花の詩山の詩

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このブログは「花と山とを友として」の続編です

地吹雪の奥日光を行く、その2

2017年02月05日 22時17分30秒 | スポーツ・トレッキング
明智トンネルを抜けると雪道が続くが、除雪されているのでそれほどの
危険は感じなかった。
赤信号の点滅する二荒橋を渡って右に折れ、華厳滝を目指す。
華厳滝の第二駐車場に入ると、さすがにこの天気なので、車は少ない
それでも観光バスからぞろぞろと防寒着を着込んだ団体か降り立ってくる。
長い防寒着と襟巻の毛皮がまるでどこかの国のイエティのように見える。

真っ先に華厳滝に来たのには訳があった。。
華厳滝の中段の棚地によくカモシカが来るというので、できればそれを
見たかったからである。
ただこの天気では確率が低いと自分でも思っていたが、確かめずには
おれなかった。

切符を買ってエレベーターに乗ると、その時の客は私一人だった
静かなトンネルを抜けて階段を下りると、外は強烈な寒さのうえ風に粉雪が飛ぶ
展望台にはアジア系の外国人観光客がいて、にぎやかに記念撮影の真っ最中だった。


寒々とした華厳滝


やっぱり中段の棚地にはカモシカはいなかった。


中段の棚の拡大


滝つぼ周辺


つららが無数についている


展望台のわきから滝まで垂直の岩壁が続く


下に降りる階段が危険なため閉鎖されていたので、展望台から
見下ろして撮影した涅槃の滝

余談だが、この華厳滝から下流が大谷川(だいやがわ)となるのだが、屏風岩
馬返し付近までは華厳渓谷と総称されている。
中宮祠の標高1269メートルから馬返しの標高840メートルまで、標高差
約430メートルを一気に流れる渓谷が続く。
昔はここにハイキングコースが有ったらしいが、現在は禁止されて入れない。
(この項については、奥村隆志著 「日光光四十八滝を歩く」に詳しい)

華厳滝に別れを告げて、次に向かったのは立木観音前の歌ケ浜、目的は中禅寺湖の
しぶきが北風に飛ばされて、湖畔の木に無数のつららをつける冬の風物詩
ところがである。
除雪された雪は沢山あったものの、肝心の立木の「つらら」は陰も形もないのだ
またもや空振りである。


歌ケ浜の除雪された雪が壁になっていた


いつもは「つらら」がきらめく立木につらら無し


空の桟橋が寒々しい


真冬の湖でも凍らなければ、水鳥には天国かな


小雪舞う立木観音

立木観音入口交差点の赤い大鳥居をくぐって湯元ビジターセンターに向かう


湖畔の国道120号線はガラガラであった。


最初は寄る気はなかったのだが、トイレが使える場所なので竜頭の滝に
寄り道した
雪がシャーベット状で汚れているのが残念な竜頭の滝


竜頭の滝の右側の滝


滝の拡大


竜頭の滝のトイレ、天井から温風が少し出ていた

トイレから出て裏の山の斜面を見たら、なんとキツネが歩いていた
写真を撮ろうと車からカメラを持ち出したら、その間にいなくなった。

数年前は長野の池の平で野生のキツネに出会った。どうも餌付けされているのか
人に出逢っても逃げなかった、監視員小屋の人があれはよく来るんだと言っていた

日光の禅頂行者道(ぜんちょうぎょうじゃどう)を歩いた時、キツネの死骸を見つけて
写真を撮り、日光自然博物館にメールで報告したら、非常に珍しいことですと
言われたこともある。


竜頭の滝上駐車場に行く直前の道でも突風


竜頭の滝上駐車場に行ったら、除雪されていたが車は一台も止まっていなかった


車のいない駐車場を独り占め


標高1355メートルの表示がある橋のたもと


橋の上から見た竜頭の滝の上流部もシャーベット状の雪でちょっとね

冬季は赤沼自然情報センター前の駐車場が使えないので、三本松駐車場を
目指して走ったら、戦場ヶ原のわきで地吹雪にあったことは最初に書いた。



続きは後日

今日も3時間ほど森の下草刈りに行って、午後2時ごろやめて帰ってきたが
森から出たら霧雨になった。
我ながら良い感しているなーなどと喜んでいたら、霧雨がすぐやんだ。

雨は嫌いだけれど、乾燥しすぎているので、下草刈りをするとホコリが凄い
誇りはいいがホコリはいらない。(笑)









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