La Ermita の記録

メキシコ隠遁生活の私的記録と報告
 @ユカタン半島。

井戸その他

2023年04月26日 | 設備/外構/庭

 相棒が井戸を作った。

水道の問題を解決(来てさえいればうちでの問題なし)して、しばらく経つと今度は停電が4日続く。まぁインフラが弱いのは前からなんだが、ここの問題(といいつつメキシコ中のあちこちでも起きている)は、他国や他州からの移民が増えすぎたからである。以前から人が増えることは気に入らなかったが、ここ2年くらいの増え方は異常だ。

で、飲み水はどうせ買うし生活用水は本来十分なんだが、盆栽やら植木やらにお熱を上げている相棒が、ついに井戸を掘った。少し忙しくて写真を撮れなかったが、動画を作っているそうなのでできたらリンクを貼ります。写真は途中経過。周りにコンクリプロックのカバーを作って開閉できる蓋もつけるらしい。

けど敷地が広くて植物も多いので、確かにただの水やりにもずいぶん使う。ここに生えてるものだからここの地下水でもよかろうと、最近ヒト用に人気の深い井戸(15メートル以上)でなく昔ながらの2、3メートルのらしい。深いのはもちろん機械を使わないと無理なんだが、ちょっとびっくりした。いやはや。

 そのよそ者増えすぎに関するジョーク。

Keb というのはマヤ語の名前。こういうおっさんばかりの村に住んでたつもりなんだが。。。

  村の保健所の改修工事が終わった。

増えてる人とはまったく関係ない。昔からここに住んでる村人が入ってる国民健康保険みたいなのの管轄。我々も何かあったらまずここへ行く。診察料も薬もすべて無料だし今年の看護師はテキパキしたタイプで、とろい個人診療所より使い勝手がいい。

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ユカタン&マヤ文化ネタをいくつか。

 ビーチへ行く準備。

中南米中に商売を広げているメキシコの大パン製造会社のパンの袋に、手を拭いたりするとき使う紙に包んだサンドイッチを入れる。子供のころ家の台所でこれを見ると、今日はビーチに連れてってくれるんだ!と大喜びしたという。

 ちなみに移民が喜ぶ海辺のランチ。カンクンとかもこれ。

 移民が喜ぶ海辺の貸別荘のメニュー。サシーミ。

ああ、もうオサレなガイジンが増えたことに関する苦笑いネタばかりですね。まぁいいや。

  お馴染みのキビ。

説明はこちら。上に書いた保健所は村の中心部にあるので行った日には確実に買えるんだが、前回珍しく保健所の前を通らなかったので欲求不満になっていた。例によって人が多そうなときだけ村はずれに遠征してきていたのを3日逃した(200メートル弱離れた道を通る)ので、かすかに売り声が聞こえたらすぐその道に出て待ち伏せをして、ようやくゲット。

 ハチの子のタコス。

ディープなユカタン料理で、わたしももちろんそうだが今の若い子のほとんどが食べたことないらしい。


隣地の新築工事の我が家への影響

2023年03月12日 | 設備/外構/庭

当然、覚悟はしていたんだが、空き地(藪と草むら)だったところに家が建つと、窓からの景色が変わる。2階テラスの大部分は逆側にあるので影響は少ないが、テラスからの景色も変わる。

  影響を一番心配していた、2階寝室の窓。

朝起きて、横たわったままの体勢からの景色。写真では伝わりにくいがこの窓はでかいので、遠くにドーンとヤシ畑と、バーン!と空が見える。とてつもなく気持ちがいい。そのままベッドの上で柔軟運動をすると(オサレな人がするヨガみたいなもん)、身体も目もスッキリさめる。

隣地は幅がうちの半分しかなく、敷地の6割の面積(残り4割は環境保護政策がらみの規制あり)に二階建てで家を建てるだろうと覚悟していた。目の前が壁(ここでは家の外壁は日本でいう塀を兼ねる)になると悲しんでたんだが、先日現場責任者に聞いたら二階建てになるのはもっと北側の狭い部分だけだという。ああ、よかった。

 玄関の室内側(めちゃくちゃ広い)にある窓

モロに影響を受けるのがこれで、朝コーヒーを飲みながらネットをするテーブルからの窓。いや、ネットをしながらは窓の外は見ないが、まぁここも小さいながらガラス4枚分なんで、この開放感はたまらない。朝日の美しさもたまらない。難を逃れた2階寝室の真下よりちょっと北。上と同様、遠くにヤシ畑が見えて気持ちいいんだが、ここは影響を受ける。

 受け始め。柱の鉄筋が立った。

 受けた。

 昼間。工事中。

一応、うち側の壁面もブロック積んだだけじゃなくて、仕上げのモルタルを塗るという。メキシコでよくある境界代わりなので、うち側にペンキを塗るならうちの工事。まぁ、仕上げを見てひどかったら塗るかもしれない。以前の隣地は草ぼうぼうで大きな木があった(蛍がいっぱいいたのに家建設のために切り倒した)んだが、そのときより塀というか壁ができた今の方が、うち側が広く感じられる。何か植えて大きく育つのを待つかもしれない。遠くにヤシ…はすごくよかったが、日本の庭みたいに狭苦しい庭も好きなので、これはこれで楽しみではある。

 テラスから隣地の南端あたりを見たところ。

切り倒した木や落とした枝とその葉などを放ってある。敷地への入口側(小道に面してる側)は北なんだが、家が建った後、どうやって搬出するんだろう。いや、どうにかするんだろうけど、ここに積んでいるのを見たとき現場監督能無しか?と思ったんだがやっぱりそうで、立てた鉄筋の位置が違ってて基礎を壊したり、動線がなっとらんくて工事が遅かったり、ひどい現場である。

彼らがアホすぎるのか、うちのワーカーチームがとてつもなく優秀だったのか、分からないが、とにかくLさんと彼が呼んできたチームには感謝しかない。


水、来ない、再び

2023年01月24日 | 設備/外構/庭

実に久しぶりに水道関係(水回りじゃありません)でトラブル。4ヶ月続いた断水は選挙のときだから4年前か。そのとき解決されてから、まったく問題がなかった。近所では開発が進んでキャパオーバーによる不具合がずっと出ていたが、うちはOKだった。

プログレソ市水道局の報告は、やれ配水管が破裂して修理するたから市内のどこそこのポンプ止めるとか、だいたい問題箇所自体は2日もあれば解決する問題で、その後、上流にある家庭の貯水タンクから順に満たされていくのを待っていればいいだけだった。4ヶ月断水でドンと貯水量を増やしたしな。

今回も大きな取水井戸からの太い配水管が破裂したから修理という告知は見ていて、数日後に村のポンプ場が1日止まる(原因不明)というお知らせにも気づいてたんだが、うちは結構下流なんで、あんな太い配水管=上流でトラブってたんなら時間かかるか…などとのんびりしていた。しかしその後、はて、まだ来ないんじゃ…と思った途端にうちの貯水量がピンチなことが発覚。

すぐに給水車(水道局の断水時サービス)を呼んだら、タンクローリーじゃなくて作業員が来た。4ヶ月断水のときのおじさんとあと2人。なんと、「ここ、問題が多いから見に来た」と言う。当時呼んでも呼んでも反応がなかったり、今でもガイジンたちは対応の悪さを常に嘆いているので、オンラインサービスがあるにも関わらず水道局まで出向いて料金を毎月払い続けてきた賜物である。

久しぶりなんで話が長くてすみません。結局、ポンプ場からの第一配水管から分岐するところでは問題なし、そこから向かいの家の敷地内を通ってくるんだが向かいの家を出るところまでも、水圧は低いが問題なし。

 向かいのうち方面から見たとこ。

相棒が立ってるあたりに、うちの貯水層への取水口がある。

  我が家から向かいのうち方向を見たとこ。

左の白い電柱のあたりが向かいの家を出たとこ=そこまではなんとか水が来ている。次に掘り出したのがうちの貯水タンクに繋がってるチューブで、そこではアウトだった。うちでは何にも変えてないんだが、人口が増えて水圧が下がってるから敷地内で少し高くなってるところを超えないんじゃないかとなった。写真のもう少し手前、大きなゴムの木が生えてるところなんで、根っこが育ってチューブを持ち上げたのか? そこで作業員「もう少し掘って下げるけど、人口増えてるんでそれでダメだったら貯水タンクの取水口を下げるしかない(これは我が家の作業)。けど、今日半ドンなんで来週また来る」

えーこの途中でも帰るのと来週本当に来るかどうかわからないのはメキシコではお約束ですので、はい、ありがとう、じゃあまた来週。結局、やっぱり来なかったんだが、まだ〜?と水道局にメッセージ入れたら、すぐ来てくれた。もう少し掘って下げる…をしたら、なんとか貯水タンクまで水が届くようになった。めでたしめでたし。

その、人口増で水圧低下というのは作業員と我々だけではどうしようもないので不安要素として残るが、市も頑張ってるんでポンプ増設とかで乗り切っていくんではなかろうか。

で、掘って埋めただけの状態で帰っていった(これもお約束)なので、あたりをならすとか始めた相棒が、ついでにその取水口を下げた。素晴らしい。

 ドリルのコードが繋がってるあたりにあった。

 ついでに位置を変えた。

タンクを入れてあるところはコンクリスラブを打ってあるので(重いから)、タンク自体の位置、つまりタンクについてる水が入る口の高さは下げられず、水道チューブからの取水口を下げるといっても限界がある。コンクリブロックが空いてた所の近くに別の穴を開けるのは無理なのと、少しでも距離を縮めるため。

  作業中。

 完了後。取水口での水圧もさらに少し上がった。

思えば、新築時、「ホリデーシーズンは水圧下がるから、貯水タンクを2個にする!とLさんがいばっていたのなんか、あの頃ならではであった。今の貸し別荘と住民数の多さを考えると、その程度の対策ではちょっと市内でポンプが止まったくらいですぐ水がなくなってしまう。

あー、ちなみにユカタン半島は地下水が豊富だが、人口増で吸う量が増えたため、カンクンがある隣の州では海水が入り込んで塩分が混ざる状態にまで悪化したらしい。で、そういう変化以外に、下水道整備も含めてなんでこんなに水で苦労するかと言うと、ユカタン半島が真っ平らだからです。世界遺産ウシュマル遺跡があるあたりで少し標高が高いものの、半島北部が本当に真っ平らだからです。半島北側のメキシコ湾沿岸から40キロくらいのところにあるメリダで海抜10メートル。そんなところでは傾斜による流れが一切期待できないので、ただでさえ貧乏なプログレソ(こちらは市内全域海抜0メートル)でこれでも、納得はいくのよ。


緑地割合

2022年09月30日 | 設備/外構/庭

メキシコの環境保護政策は厳しい。というか、他のことも同じなんだが、庶民にわかりやすくウケやすい決まりを作りがちで、かつ議会で「ダメー!」と決まるのもすごく早い。リサイクル!エコ!人権!的な話は、世にウケるものをさっさと決めていく。日本みたいに諸事情を検討して…なんて悠長なことは言わない。しっかり守られなくてもそれがデフォなんで、構わないのである。

で、温暖化がらみ&自然を大切に…で、環境保護目的でいろんなことが決まっている。その1つに、「海岸線から20キロ以内の地域での開発申請は、敷地の40%までが緑地のままでなければならず、かつ海岸植物が植わっていなければならない」という規則がある。規則自体は連邦のもので以前からあるそうだが、おそらく適用や細かいチェックは申請を受理する自治体に任せられている。

先日、隣の空き地(プールの隣家とは逆側の藪)を買ったアメリカ人のおばさんが建築士と一緒に、開発許可(ここは建設許可とひとまとめ)申請のための計画を作りに来た。自分とこの敷地は草ボーボー、サボテンもあるし木も伸び放題で踏み入って行けるところが限られているので、いつもうちの脇からアクセスさせてと言ってくる。

 緑地(おばさんの言葉でアンタッチャブル)部分の印。

見辛いですが、赤いテープで囲ってある。一緒に連れてきたワーカーが草をかき分けて作業している間、おばさんが海岸植物のリストを見せてくれた。学術名で全然わからないが要はこのへんに生えている植物で、そのまま残す分にはまったくOK。

だが、引退外人の典型的な「憧れのビーチフロント」というのはプールの周りに白い砂入れて木は椰子だけ…なので、ほとんどが苦労する。ユカタンの生態は、そういうんじゃない。カンクンも、今の姿は人工ですから。

おばさんは我々と同じくどっちかというと自然なほうがが好きなんだそうだが、さすがにボーボーは困る。で、ある程度は切り倒すとなると、代わりにその海岸植物のリストにある何かを新たに植えなければならないらしい。

40%の部分を残さないと罰金で、それも重機を入れてガーッと…みたいなことをすると百万ペソだという。ほんとかな。まぁユカタンは犯罪が少ない分、交通警察とかそういうことには厳しいんで、まんざら嘘でもないだろう。

 使用禁止(現場いじるのも禁止)の看板

最近プログレソで、ビーチを清掃していた市民グループが景観が変わったことに気づいて「この家、木切ってる!」とお上に訴えた結果、裁判所命令が出された。以前は地を這うように伸びる海岸植物が生えていたのが、つんつるてんの砂浜にしてあったらしい。3軒の貸別荘に罰金と使用(営業)禁止令。うちの近くでも、この張り紙をよく見る。

ちなみに運用強化以前の建設には適用されない。うちはOK(それどころか開発申請なしで建てたが、市役所による土地利用状況のアップデートというか、現状確認をしたので、既成事実になった。今じゃ考えられない、古き良きメキシコ)

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別に上の話と関係ないんだが、門扉というか、印を新設。

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 近くで見るとこう。

なんだかよく分からないが、隣家が松を切り倒したときにもらっておいたのを使って、相棒がオブジェを作った。

家の前の小道が袋小路なんだが、その先のエアビーが小道を私有地化していてUターンするスペースがないので、だいたいうちとうちの向かいのあたりの広いところまでバックしてくる。別に何度か切り返すくらい構わないんだが、あまり重い車が入ると地面が下がる(ハリケーンの時に水たまりになりやすい)し、ついでに木を傷つけたりもう1つのオブジェにぶつけたりするので、「入りにくそう」にした。

ただでさえ人が増えてうざったいので、自分とこ近辺でいろいろ対策したり、周りがつるっ禿げになっても我が家だけは緑が残るように、日々努力を怠らない。

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 隣村の桟橋のあたり。

フロリダに被害をもたらしたハリケーンは、キューバから北上してここには来なかったが、いまだに家の中にいても波の音が聞こえる。普段だと風が強い夜くらいにしか聞こえない。何かあっても嫌なので泳ぎに行ってなかったが、禁断症状というか、どんな感じかなと思って、隣村の植木屋を除くついでに桟橋へ。

見てください、この小さい波。これで海岸から100メートル離れてるうちで音がする。どれだけ障害物がないか。

ただ、普段はここの白波は、高いときでもせいぜい横に3メートルくらいの幅でなのが、一線に並んで寄せている。これはやっぱりハリケーンの影響だと思う。

ハリケーン後の隣村の桟橋。後半、遠くに貨物船とクルーズ船のターミナルが見える。

丸見え対策

2022年08月18日 | 設備/外構/庭

先日、朝っぱらからガーガーと重機の音がすると思ったら、大掛かりな伐採をしていた。「うちの隣の隣」と「私有地化してできた、その隣」の2軒から小道を挟んだ大きい土地は、木がボーボーの大きな藪になっていて、我々は鎮守の森と呼んでいる。どんどん緑が減ってく中で、最後の砦的に我々にとっては重要だったんだが、いかんせん他人様の土地、少し前に売り看板が立ててあったので、すわ!整地か!と驚いて見に行った。

 この他にも重機が2台。

市の制服を着た人が8人くらいと、一般人らしき人間が5人くらい集まっていた。市の人に何事かと聞いたら、「エントラーダ(隣村への幹線道路を曲がって海へ向かう道)の、木が植わってボーボーになっている部分をきれいにせよ」と、近隣住民が署名を集めて請願したとのこと。そんなの知らねえぞと思ったが、エントラーダの向こうに家を建てているメリダ人夫婦がいて、旦那が署名したと言う。

署名したのは、エントラーダに面する貸別荘と、「私有地化してできた、その隣」(自腹でエントラーダ一部を更地にして駐車場化した奴)と、そのおっさんあたりであろう。メリダ人、余計なことすんな💢。けどまぁ、道なのは確かだし、市は言われたら伐採しないわけにはいかない。我々と好みが違うだけで、誰も悪くない。

 我々が引っ越してきた頃のエントラーダ。

道幅はやっと小型車一台通れるか…くらいので、鎮守の森の木は今より小さかった(森の背丈が低かった)けど、道だろうが人の土地だろうが原っぱには変わりない、道はかろうじて草が少なくて轍があるからわかる…って感じだった。それが、エントラーダに沿って土地が売れてブロック塀ができたり、通る車が増えて徐々に道らしくなった。そして本日ついに、市が入った区間は、あっという間に幅が15メートルもある砂地未舗装道路になってしまった。

ちなみに、鎮守の森に限らず、切り倒されなかった木は大きく育っている。

 1階の屋根から海を見たところ。

矢印の先が水平線ですが、建設当時はもっと海が見えた。ウォーターフロントの景色はいいものだが、家の細かいところをよほどちゃんと作らない限り、ハリケーンを考えると奥まったところの方が無難である。資金がたっぷりあったら話は別だけど。

で、うちの近くのエアビーのおばさんも出てきてて、「鎮守の森の売主と話したら、土地の幅は25メートルと言ってたが、本当はそのうち5メートルは道で、実際の幅は20メートルじゃないか」と怒っていた。そんなことはどうでもいいが、おばさんが聞き出した売値が凄い。おそらくしばらく売れないのでまずは一安心だが、それは別の話。

 重機から逃げ出してきたモグラ。

蛇も数匹。鎮守の森の方角へ逃げた動物は大丈夫だったろうけど、住処が狭くなってかわいそう。ちなみにここではモグラを食べる。我々がカワイイ!なんて写真撮ってる傍で、あれは美味い、捕まえろ!と騒いでいた。逃げられたけど。日本の鯨といい、タバスコの亀といい、食文化と行きすぎた動物愛護は一生相容れない。食文化ならしょうがないってことで口は出さなかったが、本当に可愛いんです、モグラ。

 伐採前。枯れ木の山の奥が、木がボーボーの道。

 同じ電柱。

鎮守の森は、電柱から右の部分。当然、売地看板は勝手に移動された。

 エントラーダ沿い。まだ作業中。

で、私有地化競争のときに心配した「丸見え問題」である。そのときは、将来グリーンカーテンになるように杭を立ててそこらのトケイソウを移植し始めた(まだ全然育ってない)んだが、そんな悠長なことは言ってられなくなった。

 作業前。エントラーダ方面から見たところ。

 作業後。

 近くから見ると、こう。

洗濯場においてあるガスボンベ・給湯器・洗濯機・自転車が隠れるように、ブーゲンビリアを移動した。

 元の位置。北側(写真手前)へ移動。

ブーゲンビリアはガンガン育つので、お隣さんに邪魔にならないよう、うちも出入りしづらいことにならないよう、そしてエントラーダからは完全に目隠しになるよう、好きなように剪定できる。

ちなみに、エアビーのおばさんは我々と同じく、緑が好きなタイプ。どちらかというと珍しいタイプで、メリダ人に限らず都会人には偽善者が多い。地球を守るだのああだのこうだの言いつつ、文句言うのは大規模開発とか紐が絡まった亀とかばっかりで、こういう小さい緑は別の話だと思っている。てめえんちはボーボーは嫌で、オサレな椰子の木だけってのが好きなのである。幸い、我々が引っ越してくる前からいた(と言っても別荘だけど)ご近所さんたちは、当時のこの辺が好きで土地を持ってただけあって、元からある藪にはあまり手を入れたがらない。

今回、セキュリティー対策を急がなければならなくなったのも、我々以降に引っ越してきた人たちによる村の変化が大きいからである。

ご近所さんたちも昔は玄関に裸電球をつけてあるだけだった。夜、幹線道路からエントラーダを通ってうちまで帰るのに懐中電灯が必要で、それこそ下手に泥棒に入ろうと思ったら灯が必要で、かえって怪しかったくらい。あたり一帯でうちだけ建物の中も明るくて、「誰か住んでいるうちがあると、泥棒がうろうろしないから安心」などと言われていた。

それが新参の貸別荘がサーチライト並みの明るさの街灯をつけ始め、そうなると自分のところは薄暗くて泥棒にとって入りやすそうに見えるというので、今ではみんながサーチライト。昔は夜空が綺麗だったのに(涙)。

いや、夜空じゃなくて、夜でもエントラーダからガスボンベが丸見えなのである。ブロック塀とか、いっそ金属製のゲートみたいなやつとかいろいろ考えたんだが、金もかかるし人工物は見苦しいので、いいアイデアを思いついてよかった。早く育ってくれ。


ブーゲンビリア他

2022年07月04日 | 設備/外構/庭

まずは、ブーゲンビリア

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きれいでいいんだが、この時期(多少雨が降る)やたらと伸びてすごいことになる。で、このきれいな赤い葉(真ん中に白い花)はガンガン散って、そのへんの吹き溜まりは乾燥した赤い葉でいっぱいになる。隣地へも吹き飛ばされていく。数日で色が褪せ、雨が降るとじめじめして(ただでさえ高温多湿)地面からやたらとキノコが出てくる。

というわけで、伸びすぎるとバッサバッサと切り落とすんだが、ちょうど花(葉だけど)が真っ盛りの時期なんで、ああ無情ってな感じになる。人が訪ねてくる予定があったりすると、まあ、きれいなんで数日調整することもあるけど。

この作業は年に5回くらい必要。敷地をブロック塀で囲っているような家は、塀に沿って伸ばしたり金属製の何かを設置して「美しい庭木」になるようにしている。うちはどういうコンセプトなのか、よく分からない。玄関口と、有用じゃない(食べられない、加工して使えない、などの)植物は、相棒の担当なんで。

 

その相棒、家の東側にいろいろ人工物を作っている。こちらも、よく分からない。

  

家のすぐ脇に溝というか川というか窪地というかゴルフ場のウォーターハザードみたいなものを作ってあって、橋(2枚目の写真で手前に見えている四角いコンクリ)もかけてある。老親が来ていたとき、足元が悪くて(東京の舗装された歩道みたいにはいかない)難儀していた。

  

隣の土地(うちの東側、隣家の逆)が売れてもうすぐ家が建つ予定なので、枯葉が侵入しないように柵を作ったとのこと。材料は、隣家が大きいカラマツを切り倒したときもらったもの。

 

で、相棒はあまり興味を持たない、有用なもの。

 まずはニームの実。

去年よりたくさんついているが、相変わらず熟れて落ちたって実が見つからない。アリか鳥にやられているんだと思う。当初はインド人の動画に従って熟れて落ちた実を待つつもりだったが、一年分のアリ避けを作るという目的があるので、念のため収穫することにした。

 こちらは謎のインドゴム。

車の日よけになっている玄関側の木。それ以外には、特に役に立たない。

小さかった苗木がガンガン伸びて3年目くらい?にポツポツ実をつけ、食べられるか!と期待したがダメで、年々数が増えて多少大きくなってきている気もしていた。それが、今年は鈴生り。落果しなければ、大きさ直径3センチくらいになる。

あまりに多いし、ここは大して美味しくない木の実も砂糖をぶちかましてデザートにしたりするんで、うちもやってみようかなとも考えたが、イチジクみたいな造りなんですよね。下手すると中毒の危険がありそうなんで、やっぱり(今年こそ)諦めることにする。まあ、いいや、いい日陰なんで。

食べるのは諦める…でいいが、アリにはいい食料になるようで、よく見ると落ちた実にいっぱいたかっている。家の近く(壁から3メートルくらい)で「豊かな食生活で大繁殖」されても困るので、拾っては大繁殖してもいいところへ投げ捨てる…を毎日💢。まあ、しょうがないや、いい日陰なんで。

 

おまけ

 小道を私有地化している、Vさんのエアビー。

小道の私有地化はこちらの記事の後半。とうとう私有地化しているエリア外(うちの隣の土地の入り口のとこ)に、ゴミ回収用の台(写真右端)を作った。ここでは野良犬にかじられて悲惨なことになるから地面にゴミ袋を置くのはご法度で、ゴミバケツだと盗難の恐れがあるため、こういう台を作る家は多い。が、普通は自分ちの前、道路との境界あたりに造る。Vさんちの場合は、カクカクしてる道の向こう、家の目の前あたりに作るべき(本来は)。

その上、エアビーなんで、客によってはゴミ袋にきちんと入れずにテイクアウトのビニール袋やプラ皿なんかもバラバラと載せて帰っていく。だいたい帰る時間帯は凪いでて、帰った後に風が吹くとそのゴミがどこかへ飛んでいく。まあ、テキトーに捨てていくような輩は、風なんか気にしないけど。

隣の土地にだんだん溜まっていってるが、工事の時に生えてる木と一緒にガーッと捨てるであろう。ゴミがうちから見えなければいいんで、もう好きにしろと思ってるが、さすがに隣は工事が終わって住み始めたら文句言うんではなかろうか。

 

おまけ2 最近の空(朝)

 

ちぎれ雲は海岸寄りの洋上に生まれて、東風に乗って移動する。10時ごろには消えてピーカン。

夕方もっと南のメリダの方で雨雲が発生して、ここまでくるかどうかは雲の勢い次第。


柱サボテン

2022年06月18日 | 設備/外構/庭

 玄関脇の柱サボテン。

うちには三角から七角までのいろいろなサボテンがある。敷地に生えてたものや周りのほとんどの土地が藪だった頃に、いただいて(ぺちって)きたもの。それらをまとめてサボテンパークにしてあるんだが、これは高さ1メートルくらいのを頑張って持ってきて植えたもの。飾りですね。

この種類はめちゃくちゃ大きくなる。近所で一番大きいのは高さ5メートルくらい、枝の広がり(横)も同じく5メートルくらい。つまり、手に負えない大きさである。なので、うちのは根が育たないように地下に大きな植木鉢を埋めて、その中に植えた。

それでもここまで大きくなり、6月から7月にかけて花を咲かせる。

 こんなの。ゴージャス。

夜咲いて、翌日の昼までにはしぼむ。去年はすごくて、あちこちから出たでっかい花が常に5個くらい咲いている状態が2週間くらい続いた。今年も一回早咲き?の蕾が出たんだが、早すぎて咲く前に腐って落ちた。

こんな感じで、花の心配はないので、大きさ対策をした。上のきれいなところをちょん切って、下は捨てて、上の部分を植え直す。トゲがごついので、持ち方に注意しなければならないが、基本的に細かいことは気にしなくていい植栽作業である。くびれたところを切るとそこから根が出るので、とっても簡単。

日本の果肉植物ファン?は何やら小さくて可愛い植木鉢で育てているようですね。サボテンの国では、食用以外はどちらかというといらないもので、誰も見向きもしない。ああ、カッコいいのは植木として改めて場所を決めて植えて、きちんと手入れしている家もあります。金持ちとか。

住み始めた当初、おお!メキシコ!とサボテンなら何でも大事にしてたら、蛇が来るから取って捨てろとほとんどの友人に言われたくらい。

ともかく、うちではただの白塗り(と安っぽいドア)のそっけない玄関に華を添える、大事な飾りなのである。

 完成。

 

庭ついでに

 棕櫚の実

敷地内に生えてる、そこそこの大きさの棕櫚が3年前から花を咲かせて実をつけるようになった。実は熟す(食べられないけど)と、すぐ下に落ちるかころころと転がっていく。2年前、芽が出た。長細い葉が1本だけツンっと出て、そのまま1年、大きさもあまり変わらないまま。去年は、その出た芽が多少は育って、一番優秀なやつで葉が3枚になった。

とにかく、自分たちが死ぬまでにきれいな棕櫚の木にはならなそうなので、きちんと間引いていくことにした。間引きといえば聞こえがいいが、草むしりの要領でほとんどの芽を摘み取ってしまう。

で、今年もどっさり実をつけたんだが、芽が出てから引っこ抜くよりこの時点で駆除した方がラクと気づき、ばっさりカット。

で、この実というかタネ、何かになりませんかね? 枕の詰め物なんかどうだろう。湿度が高いのでそば殻なんかの枕がほしい(一応麦茶の茶殻は干して貯めてってる)んだが、あんな感じにならないかなぁと、現在乾燥中。と思ったら雨季突入。相変わらず滅多に降らないが、毎日湿度が高いのなんの。まぁ、今すぐどうということはないし、実もどんどんつけるんで、失敗したら捨てればよろしい。


私有地化競争

2022年01月14日 | 設備/外構/庭

正月も早々、カンカンとマチェーテで木を切る音がしていたので見に行ったら、隣の隣の隣の家(ビーチへ向かうエントラーダ沿い、2年ほど貸別荘だったところをメリダ人が買ったばかり)のワーカーだった。

貸別荘だと、でかい音響設備があって一晩中大音量で音楽が鳴ったりする。現にエントラーダの向こうの貸別荘ではホリデーシーズンにときどきそういう客が泊まる。

その土地の貸し別荘では、子供づれや若者が騒ぐ声がする程度だった。さらに、貸すんじゃなくて自分の別荘にする人(=もっと静か)が買ったと聞いてホッとしていた。が、緑地を減らすということをしやがった。

その家の緑が減ったという意味ではない。敷地周囲をぐるっとブロック塀で囲っているが、切り倒した木が植わっていたのは小道とその向かいの他人の土地の一部なのである。つまり切る権利はない。

 写真右端に写ってるのがその家。

電信柱は、森と小道の境界に建てられたんだが、道まで木が伸び枝が広がって森の中に埋もれていた。この電信柱から電気を引いている我々は、何かあるたびにトランスに電気公社がアクセスできるように周りの木の枝を切り払わなければならない。が、すぐ伸びる。だんだん緑が減っている中、この誰かの土地と道に生えている木々は、砦のようになって我々に憩いをもたらしている森なのである。

枯れ木(切った枝)の山の手前左に見えるのが、うちの奥にある貸別荘の看板というか道案内で、今は砂地になってしまった手前に立ててあったのを、そのワーカーが勝手に移動していた。

ほとんどが道の部分なので、市役所が切ったと思えば諦めもつくんだが、問題が生まれた。

 うちの洗濯場方向から見る

木を切り倒したスペースが写真真ん中の白い家のあたり。これまでは、電信柱の周りの木々で見えなかった。

 近寄るとこう。

つまり、エントラーダの通行人から、うちの洗濯場が丸見えになってしまったのである。洗濯場には湯沸かし器やガスボンベや自転車や洗濯機などが置いてあり、一応鎖で壁につないであるものの、丸見え。

うちも隣も隣の隣も敷地の周囲を囲ってない。境界の位置だけ決めて、仲良く開放的な空間を楽しんでいる。エントラーダからこっちは知らない人間が通ることなど滅多にないので、近所同士で丸見えでも気にしてなかったのだ。

が、エントラーダはビーチに行く人やうちの以外の小道沿いに建っている別荘に行く人も通る。そういう家に雇われたワーカーも通る。丸見えというのは見栄えの話でなく、盗んでくださいと言わんばかりの状態なのである。

 対策。

とりあえず隣の隣にもらってあった松の丸太を立てた。将来的にはきゅうりとかでグリーンカーテン?ができたらいいなと思うが、とりあえずは何か掛けて中のものが見えないようにする。余計な仕事を増やしやがって。

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ちなみに、その「木を切ってしまった家」の土地は、詐欺で生まれた変な土地である。何回か売買を繰り返した結果、既成事実化した。が、どこでどう間違ったのか外壁を変なところに建てたので、隣の隣のうちの土地との間に変なスペースが生まれた。

 左の木製電柱と白い壁の間は、誰のものでもない。

か、あるいは白い壁の家が狭くなってるだけ。

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 道を私有地化している、また別の家。

こちらはうちの奥。本来道がカクカクと曲がってるところだが、白い石で入れないようにして、自分たちの駐車場として使っている。(自分たちが入るときだけ石を退ける)

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なんでもありなお土地柄なので、できることは自衛のみ。

 エントラーダからうちへの小道を見るとこう。

 左の小森の半分は本来道。小森より右がうちの敷地。

つまり、小森の左側だけが道で、小森は我々の敷地内に見えるように、せっせと小森の成長を促している。今回の作業のついでに、門代わりの石のオブジェをちょっと道側に移動してやった。奥の家の車がオブジェを避けて通ると、轍が移動して道も少しずつ移動する仕組み。

住んでるもん勝ちではあるものの、心優しい日本人の移民には他人の土地をいじる勇気はないので、道が勝負なのである。

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  サボテンパーク。

丸いタイプが花をつけた。向こう側の丸いやつは赤い花が咲くので、別の種類だったらしい。

 いつも食べてるビスケット。

裏表を間違っている。ベルトコンベアの質が悪すぎるのであろう。こんなことでは驚かない。


サボテンパーク

2021年11月17日 | 設備/外構/庭

 サボテンパークを移動した。

ノパルという食用になるサボテンの近似種が欠けているが、この辺に植わってる種類をコンプリート。その偽ノパルはとにかく成長が早くて、大きくなりすぎて駆除したんだが、どこにでも生えてるんでそのまま忘れていた。ちなみにトゥナという実もなる。

 こんな感じ。

補充予定の偽ノパル以外は、柱サボテンが3角から7角までと、ボール型のと、アガベ(リュウゼツラン)タイプが二種。コロナで滞っているが、日本からお客さんが来ると喜んでくれる。

 移動の理由。バナナ。

お隣さんがメリダの自宅から持ってきたバナナ(の残り)をもらうたびに美味しい美味しいと褒めていたら、一本くれた。日本ではバナップルというらしいが、はっきり行って日本語の基本から外れている。命名するなら正しくはりんごバナナである。りんごのような爽やかな味がする上、このお隣さんちのは柑橘系の香りまでする。スペイン語で plátano manzano(正しい命名)。

褒めた翌週は「なったら食べろ」とこっちにも植えてってくれて、こないだピブを作ったときは葉っぱを持ってきてくれて、今回は「自分でも植えろ」と苗木?(バナナは草です)を持ってきてくれた。

このりんごバナナは、日本では確かフィリピン原産のが流通しているが、ここ(ユカタン)のはキューバ原産の絶滅危惧種である。メキシコにはいろんなバナナが生えてて放っておくと始末に負えなくなるというが、それは土のいい内陸部の話で、かつ貴重な美味しいバナナである。この塩気を含んだ砂地では大切に育てなければならない。

 バナナを植えるために垣根代わりの林をいじる。

この林は海のぶどうとよくわからないつる草とマングローブ的なやつが引っ越してくる前から生えている。なので、砂地よりはマシだろうというわけで、いじるというかスペースを空けた。(話が前後したが、今まではここがサボテンパークだった)

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 仏像ホテルの進捗。

 敷地の奥に着々とコテージ。

。。。と思ったら、外人御用達の魚屋が言うには、ジャパレスになるという。現場監督が行ってた「アカプルコから来てホテルを建てる」というのは何だったのか?

小洒落たなんちゃっての可能性は高い。何しろ田舎だがガイジンが多い海岸沿いの村である。メキシコ寿司なら安くて美味しいとこあるもんなぁ。ビールに100ペソ(200円弱)も払うようなレストランだったら、客として行くんじゃなくて何か売り込んでやろう。

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 最近の海。

もう水が濁っている。少し緑がかったカルピスみたいだが、別に汚くはない。寒波のせいで砂が巻き上げられて冬にはこういうふうになるので、来年の3月末まで泳ぐのはおあずけ。海藻が戻ってきたので、時々拾いに行く。ここの人たちは毛嫌いしているので、団地でカラスに餌をやってるキチガイ婆さんのように思われているであろう。

 最近の猫。

 ピブに入れた豆で作った赤飯。

エスペロンというその豆がよく調べたら何とささげだったので、さっそく。保存の悪いもち米をわざわざメリダまで買いに行く気にならず、うるち米どころかメキシコ産の短粒米だが、味は久しぶりのお赤飯でございました。


晩夏

2021年10月02日 | 設備/外構/庭

海の近くのこのへんではメリダ以南のように「食べられるものがなる」植物が少ない。ヤシの実と海のぶどうくらいじゃないですかね。なので、海のぶどうが終わると、ニホンジンは「夏は終わった。でも秋か?」と思ってしまう。

最近ようやく最高気温が31℃、最低気温25℃くらいになってきて、1月には最低気温が15℃まで下がって寒い寒いと大騒ぎするので、まあそれもまちがいではない。だが、一番暑いのが3月末から5月で、そのあと普通に暑い夏が来て…と変なので、四季感が狂う。植物も変な時期に芽を出す。今、真っ盛り。気温の話だけじゃないのだ。

 落ちた実から芽が出た海のぶどう。

 黄色い花が咲く木。よく街路樹に使われている。

 うちの畑のメロン。

  ドラゴンフルーツ。

もちろん、メロンとドラゴンフルーツは自然のものじゃなくて、買ってきて食べたあとの種だが、真夏だと暑さで死ぬのもあるので、35℃まで上がらなくなってから育てるほうが発芽率が高い。

ドラゴンフルーツはサボテンの一種なので、メキシコ中にある。ちなみに、ピタヤという。正確にはピタアヤ。ピタヤという果物は別にあるんだが、スペイン語人は長音短音の区別がつかないので、ピタヤで通じる。

 こういうふうに生産する。

放っておくと地面にデロデロ伸びるタイプなので、ある程度の高さになるまで丸い枠をかましたり、ぶどうみたいに棚を作ったりして育てる。

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一応、ススキっぽい草が生えてきたり、インドゴムという木の葉っぱが黄色くなって落ちるんだが、秋っぽいという気はしない。

 シュロの芽も急に大きくなり出した。

ずっと細長い1本の葉だけだったのが、ここへきて2枚目が。日本の春みたい。

 相変わらず、ビーチも快適。

拡大してもらうと、プログレソの埠頭に着いた客船が見えます。コロナがましになってきたので、クルーズ船が復活している。相変わらずユカタンだけで毎日死者10人以上だけど、来るものは拒まない・観光業大切!なので、そのへんは気にしない。

 手前のがペリ太郎。

1羽、頭の黄色い部分が他のと違うのがいて、泳いでるとずっと眺めている。眺めてはいるが以前のように警戒してないのがわかる。いつまでも泳ぎにくるヒト(個体)として認識したのか。お礼に名前をつけてやった。

 ピッグビーチの子豚。

2センチくらい成長してた。体育の授業(海水浴)を見たくて行ったんだが、獣医が来ないとかで時間割を変更されてた。残念。

 ピッグビーチの反対側。

村の漁師が船を止めているラグーンと海の間の水路。遠くに見える橋は、いつもプログレソへ行くときに渡る橋。

 海軍士官学校協会のユカタン支部。

基地もある。逆か。

 仏像ホテル。

ちょっとオリエンタルにしてみました風のトタン屋根。これからゴテゴテ飾るんだと思う。赤いゲートには何とか酒店の文字。よくできました。

 最近の朝。

太陽が昇るのがだんだん南にずれてきた。冬になるとココ林の上から日が出て、朝焼けが多くなる。こんな真っ平らなところで、こうして毎日観察してたら、マヤ人じゃなくともカレンダーくらい思いつく。