@シネマサンシャイン
監督:紀里谷和明
出演:江口洋介・大沢たかお・広末涼子・要潤・玉山鉄二・チェホンマン
りょう・中村橋之助・寺島進・平幹二朗・伊武雅刀・奥田瑛二
上映時間:128分
★★★
紀里谷和明監督の2作目
戦国時代に実在した泥棒、石川五右衛門が
天下を目論む武将たちにぶつかっていく、エンターテイメント作
時は戦国、だけど、だれもちょんまげなんか結っていなくて、
フツーに今の言葉をしゃべって、中世ヨーロッパの鎧のような甲冑の
武士たち。
石川五右衛門、織田信長、豊臣秀吉、徳川家康、石田三成、千利休と
戦国時代をにぎわした人はいるけど、でも戦国じゃない、
時空をこえちゃっているような世界。
奇抜な紀里谷ワールド。
ヨーロッパのお城のような大阪城
町人や商人が行きかう街並みは上海の豫園みたいで、
信長の西洋風な赤い甲冑はエヴァンゲリオンっぽい。
なんともスケールの大きい映像。
石川五右衛門が、信長にひろわれた忍びのもので、
信長を暗殺した黒幕は秀吉だった、っていう発想がすごい。
ここまで歴史を好きにいじるおもしろさが映画ならでは。
なんと言っても江口っちゃんと大沢たかおがかっこいいのはもちろんなんだけど、
他にも豪華キャストがいっぱい。
六平直政さん、小日向さんと名わき役の方々の存在感がきいていた。
江口っちゃん、この作品のために鍛えたというだけあって
いいカラダ
江口っちゃんの少年時代をやった少年、さわやかでかっこよかった。
大沢たかおさんの少年時代を演じていたのはブラ・マンの佐藤健くんだった。
明智光秀役で紀里谷さんも出演していたとは気付かなかった
あ、茶々の少女時代でわたしの好きな小さい女優さん、福田麻由子ちゃんも出ていた。
信長役は歌舞伎の中村橋之助さん。
歌舞くシーンがかっこよかった。
“強くなれ”とか“踊らされるな。踊れ”なんていうセリフがカッコいい。
広末さん演じる茶々は、今までの茶々とは全然違うイメージだった。
これもまたいいんじゃないかな。
要潤が演じた石田三成さんが、これまたすごいイヤな奴だったー。
でもさ、石田三成は天下をもとめ、大沢さん演じる才蔵は仕官することを求め、
ゴリ演じる佐助は手柄を求め。
みんな何かを志していて、その結果がああなっちゃっただけなんだな、と。
才蔵が五右衛門風呂を前にして言っていたことは
現代にもちょっと通じるような気もした。
CGをこれだけ駆使した作品、役者さんはグリーンバックで撮ることが
多かったみたいなんだけど、それであんなふうに感情のこもった演技が
できるってすばらしい。
遊女たちがハデな着物で踊りまくるシーンとか好き。
あれだけ、奇想天外な世界だったけど、安土桃山時代に存在してない素材は使わない、
っていうのが紀理谷監督のこだわりのひとつだったみたい。
唯一、オルゴールだけは違うらしいけど。
『CASSHAERN』はどんなだったかあんまり覚えてないけど、
こっちの方がおもしろかったな。
ちなみに『CASSHAERN』はエンディング曲が元妻だったねー。
基本的にはCG使いまくりなものより、人間ドラマっぽい映画が好きだけど、
紀里谷ワールドはこれからも気になるなぁ。
紀里谷監督の映像の世界は、絶景かな、絶景かな。
監督:紀里谷和明
出演:江口洋介・大沢たかお・広末涼子・要潤・玉山鉄二・チェホンマン
りょう・中村橋之助・寺島進・平幹二朗・伊武雅刀・奥田瑛二
上映時間:128分
★★★
紀里谷和明監督の2作目
戦国時代に実在した泥棒、石川五右衛門が
天下を目論む武将たちにぶつかっていく、エンターテイメント作
時は戦国、だけど、だれもちょんまげなんか結っていなくて、
フツーに今の言葉をしゃべって、中世ヨーロッパの鎧のような甲冑の
武士たち。
石川五右衛門、織田信長、豊臣秀吉、徳川家康、石田三成、千利休と
戦国時代をにぎわした人はいるけど、でも戦国じゃない、
時空をこえちゃっているような世界。
奇抜な紀里谷ワールド。
ヨーロッパのお城のような大阪城
町人や商人が行きかう街並みは上海の豫園みたいで、
信長の西洋風な赤い甲冑はエヴァンゲリオンっぽい。
なんともスケールの大きい映像。
石川五右衛門が、信長にひろわれた忍びのもので、
信長を暗殺した黒幕は秀吉だった、っていう発想がすごい。
ここまで歴史を好きにいじるおもしろさが映画ならでは。
なんと言っても江口っちゃんと大沢たかおがかっこいいのはもちろんなんだけど、
他にも豪華キャストがいっぱい。
六平直政さん、小日向さんと名わき役の方々の存在感がきいていた。
江口っちゃん、この作品のために鍛えたというだけあって
いいカラダ

江口っちゃんの少年時代をやった少年、さわやかでかっこよかった。
大沢たかおさんの少年時代を演じていたのはブラ・マンの佐藤健くんだった。
明智光秀役で紀里谷さんも出演していたとは気付かなかった

あ、茶々の少女時代でわたしの好きな小さい女優さん、福田麻由子ちゃんも出ていた。
信長役は歌舞伎の中村橋之助さん。
歌舞くシーンがかっこよかった。
“強くなれ”とか“踊らされるな。踊れ”なんていうセリフがカッコいい。
広末さん演じる茶々は、今までの茶々とは全然違うイメージだった。
これもまたいいんじゃないかな。
要潤が演じた石田三成さんが、これまたすごいイヤな奴だったー。
でもさ、石田三成は天下をもとめ、大沢さん演じる才蔵は仕官することを求め、
ゴリ演じる佐助は手柄を求め。
みんな何かを志していて、その結果がああなっちゃっただけなんだな、と。
才蔵が五右衛門風呂を前にして言っていたことは
現代にもちょっと通じるような気もした。
CGをこれだけ駆使した作品、役者さんはグリーンバックで撮ることが
多かったみたいなんだけど、それであんなふうに感情のこもった演技が
できるってすばらしい。
遊女たちがハデな着物で踊りまくるシーンとか好き。
あれだけ、奇想天外な世界だったけど、安土桃山時代に存在してない素材は使わない、
っていうのが紀理谷監督のこだわりのひとつだったみたい。
唯一、オルゴールだけは違うらしいけど。
『CASSHAERN』はどんなだったかあんまり覚えてないけど、
こっちの方がおもしろかったな。
ちなみに『CASSHAERN』はエンディング曲が元妻だったねー。
基本的にはCG使いまくりなものより、人間ドラマっぽい映画が好きだけど、
紀里谷ワールドはこれからも気になるなぁ。
紀里谷監督の映像の世界は、絶景かな、絶景かな。