万国時事周覧

世界中で起こっている様々な出来事について、政治学および統治学を研究する学者の視点から、寸評を書いています。

森友学園理事長の言行不一致の背景とは?

2017年03月15日 13時44分33秒 | 日本政治
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 与党陣営が火消しに躍起になっても、森友学園問題はなかなか収まりそうにもありません。その最大の要因は、国有地の売却をめぐる疑獄に留まらず、国民の多くが、日本国の保守内部に朝鮮半島系カルト組織が巣食っている可能性を敏感に感じ取っているからなのかもしれません。

 マスコミは、連日のように籠池理事長やその家族を追っていますが、こうした報道から垣間見える籠池理事長の実像とは、凡そ学園が掲げている教育の基本方針とは対極にあります。園児達にも教育勅語の暗唱をさせ、崇高なる日本精神を鼓舞していますが、理事長の行動を見ますと、言行不一致も甚だしいのです。本日も、都内で予定していた会見を直前にキャンセルしており、日本人が尊ぶ”潔さ”のひとかけらも見られません。また、行政を欺く行為も疑われており、順法精神の欠如に加えて、道徳心を持ち合わせているのかさえ怪しくなります。

 同学園の背後に朝鮮半島系カルト組織が疑われる理由の一つは、理解を越える言葉と行動の不一致にあります。朝鮮半島では、その歴史を通して様々な思想や宗教が海外から伝来していますが、何れもが本質からかけ離れ、ご都合主義に堕しています。韓国や北朝鮮は、古くは儒教文化圏と見なされ、今日では、アジアにあってはキリスト教徒の多い国として知られています。しかしながら、儒教は、その本質にある徳治の概念が欠落し、権威主義の下で位階秩序を絶対化する役割を果たしました。キリスト教についても、聖書が説く隣人愛も赦しの精神も置き去りにされており、クリスチャンのステータスは、欧米諸国に向けた一種の看板に過ぎません。言行不一致を嫌う一般の日本人であれば、こうした著しい自己矛盾には精神的に耐えられなくなるはずです。同学園の基本的な目的は、全体主義に馴染み、”独裁者”の命令に従う従順な人々を育てることにあり、”日本の保守”は、その方便に過ぎないのでしょう。

 あるいは、大日本帝国時代には、朝鮮半島も日本領でしたので、それ故の”復古”であるのかもしれません。敢えて時計の針を朝鮮半島の人々も”日本人”であった70年以上前まで戻すことで、”偽装日本人”を正当化しようとしたとも考えられるのです。また、朝鮮系カルト集団には、日本国から朝鮮半島並びに中国大陸北部を含む一大国家を建設する”統一構想”があるとされており、この構想実現への布石である可能性もあります。

 何れにしても、朝鮮半島系カルト組織による”日本、あるいは、保守の偽装”は、恐るべき破壊力を以って日本国を混乱に陥れています。しかも、「明治天皇の御言葉」として発布された教育勅語が注目を集めたことで、今日の皇室の言行不一致まで炙り出してしまった観があります。統一教会や創価学会をはじめとした朝鮮半島系カルト組織の政界、皇室、行政、マスコミ、そして、一般社会への浸透に対して、何らかの対策を講じるべき時期が来ているように思えるのです。

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コメント (11)
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