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茨城の希少種クチナシグサの観察

2016年02月28日 19時59分36秒 | スポーツ・トレッキング

今日のクチナシグサの様子、観察を続けている一株目のクチナシグサ
かなり成長して3~4センチぐらいの長さになっていた。

右の方で上に伸びている茎は、昨年の秋の芽だしで緑の葉をつけていたもので
現在は、ほとんど枯れている。
詳しい文献が無いので、筆者の根拠の無い推定だが、もしかすると半寄生の
クチナシグサが、芽だし時の養分補給のためにだけ出した葉なのかなと思っている
光合成の葉を出して芽だしをサポート? うーん謎だ。誰か教えて!!


同じ株をコンデジのマクロで撮影、多数の芽が四方に伸び出している。


マクロの拡大で見ると、先端の方は葉が出来かかっている。
クチナシグサは、茎の根元に近いほど、成長しても鱗片状の葉となっている。
この段階でも、その性質が少し判る。密生する毛は防寒用なのかな


観察を続けている二株目、枯れた葉の茎を抱きかかえている
一株目に比べると、小さいし芽の数も少ないが


二株目のマクロ、小さくても順調に育っている。


昼頃、保健保安林で一人草刈り作業を始めて、草刈り機のタンクのガソリンが
無くなったところで、作業中止。
この辺の気楽さは一人ボランティアの良いところ。(笑)
何よりも怪我をしないことが大事なのである。

3時過ぎからクチナシグサの現況を見に行った。

参考までに、昨年の10月23日に初めて芽だしを見た時の写真を掲載する
何しろ初めて見るものなので、これが本当にクチナシグサなのか判らず
筑波山観察会のSKさんにメールして、芽出しの写真を掲載しているHPを教えて
頂いた。


10月23日に撮影したクチナシグサの芽だし、沢山の青葉をつけた
茎が1本出ている。芽は画面の下側に写っている。

この青葉は、花時の葉とは違っている。
そもそも、花時の葉は枯れて無いか、または枯れた残骸が残っている
程度なので、全く別物と言って良いだろう。

越年草と言うので、そろそろ芽出しかなと思って捜したら、とっくに
芽が出ていたのである。
なので青葉の出てくる時期は見ていない。残念ながら。


10月23日の芽だしの写真の芽の部分

補足
クチナシグサの分類を見てみると、日本の野生植物 草本3には
次のように分類されている。
草本 合弁花類
目次の上には次のように記載
種子植物門
被子植物亜門
双子葉植物網
合弁花亜網
この中のクチナシグサの属する科は
ゴマノハグサ科である。

筆者のように植物学と無縁の世界にいた物は、? ? ? の連続である。
ただ双子葉植物ということは、芽出しの時は2枚の葉で出てくるという
事だと思う。
ということで、芽が出てきた直後を見てみたいが、これはかなり難しい
昨年、何百というタネが出ていたが、その株の有った場所付近を捜しても
見つかったのは一つだけという厳しさである。
半寄生というが、何に寄生しているのかも、私には判らない。

芽だし直後を見ていないので、これも想像だが、もしかするとあの「青葉」が
先に出てきて、栄養を蓄えるのかもしれない。
私には、謎に満ちた植物である。















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