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『海賊とよばれた男/上下』百田尚樹

2014-07-11 00:43:35 | 本のこと

 

言わずとしれたベストセラー作品

2012年の本屋大賞だっけ?

上下2巻
壮大な話だったー。

光興産の創業者・出光佐三をモデルにした経済歴史小説

物語は敗戦直後の日本からはじまり、国岡の若き日にさかのぼり、
高度経済成長期の頃の日本へとつながっていく。

石油業界の話だから、堅いんだけど、
あまりに多くのことと戦った店主・国岡の戦う姿に引き込まれちゃう。
各章のサブタイトルが苦難を感じさせるタイトルだと、
やめてーって思いながら読んでたもん。

同業者から恐れられるほどよく働く社員と店主・国岡の信頼関係
今だったら、そんなのブラック企業と言われてすまうんだろうけど。

「誘惑に迷わず、妥協を排し、人間尊重の信念を貫き通した」気骨ある
一人の男が、その頃の日本にいたってことだ。

上巻に『永遠のゼロ』とリンクする箇所が出てきた。
うまいな。

 

海賊とよばれた男 上
 
講談社

 

 


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