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献本

我々の業界では、本を執筆したら、知り合いに献本する文化がある。

 

先日、東京通信大学の増田雅暢先生からご著書<介護保険はどのようにしてつくられたか>をご恵送いただいた。

ありがたいことである。

 

既発表の論考の部分と<未発表の書下ろし>の部分からなる。

書下ろしは新鮮であったし、勉強になった。

 

ある意味驚いたのは、介護保険創設に対策本部事務局補佐の立場で関わった先生が、

介護保険の限界を明記されていることだ。

 

さらに大きく驚いたのは、厚生労働省が積極的に推し進めている<地域包括ケア>や

<地域共生社会>の価値を否定していることだ。

 

古巣の厚労省の政策をやや皮肉って分析するのなら<さもありなん>の世界だが、

先生は、これらの政策の意味を完全に否定なさっている。

 

なかなかの迫力である。覚悟も感じられる。

 

増田先生はとても温厚な方である。

しかし研究者としては、<歯に衣着せぬポリシー>をお持ちの方で尊敬に値する。

 

私の本ができるころ(7月末か?)、久しぶりに新宿のファミレスでお目にかかり、直接謹呈したいと思う。

本当は居酒屋希望なのだが。

 

そういえば、私の教え子が少し前に送ってくれた共著の本も興味深い。

<教養としてのジェンダーと平和Ⅱ>

 

 

 

 

 

 

 

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