2018年7月12日(木)のこと。
歌舞伎座百三十年
夜の部
通し狂言源氏物語
16:30開演
お友達が取ってくれて歌舞伎座へ。
歌舞伎はちょこっと観たことはあるけど、歌舞伎座は初めて。
新しくなる前に来ておきたかったんだけどねー。
夜の部と言っても16:30開演。
演目は『源氏物語』
イヤホンガイドも借りてみた。
ちゃんとではないけど一応知っている題目とは言え
イヤホンガイドがあると分かりやすい。
能楽、池坊、オペラ、最新技術の映像と歌舞伎の融合
伝統をまもりながら、進化を追及する世界
海老蔵演じる源氏の君
ふだん、ブログやワイドショーで知っている海老蔵は
どこにもいない。
あたりまえだけど。
声の出し方が違う。
化粧のせいとは言え、顔つきというか目が全然違う。
美しかった。
そして、悲しかった。
源氏の君の光と影を、オペラの歌で表現している。
オペラの声がキレイだった。
繊細な歌声。
二幕目の能
江戸時代、能は歌舞伎より格上のもので、「本業」と呼ばれていたそう。
その本業と歌舞伎が同じ舞台で演じられるのはこれが初めてだそう。
プロジェクションマッピングでは、咲き誇る花、海の荒波が表現されていて
歌舞伎座の客席までが舞台上かのように感じられる演出だった。
海老蔵二役目の龍王
青い隈取が力強さを感じさせる。
宙乗りして3階席の高さまで。
吊られた状態なのに、力強い足さばき。
なんかもう、感動してしまった。
最後は、都へもどった源氏の君を住吉大社でむかえ
華やかな舞
美しかった。
長唄も、あれってどうやって拍子をあわせているのかなー。
不思議。
通常歌舞伎ではカーテンコールはないらしいんだけど、
今回はお目見え。
海老蔵さんと手をつないで出てきたかんげんくんは
すたすたーって、歩くの速いっ
しっかりお辞儀
今回三役も務めていて、立派。
かわいくって、かわいくって。
でも、もうどこか歌舞伎役者の動き。
これからもずっと見守っていくよー。
なかなか観る機会のない歌舞伎だけど、
日本の伝統をしっかり観ておきたいと思った。
また行きたいな。