万国時事周覧

世界中で起こっている様々な出来事について、政治学および統治学を研究する学者の視点から、寸評を書いています。

森友学園の謎ー見え隠れするカルト・北朝鮮・極右の線

2017年03月02日 15時22分13秒 | 日本政治
【森友学園問題】「開校に間に合わない」「価格が安くなるのではとも…」 異例づくしの契約、どうなる小学校認可
 森友学園をめぐっては、マスコミ各社をはじめ、野党もこぞって、政府による国有地の不正払下げの疑獄事件として熱心に追求しています。追求する側は、政府と保守系団体との癒着の構図として捉え、同学園が教育方針としてきた”愛国心”や”国防意識”もカルトとして一緒に葬り去るような勢いです。しかしながら、不正払下げに留まらず、この事件には、幾つかの謎があります。

 第1の謎は、マスコミのみならず、ネット発信をしている左派系ブログの記事の大半が、森友学園の件が表沙汰になった途端、一瞬にして、この話題一色に染まってしまったことです。森友学園については、その全体主義的な教育が批判されているにも拘らず、言論の世界では、あたかも何者かの”指令”に従うかのように、”右に倣え”になってしまったのです。この事件は、それが事実であれ、最初から首相辞任、あるいは、政権崩壊に追い込むために準備されていた節が見られるのです。

 第2の謎は、森友学園そのものにあります。森友学園とは、1950年に森友寛氏を創設者として大阪府で設立された教育機関(塚本幼稚園から始まる…)ですが、現在の理事長である籠池泰典氏は、創設者の娘婿とのことです。学園の紹介サイトを見ますと、教育の要として、”天皇国日本を再認識。皇室を尊ぶ。伊勢神宮・天照大御神外八百万神を通して日本人の原心(神ながらの心)、日本の国柄(神ながらの道)を感じる。…”とあり、如何にも保守系の教育方針を掲げています。しかしながら、”天皇国日本”といった表現は、初めて耳にするような不自然な表現ですし、宗教法人である神社等が運営するわけでもなく、神道との関係は不明です。

 第3の謎は、理事長の籠池氏にあります。氏の経歴については、昭和28年に香川県高松市生まれ、関西大学を卒業し、奈良県庁に3年ほど勤めた後、結婚を機に塚本幼稚園の副園長に就任したということしか分かっていません。しかも、”籠池泰典”は通名であり、他に幾つかの名前を併用しているそうです。ネット上では、韓国籍説まで飛び交っておりますが、理事長の存在そのものが謎であり、本名を名乗らずに自らの出自を詳らかにしない態度は、名を名乗ることを良しとする日本の伝統とは真逆です。上述した学園の教育方針とのギャップに驚かされます。

 第4に、昨日のNHKのニュースにおける籠池氏の発言も、謎に満ちています。何故ならば、赤字経営について問い質された際に、”平成30年からは児童数が増加する予定である”といった内容の返答をしているからです。平成30年と言えば、東宮即位が予定されている年であり、この年を区切りに入学者数が増加すると見込む根拠は、一体どこにあるか、謎が謎を呼びます。

 以上に不可解な点を述べてきましたが、森友学園の正体を推測してみますと、既にネット上では統一教会等の新興宗教との関係が取り沙汰されておりますように、朝鮮半島系のカルトの系譜ではないかという疑いが湧いてきます。日本国内で極右と呼ばれる集団は、実のところ、朝鮮半島出資者で占められていることは周知の事実であり、森友学園も、その一派である可能性は否定できません。しかも、籠池氏については、北朝鮮出身の線の方が濃いようにも思えます。何故ならば、籠池氏の発言として、”私は差別はしないが韓国人と日本人は嫌い”、並びに、”よこしまな考えを持った在日韓国人や支那人”という言葉が伝わりますが、何故か、北朝鮮だけは批判の対象から外されているのです。

 そして、さらに恐ろしい推理は、東宮の登極を以って日本国に何らかの変化が生じることを示唆する籠池氏の発言から導かれます。東宮家は、姻族である小和田家が北朝鮮系との指摘もあり、新天皇の即位を機に日本国の北朝鮮化を狙う勢力が蠢いている可能性が伺われるのです。塚本幼稚園での教育の光景は、まさに独裁国家北朝鮮を髣髴させます。日本国に刻一刻と危機が迫っていると考えるのは、私の考え過ぎなのでしょうか。

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コメント (6)
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