@シネマサンシャイン
監督:崔 洋一
原作:白土三平
脚本:宮藤官九郎・崔洋一
出演:松山ケンイチ・小雪・伊藤英明・土屋アンナ・佐藤浩市・小林薫 ほか
上映時間:120分
★★
貧しさゆえに忍びとなったカムイが自由を求めて忍びを抜け
“抜け忍”となったカムイは“追忍(ついにん)”に命を狙われる。
1964年に連載スタートした漫画『カムイ伝』
40年以上前の漫画を今実写映画化しようっていうのが不思議。
マンガちっくな忍者ものなんで、まぁツッコミどころはそこそこあり。
おもしろいかっていうとビミョーだけど、じゃあつまんないかっていうと
そうでもなくて。
一番の感想は、撮影タイヘンだったろうなぁーってこと。
カムイを演じる松山ケンイチさんがクランクインの翌月にケガをしてしまって
撮影はいったん中止。
半年後に再開したそうで、再開後もマツケンさんは苦労したみたいで
試写のときに泣いてるのを番宣で見た。
小雪さんも初アクションものってことで、果敢にもワイヤーアクションにチャレンジ。
マツケンさん、やったらと走ってるシーンが多かった。
平成のマツケンこと松山ケンイチさん。
たいそうなオトコまえってほどではないんだけど、
ときどきすごくかっこよく見える。
役によってガラリと雰囲気が変わるなーって。
実力派俳優さんなんですね。
次回作『ノルウェイの森』に出演予定だそうで。
映画館を出たとき、近くにいたギャルがカムイが自分に思いをよせる女の子を
かばうシーンのことを“かっこよかったぁ~”と萌えていた。
ほぉーっ
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狂気的な松山藩主を演じる佐藤浩市さんはさすが、役の幅が広い。
クドカンが脚本を共作してるんだけど、クドカンワールドはまったくナシ。
パンフレットにクドカンのコメントがなかったのは何でー。
忍びの掟で終われ続けるカムイ。
救いはないよなー。