花の詩山の詩

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このブログは「花と山とを友として」の続編です

栃木市星野と大柿のアズマイチゲを巡る

2020年03月06日 18時18分30秒 | 自然観察
昨年、私が星野で見た節分草の奇形が見たいと言う花友の希望で、栃木市星野と
都賀の大柿のかたくり山のアズマイチゲを見に行った。
(昨年の3月5日のブログ、栃木市の節分草の突然変異 をご覧ください)

突然変異のような奇形は、毎年出るとは限らないが、昨年私が見て花友にメールで
伝えた後、花友二人がすぐに見に行ったらしいが、管理している婦人に「珍しい
花は盗掘されやすいよ」と私が言ったものだから、婦人は花に竹かごのようなものを
かぶせて見せなくしていたらしい。

「かごがかぶせて有って見られなかったよ」と花友から聞いて、私が余計な事を
言ったものだから、ごめんなさいと謝った経緯があった。
そんな事も有ったので、今年も出ていないか確かめる意味もあった。

が星野に着いたら、奇形どころか、肝心の節分草は終わっていたのである。
日陰の部分には、いくらか花が残っていたが、ほとんどが花が散っていた。
その替わり、サンシュユや梅が満開で、右の自生地の樹林の下に、それは
見事なアズマイチゲが咲き誇っていた。
テンションの上がった花友の甲高い声が「ホラホラあっちにも、こっちにも
咲いてるよ」と響き渡る

一輪、まるで見本のようなアズマイチゲが咲いていた。
エリマキトカゲのように、花の下の茎葉が日を受けていた。
「これ本日のナンバーワンだね、葉と花が一緒に撮れるね」と意見が一致した

星野のアズマイチゲ1


茎葉と花を入れて、星野のアズマイチゲ


星野のアズマイチゲ


同じく星野のアズマイチゲ


美しき星野の里景色


左サンシュユ 右マンサク


花友に撮影してもらった星野の節分草のタネのなりかけ、メールで送ってもらいました
花友に感謝!! ありがとうね。
果実は袋果で熟すと割れて中からいびつな球形の種子がこぼれる

都賀の大柿の「かたくり山」は、国道293号線のすぐ横にある。
かたくり山の奥にあるアズマイチゲの群生地に行くと、梅林の梅の花の向こうに
鉄の柵に囲まれてアズマイチゲが咲いていた。
同じ群生地でも、日が当たる左は花がたくさん開き、右は蕾のままが多かった。

アズマイチゲは、日が当たり気温が上がらないと花が開かない花なので、あまり
早朝に行っても花が開いてない。
なのでこの場所は日が当たる時間を見計らって行く必要がある。
かといって午後になると、大抵風が吹くので撮影は難儀する。

花は開いていたが、冷たい風が吹き始めていた。


かたくり山のアズマイチゲ


かたくり山のアズマイチゲ2


かたくり山のアズマイチゲ3



かたくり山のアズマイチゲ4



先祖返りか 萼片の一部に緑色の筋が入っていた

mino爺のぼやき
先日、筑波実験植物園に行こうとして、植物園のホームページを見たら
3月一杯休園だという。
閉ざされた空間でもないのに、野外でもやっぱりダメなのか
関東には自生しない「雪割りイチゲ」を撮りたかったのに




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