![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3a/1e/1d3567a2e4de4c4d3ff1cabb092dfd08.jpg)
今日のクチナシグサの様子、観察を続けている一株目のクチナシグサ
かなり成長して3~4センチぐらいの長さになっていた。
右の方で上に伸びている茎は、昨年の秋の芽だしで緑の葉をつけていたもので
現在は、ほとんど枯れている。
詳しい文献が無いので、筆者の根拠の無い推定だが、もしかすると半寄生の
クチナシグサが、芽だし時の養分補給のためにだけ出した葉なのかなと思っている
光合成の葉を出して芽だしをサポート? うーん謎だ。誰か教えて!!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/19/8e/d729849ba986c39899bc262d71d637e6.jpg)
同じ株をコンデジのマクロで撮影、多数の芽が四方に伸び出している。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1e/d6/962d9fa87f68879047d9eab90aabae44.jpg)
マクロの拡大で見ると、先端の方は葉が出来かかっている。
クチナシグサは、茎の根元に近いほど、成長しても鱗片状の葉となっている。
この段階でも、その性質が少し判る。密生する毛は防寒用なのかな
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/68/b9/e00036fafa5db4ba64e779682e523eeb.jpg)
観察を続けている二株目、枯れた葉の茎を抱きかかえている
一株目に比べると、小さいし芽の数も少ないが
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/32/50/db97fa8bb6801fa6049bdd5b026c2e77.jpg)
二株目のマクロ、小さくても順調に育っている。
昼頃、保健保安林で一人草刈り作業を始めて、草刈り機のタンクのガソリンが
無くなったところで、作業中止。
この辺の気楽さは一人ボランティアの良いところ。(笑)
何よりも怪我をしないことが大事なのである。
3時過ぎからクチナシグサの現況を見に行った。
参考までに、昨年の10月23日に初めて芽だしを見た時の写真を掲載する
何しろ初めて見るものなので、これが本当にクチナシグサなのか判らず
筑波山観察会のSKさんにメールして、芽出しの写真を掲載しているHPを教えて
頂いた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/24/d8/9e1771dc0e5c6d7feaa6d3055a6811e0.jpg)
10月23日に撮影したクチナシグサの芽だし、沢山の青葉をつけた
茎が1本出ている。芽は画面の下側に写っている。
この青葉は、花時の葉とは違っている。
そもそも、花時の葉は枯れて無いか、または枯れた残骸が残っている
程度なので、全く別物と言って良いだろう。
越年草と言うので、そろそろ芽出しかなと思って捜したら、とっくに
芽が出ていたのである。
なので青葉の出てくる時期は見ていない。残念ながら。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7d/ee/6e45264f030564230d9dbfe29b7c7c76.jpg)
10月23日の芽だしの写真の芽の部分
補足
クチナシグサの分類を見てみると、日本の野生植物 草本3には
次のように分類されている。
草本 合弁花類
目次の上には次のように記載
種子植物門
被子植物亜門
双子葉植物網
合弁花亜網
この中のクチナシグサの属する科は
ゴマノハグサ科である。
筆者のように植物学と無縁の世界にいた物は、? ? ? の連続である。
ただ双子葉植物ということは、芽出しの時は2枚の葉で出てくるという
事だと思う。
ということで、芽が出てきた直後を見てみたいが、これはかなり難しい
昨年、何百というタネが出ていたが、その株の有った場所付近を捜しても
見つかったのは一つだけという厳しさである。
半寄生というが、何に寄生しているのかも、私には判らない。
芽だし直後を見ていないので、これも想像だが、もしかするとあの「青葉」が
先に出てきて、栄養を蓄えるのかもしれない。
私には、謎に満ちた植物である。