ココロの手帳にメモっとこう

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忘れたくないから心の手帳にメモしておこう

『雷桜』 宇江佐真理

2010-08-26 00:31:10 | 本のこと


江戸時代
生れてまもなく何者かに連れ去られて山で育った一人の娘が
十数年後にもどってきて、運命の波に翻弄されるお話。

タイトルも作家さんも全然知らなかったんだけど、
美容院で読んだ雑誌の読書特集で、時代もののカテゴリで紹介されていたから
読んでみた。

江戸から三日を要する山間での話なんだけど、
出てくる人たちのしゃべりことばが“~ずら”とか“~だに”で、
これいったいどこの話だよーとなんか馴染めなかったんだけど。
読んでいるうちに気にならなくなってきた。
遊と斉道のほんのひとときの愛が綺麗に書かれていたなー。
最後、遊と再会した榎戸は、斉道が亡くなるときに遊の名前を呼んだって話を
遊にしてあげればよかったのに。

今日映画館でフライヤーを見て初めて知ったけど、このお話映画になるんだー。
岡田将生と蒼井優だって。
予告の感じだと原作より2人の愛が中心になってる感じだった。

遊は斉道の子を産むんだけど、これまた『必死剣』のように、
逢瀬は1回こっきりなのにねー。
江戸時代ってそんなもんだったのか?


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