年であれば、クロツラヘラサギの群れに少数のヘラサギが混じっているが、今年は比率が逆転してヘラサギが多い。



基本的には休憩か食事かの姿ばかりだが、去年はどういうわけか何度も飛ぶ姿を撮らせてくれた。
特に30羽ぐらいのクロツラヘラサギが池の上空を舞う姿は圧巻だった。
去年のようなことはもうないだろうと眺めていると、一瞬ヘラサギが飛んだ。
クロツラヘラサギだったらと思うが、仕様がない。








この時は群れ全体が羽ばたきを繰り返し、飛び立ちそうな雰囲気を見せた。
しかし、やがて大人しくなって、飛び立たなかった。
珍しく動きを見せたのに、天気が曇りで、水の色が灰色となっているのが残念。




羽の先が黒いのは幼鳥で、成長とともに黒い部分がなくなっていく。

去年のようにまた飛んでるところを撮らせてほしいなー。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする