「姓氏家系大辞典(太田亮著)」
和名抄山城国紀伊郡に岡田郷、乎加多と註す。また下総国に岡田郡あり、延喜四年豊田郡と改む、また豊田郡内に岡田郷あり。また常陸国那珂郡に岡田郷、久慈郡にも同名郷あり。また紀伊国牟婁郡に岡田郷、伊予国伊予郡に崗田郷、これも乎加多と註す。その他信濃、遠江、丹後等に岡田庄、また村名としては諸国頗る多し。
9.清和源氏義光流 信濃国筑摩郡岡田邑より起る。尊卑分脈に、
義光― 昌義(佐竹)-親義(岡田冠者)-重義
|― 義清(武田冠者)
|― 親義(岡田冠者)-重義(同太郎)
と載せて重義の父子重出す。(以下略)
10.清和源氏佐竹氏流 前述岡田親義の外、佐竹系図に「昌義-隆義(佐竹四郎)-秀義(別当)-義重-義隆(岡田四郎)」と、(以下略)
新編国志には「岡田、久慈郡岡田郷より起る。義光五子親義、五郎岡田冠者と称す。久慈郡岡田郷に居り、後信濃に徒る。(以下略)」と云うと。
25.清和源氏足利氏流 鈴鹿郡に岡田堡あり、三国地誌に「俗に岡田殿城屋敷と云う」と見ゆ。伊勢岡田氏は一志郡岡田より起りしにて、足利氏の族と云う。家紋、丸に八本矢車。
上記の「鈴鹿」というのも非常に気になる。
なぜならば、近江では戦国時代に橘姓の山中氏と親しかったようである。
その山中氏も鈴鹿と縁があるのである。
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