2004年から2006年、栃木県宇都宮市に単身赴任していた頃の山の思い出の続き。
part2で終わるつもりが、当時の写真を見ているうちに part3 になってしまった。
栃木県は本格的な登山からトレッキング、そしてドライブまで山々の素晴らしい光景を身近に堪能できたのがいい思い出になった。
瀬戸合郷
栃木県は日光をはじめ紅葉の名所が随所にあって、シーズンになると首都圏から大勢の人がどっと押しかける。
ここも「渡らっしゃい吊橋」のところには大勢の人が来るが、それでも知名度が低いせいか、ほかの紅葉名所よりはずっと少ない。
吊橋を離れると全然人がおらず、静かに紅葉が楽しめるお気に入りスポットだった。
鬼怒川上流、川俣ダムの近くにあり、手前に「蛇王の滝」という滝がある。
瀬戸合郷のずっと先に、秘境と言われる鬼怒沼山(標高2,140m)があり、行きたいと思いながら結局決断がつかないまま行かずに終わった。
なにしろ日帰りだと駐車場からの往復が10時間かかる。
駐車場からトレッキング2時間の奥鬼怒温泉で一泊すれば、その分楽にはなるが、それでも長距離・長時間登山の決心がいるし、単独登山のリスクもあった。
カッコ悪いと思っていた「野田」ナンバーも、今となってはなつかしい。
「野田」ナンバーの前は「品川」ナンバーで、その前は「横浜」ナンバーだった。
今は福岡で「滋賀」ナンバー。
「福岡」ナンバーに変えず、このままでいくつもり。
駒止湿原
福島県南会津町。周回所要時間2時間。
一切経山(標高1,949m)
福島県に入り裏磐梯の先の浄土平から周回所要時間3時間。
浄土平湿原を過ぎてからはほとんど岩場の急な登りとなる。
視界がずっと開けているので、高度を上げるにつれて変わる景色が素晴らしい。
鎌沼を眼下に望み、背後の吾妻小富士がだんだん上から眺める姿になっていく。
山頂からは「魔女の瞳」と呼ばれる五色沼が見える。
帰路は酸ヶ平湿原、鎌沼を経由して浄土平に戻る。
後年、この時の感動が忘れられず、浄土平までやってきたものの、前日に裏磐梯を歩き回った疲労がかなり残っていたため断念。
代わりに吾妻小富士に登ってお茶を濁した。
この時、裏磐梯の民宿で一緒だった、真っ白なハーレーに乗る女子大生と浄土平周辺の道でたまたま2回すれ違った。
2回とも互いに手を振りながらすれ違ったが、ハーレー乗りの女子大生、颯爽としていてカッコよかったなあ。
ずっと休眠していた登山靴が宇都宮に来てから俄然活躍することになった。
登山復活の初めの頃、長く使ってなかったせいでソールが劣化しており、歩き始めたところでソールが剥がれ、引き返したことがある。
すぐにソールを張り替えた。
宇都宮から東京勤務に戻り、その後、結局、登山靴を履いての登山はしないまま現在に至っている。
ただ、滋賀では徒歩通勤だったが、雪が積もった時は登山靴で出勤し、職場に着いてから普通の靴に履き替えた。
福岡に来てからは、登山靴の出番はまったくなくなった。
九州も、父と登った九重連山など魅力的な山々はあるが、登山靴を履くような登山はもう無理かもしれない。