『比較福祉社会学の展開』2024年12月新発売!!2022年『東アジアの高齢者ケア:韓国・台湾のチャレンジ』絶賛販売中!
大学教授キョトンCブログ!!
ケアマネジャーさんの過酷さ。
日本の介護保険制度の最大の特徴は<ケアマネジャーの存在>
である。
韓国の介護保険制度には<ケアマネジャー>はいないジャー。
ケアマネジャー不要論を唱える I 教授がいたし、
今でも、自著やブログで<ケアマネジャーの専門性>について
異議を唱える K 氏がいる。
私は、ケアマネジャーは必要であるし、その専門性についても
概ね問題ないと考える。
2日前、ケアマネさんお二人に研究室にお越しいただき、
お話を1時間20分ほどおうかがいした。
本当はあと30分粘って色々うかがいたかったが、超多忙で
あることは重々承知しているので、
早めに切り上げ、せめてもの誠意として、お土産をお二人にお渡しした。
私の研究に係る内容なので、ここで論じることは出来ないが、
ただ一つ再確認したのが、
ケアマネさんの資格の<更新>の厳しさである。
5年に一度更新するのであるが、研修が10日ほどあるし、
<更新料が3万弱から5万弱>とお金がかかる。
更新料を法人が出してくれるところもあるが、
特に株式会社の場合は、<自己負担>
超絶厳しい。
介護に係る専門職でいえば、PT OT ST があるが
これらのリハビリテーション専門職などは<更新>がない。
ケアマネジャーさんは、常時35人から40人の介護や支援を
必要とする高齢者のケアマネジメントに係る
専門職であるから、その専門性を磨いてもらう必要はあるが、
<更新料をわざわざ取る必要があるのかどうか>
については、疑問である。
あまりに責任が重いため、資格を持っていてもケアマネジャーの仕事
を辞める人が少なくない。
今流行の AI に、ケアマネジャーの業務を代行してもらうことが
できるかといえば、その複雑な業務ゆえに
AI 化は、決して進まないと思う。
もっと、ケアマネジャーという専門職に優しい態度が必要でR.