江戸時代
生れてまもなく何者かに連れ去られて山で育った一人の娘が
十数年後にもどってきて、運命の波に翻弄されるお話。
タイトルも作家さんも全然知らなかったんだけど、
美容院で読んだ雑誌の読書特集で、時代もののカテゴリで紹介されていたから
読んでみた。
江戸から三日を要する山間での話なんだけど、
出てくる人たちのしゃべりことばが“~ずら”とか“~だに”で、
これいったいどこの話だよーとなんか馴染めなかったんだけど。
読んでいるうちに気にならなくなってきた。
遊と斉道のほんのひとときの愛が綺麗に書かれていたなー。
最後、遊と再会した榎戸は、斉道が亡くなるときに遊の名前を呼んだって話を
遊にしてあげればよかったのに。
今日映画館でフライヤーを見て初めて知ったけど、このお話映画になるんだー。
岡田将生と蒼井優だって。
予告の感じだと原作より2人の愛が中心になってる感じだった。
遊は斉道の子を産むんだけど、これまた『必死剣』のように、
逢瀬は1回こっきりなのにねー。
江戸時代ってそんなもんだったのか?