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古代からのつながり(15) 蛇と月

2016-11-04 | 古代からのつながり
今日ははじめに【月と蛇と縄文人】(大島直行 寿郎社)より、気になる文章がありましたので、ご紹介したいと思います。

…蛇神社はもちろんですが、全国各地に遺されている雨乞神事や道祖神、神社につきものだった「蛇の目土俵」まで、神社の神事はすべからく月の水を運ぶ蛇とその水で身ごもる子宮(女)がおりなす再生(甦り)神事だったのではないかと考えています。ようするに神事とは、月をめぐる再生の祈りであり、そこで行われる行為や使われる道具などのすべてが月のシンボリズムと結びついていると私は考えているのです。神社の神事は、かつては満月の夜に行われていたそうですから。」

なるほど。
縄文の研究者の方から神社を読み解いてくださっているのですが、この「月」が「再生」ともつながっていくとすれば、宇宙の大きな働きが、実は身近なところでは子供が産まれるという不思議さの中にも感じられ、そのイメージを以って蛇と再生の奇跡を起こす子宮だったのかもしれない…とも思うのです。そして、その月のイメージに、自らの分身の姿が映し出される「鏡」が重なります。

その「月」と関係が現在も遺されているのが松尾大社ではないでしょうか。(壱岐にある月讀神社(つきよみじんじゃ)も!)


近江国の湖北にある赤見神社のすぐ横には松尾があります。この付近には、古墳(物部氏系?)がいくつもあるようです。

https://www.google.com/maps/d/viewer?ll=35.4786872756741%2C136.22259399999996&spn=0.013315%2C0.01929&msa=0&iwloc=0004b84be805286ae6ea8&mid=1QYSpafj6NTyGMEf6F_dJ7RmekWU&z=15

そして、次回は竹生島の事にも言及してみたいと思います。湖底遺跡(葛籠尾崎湖底遺跡)もあります。
都久夫須麻神社(竹生島神社)、宝厳寺(西国三十三所三十番)、浅井姫命のことなども気になっています。

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大島氏の本にヒスイのことも出ておりましたが、緑の色からの読み解きも興味深いものでした。
木々の若芽や幼子(みどり児)をシンボライズしているとすると、勾玉のかたちは胎児の姿をデザインされたという以前から指摘されてきた説も、説得力を増してくるように思います。~~と書かれておりました。


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「月」は現代人にとっても、目に不思議に映るものだと思うのです。
赤い日もあり、やけに大きな日もあり、輝きが眩いばかりの日もある~~ましてや、月食だって、理屈はわかっていても刻々と変化する様にぞくぞくっとするのは、私一人ではないだろうと思うのです。

古代の人たちが目にしていた月は、周囲に光が少ない分、もっともっと不思議に輝いていたのでは・・・と想像してしまうのです。

「月」を讀む、これは卜部氏、中原氏の得意分野ではないか~と思います。これから調べてみます。

それでは、また。


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